関西学生アメフト 立命館大学 注目選手・スタッフインタビュー

2017年11月18日 / 未分類

#1副将編

11QB 西山 雄斗/副将
23DB 橘 亜門/副将
99LB 島野 純三/副将


—副将に就任したきっかけは?

島野「3回生から4回生に上がる時に、今年はどういんチームを作っていくのかを決める回生ミーティングがあり、その時に主将、副将を決めることになりました。最初は自推を含む投票だったのですが、自分に入れたのが今の主将の近江だけで、他は投票順の幹部になりました。最終的に。言い方悪いですけど(笑)」
橘「でも回生ミーティングでチームのリーダーで大事なところだから投票だけで決めるのではなく、票が入っている人はおるけれど、その人が本当にやるという覚悟がないと承認できないという話になったので、その中で俺ら三人を含めてやりたいと思ったので副将になりました」
山「まとめたな(笑)」

—副将になってからはどうですか?

島野「事務的な作業がすごく増えました(笑)やっぱり。そういうところでは、大きな組織ってこうやって成り立っているのだと自分自身の勉強にもなりました。事務的な作業が増えた分、フィールドとかウェイトルームとかで自分の思いや感情を他の人に伝えやすいです。副将というものを纏うことによって、すごい自分の言葉をみんなのところに届けやすくなったし、自分自身言いやすくなったので、自分自身の行動は結果的に変わったかもと思います。副将になってよかったなと思うし、やりやすいなと最近感じます」

橘「西山も俺も去年からパートリーダーだったので、特に正直リーダーとして意識している事とかで、そんなに変わったということはないと思いますが、チームのトップに立っているという役職の重さというものは出てきているので、その分自分の言動にはより責任を持たなくてはいけないのかなと思っています」

西山「一緒です(笑)まず俺はQBなのでチームの中心にいないといけないポジションです。副将になる時もそこが俺の中で大きかったです。どちらにしても引っ張らないといけない立場だったけれども、それでもみんなが副将でもそれを発揮してほしいという期待があったので最後の最後に立候補しました。事務的なことが正直大きいですけど、やっぱり気持ちとかをみんなに言いやすい立場ではある反面自分の言葉や行動がチームに良い方にも悪い方にも影響しますし、率先して動くのは最初に主将、副将、その次に4回生というように、やって当たり前というのが副将なのでやっぱり責任が重いと思います」

—橘選手、西山選手から見て、島野選手はどういう存在ですか?

橘「ディフェンスでやっていて近いので思うのですが、自分を感情や熱量をそのままダイレクトに人に伝えることができるのが自分にはなくすごいと尊敬できるポイントです」
西山「背高いし、かっこいいし…(笑)」
橘・島野「そういうことではない(笑)
西山「ちょっとカリスマ的要素があります。不器用なんですけど…」
橘「変に副将感を出してしまうと空回りしてしまうのですが、素の純三がすごくみんなに影響を与える存在なのかなと思います」
西山「あとはちょっと気がぬけるとやばいことを仕出かすのが怖いところです」

—では橘選手は、西山選手と島野選手から見てどういう存在ですか?

島野「僕は根が真面目ではないので、亜門は俺がぶれそうになった時に読み返す教科書のような存在です。自分も副将とはいえ人間なので、気持ちがどうしてもネガティブな方に行ってしまうことがあるのですが、そういう時に亜門を見ると、そういうところも気を抜かずにやるべきことは真面目にやっていることがすごいなと思います。自分の気が抜けてしまいそうな時も亜門を見るとちゃんとしないといけないなと思える、教科書というかモチベーションのような存在です」
橘「よく言いすぎや」
西山「賢い。頭回る。そこから行動も裏付けされているのかなと思います。後は声がすごく声が通ります。聞き取りやすいので、熱いこと言ってるのが伝わりやすいです」
島野「すごい考え方が論理的でロジカルに考えることができます。事務的なことで組織をどっちの方向に持っていこうということを、スケジュールを決めたりするときに話し合いをするときも、今はあまりないですが、俺とか近江が熱くなってしまっても、亜門はそういう時も冷静に物事を考えてくれます。熱くなりすぎて、お互い言いすぎたり、軽く口喧嘩になり自分の意見をどうしも通したいって気持ちが強くなりすぎたときも、亜門は話が理論からずれていると戻してくれたり、それは違うのではないかと言ってくれます。自分がこうだと思ったら30人とか40人が違うと言っても自分が納得するまで意見を曲げないので自分を持っているなと思います」
西山「議論とか口喧嘩したら絶対負ける(笑)」

西山選手は、島野選手と橘選手から見てどのような存在ですか?

島野・橘「難しい(笑)プライベートな面ではちょっと変わっていると思います(笑)」
西山「最近全部それで片付けられる(笑)」
島野「僕は西山を見てて良い意味で自分の世界を持っていると思います。あと、僕は1回生2回生の時は、オフェンスで全然試合にも出ることができなかったのですが、西山は1回生の時からずっと試合出ていて、スター選手として注目されて、4回生になるまで自分と全く真逆のようなたどり方をしていて、僕が1回生や2回生の時は同期として焦りとともに憧れもありました。僕がとても印象に残っているのは3回生の時の2回目のKG戦の後、4回生が泣きながら次は勝てよとか言ってしんみりムードだったのですが、QBパートだけは西山が熱く「次は絶対勝つぞ」と向こうのサイドまで聞こえるぐらい大きな声で言っていてかっこいいなと思いました。そういう熱いとこがオフェンスにも浸透していっているのかなと思います。実力があるからこそ、言葉に説得力や影響力が出てくるし、西山も自分が思ったことを熱い思いを熱い言葉で伝える人なので、偉そうなことを言い方になってしまいますが、オフェンスは安心だと感じることができます。QBということで冷静な一面も持っているので近江が熱くなった時も良い相方として冷静に物事を見てくれる存在だと思います」
橘「全部純三が言ってくれましたが、熱さの中にも冷静さがあるというのは西山のすごいところかなと思います。熱く伝えるときは熱を持って伝えて、冷静に伝えることは、自分の考えた言葉で伝えるということはすごいと思います」

—初戦への意気込みを教えてください。

西山「関学にどうしても照準を合わせてしまいますがビッグライバルが見て的を絞らせてはいけないし、なめさせてもいけないと思うので、そういう意味ではビックライバルとの試合は初戦から始まっているといえると思います。それに加えて大学のレベルとか選手のレベルが高くても勝てる可能性は100ではないし、何か歯車が狂ったり、何かがあったら学生スポーツは分からないので、負ける可能性もあるということに、危機感を感じて、限りなくそれを0にしていくということがこれからの大事な作業になると思います。できる限りの準備をしっかりやりきり、胸を張って秋の初戦のフィールドに立てるようにしたいと思います」
島野「目の前のことに集中するのはもちろんで、目の前にいる敵を前に本気になれない奴は3か月後の試合で本気になれる保証はどこにもないし、関学が目の前に来た時にも本気になれないと思います。関学のためではないですが、目の前の敵に本気になって倒すために真剣に向き合うということが、できて当たり前のことかもしれませんが一番大切だと思います。どうしてもみんな関学を意識してしまって、そういうところがおろそかになってしまっていると思うので目の前の敵に本気になって1プレー、1プレーを大切にしていくことが一番大切だと思います」
橘「去年KGに2回負けて今年春も早稲田に負けて、自分たちが弱いというところから真夏のトレーニングや合宿を経て秋シーズンが控えているのですが、自分たちが強くなれているのかということはやっぱりKG戦でしか分からないし、日本一になった時に初めて自分たちが強くなったことが証明されるのかなと思っています。そのためにはそれまでの秋シーズンを通して1試合1試合自分達もまだまだ成長していかなくてはいけないし強くなっていかないといけないと思っているので、目の前の敵にしっかり準備して、しっかり勝って、成長していきたいと思っています」

—目標はもちろん日本一だと思うのですがチームの幹部として迎える今シーズンの目標をお聞かせ下さい。

橘「ディフェンスの幹部として、ディフェンスが点を取られなければ負けることはないし、日本一になれると思うので、全試合0点に抑えることを明確に目標として持っています」
島野「人が同じ組織、集団として、日本一という一つの目標を目指すことにおいて大切なのは気持ちやモチベーションだと思うので、勝ちたいと思うから努力をするので、僕がチームのモチベーションとしてあり続けたいと副将になった時から思っていて、みんなのモチベーションの火が消えかかっていたら、その火を灯す人間にならないといけないと思うし、心を折れそうな時に自分を見たら、勝たないといけないな、頑張らないといけないな、と思ってもらえる人間になり、そしてあり続けることが目標です」
西山「悔いなく終われるということが一番です。その悔いを残さないためには勝たなくてはいけないし、目標を達成しないといけないと思います。個人としては目標をもし達成できても、一生懸命それまでにすべきことをせずに日本一になったとしても、それには価値はあまりないと思います。しっかりと毎日一生懸命して、必死にやって、やるべきことやりきって、そして結果を出すということが、単純やけど目標です。加えて副将としてチームのリーダーとして、そう言った環境、モチベーションが高くできる環境を協力して作っていけたらいいなと思います。

#2プレイヤーを支える人たち~マネージャー編~

MGR(マネージャー)美濃辺優生
AZ(アナライザー)下崎五津子
TR(トレーナー)青松卓実さん


—その役職につくきっかけは?

美濃辺「私は3回生の夏までは選手として活動しており、怪我をきっかけにスタッフに転向しました。マネージャーとしてチームに貢献したいと思ったのでマネージャーになりました。
 主務になりたいと思ったのは去年の敗北を受け、今年こそは日本一のチームになりたい、自分もその中心としてそこに関わりたいという気持ちがあったからです」
下崎「私は『日本一』という言葉に惹かれ入部しました。その中でもアナライジングスタッフはチームの勝敗に直接的に関わっているため、最も近い存在で『日本一』に貢献できる役職と思い、その役職に就きました」
青松「正直、選手をすることに自信がありませんでした。高校ではアメフトをしていましたが七斗(RB西村選手)と同じポジションだったため通用するとは思いませんでした。それだったら自分のテーピングのようなトレーナーの技術で選手が活躍すればいいと思いました」

—その役職のリーダーになって感じること、大変なこと、嬉しかったことはありますか?

美濃辺「主務になって、自分の仕事1つ1つの責任の重さ、影響力というのを強く感じました。その分頑張らないといけないと奮起しました。大変なことは人数の多いチームをまとめること、動かすことです。私1人では無理なことなので、周りのスタッフの力を改めて感じ、仲間の大切さを感じました。嬉しいことや達成感を感じることができるのは日本一になってからかなと思います」
下崎「リーダーとして、私の1つ1つの行動・発言・判断が14人のアナライジングスタッフのすべての責任を背負っていることを感じました。さらに私たちのパートだけではなく他のパートと連携をとることが大変でしたが、うまく試合を運営できた時はとても嬉しかったです」
青松「他のトレーナーのミスはチーフのミス、その責任をすべて負うことにプレッシャーは感じます。そのことにトレーナーのリーダーとして、ストレスを感じることもあります。その中で、些細なことでも回生関係なく他のトレーナーたちが、アドバイスや意見をくれることで自分の中でためこむこともなく、助かっています」

—活動をしていてやりがいを感じることは?

美濃辺「私の仕事は選手がより良い環境でプレーできるようにすることなので、試合や遠征などを滞りなく行い、選手が伸び伸びとプレーできている時にやりがいを感じます」
下崎「1番やりがいを感じる時はチームが勝利した時です。また、選手やコーチの要望に対して試行錯誤して要望通りに応えられた時にやりがいを感じます」
青松「トレーナーとしてのやりがいは、怪我をしていた選手が復帰し活躍しているところを見ることが1番のやりがいです。チーフに就いてからは、トレーナーの後輩の成長を見ることが嬉しかったりもします。自分の指示なしに動いている後輩は頼もしいです」

—普段の活動で心がけていることは?

美濃辺「選手がより良い環境でプレーができることを考えて、様々なことを決めるようにしています」
下崎「常に周りの状況を把握できるように心がけています。また全ての物事をポジティブに捉えるようにしています」
青松「全てにおいて全力ですることです。他のトレーナーにも同じことを言っています。何かミスがあったら、チーフとして責任をとるから、ミスを恐れずに全力で取り組むようにさせています」

—この秋リーグにおいて心がけていることは?

美濃辺「最後のリーグ戦なのでやり残しがないよう準備を徹底しています。また、普段の練習や試合中でも、選手と同じ目線に立ち声掛けをしています」
下崎「アメリカンフットボールは準備のスポーツと言われています。コーチや選手がスムーズに対戦相手をスカウティングできるように常に先を見越して計画的に作業するようにしています」
青松「少しでも選手がプレーに集中できるようにできる限りのことをします。試合中、怪我人が出たら全力疾走でフィールドへ行きますし、選手の体調の変化を見逃さないように注意深く観察しています」

—最後に意気込みをお願いします

美濃辺「昨年負けた関西学院大学を倒し日本一になるために全てのことをやりきって勝利に貢献します」
下崎「BIG UPの感謝の気持ちを忘れずに、これからも成長し続け、チームの勝利に貢献していきます」
青松「絶対に勝ちます。選手だけが頑張るのではなくはじめのウォーミングアップから全力で自分も動いていきます」

—ありがとうございました。

#3キッカーを支える人たち

18H(ホルダー) 道渕 泰士
44LS(スナッパー) 岡本 雄太


—やはり試合でキッキングの時はプレッシャーを感じることはありますか?

道渕「プレッッシャーは感じます。試合を見ている人はキックが決まるか外れるかは見ているけど、スナッパーやホルダーがミスをするとは考えていなくて、絶対に成功すると思っています。そういうことを考えていると余計にプレッシャーがかかります」
岡本「分かる。当たり前と思われているので余計緊張します」

—その緊張とかを力に変える秘訣とかはありますか?

岡本「そんなに緊張する?」
道渕「いや、するで。ガチガチやで(笑)」
岡本「試合の1プレー目だけちゃう?」
道渕「まあ最初だけかな。でも常にほどよい緊張感はある。緊張している時にあまり周りを見ないかな。観客とか敵とかサイドラインとかを。スナッパーのお尻だけを見て飛んでくるのを待つ。それだけしたら集中できる」
岡本「ボールを持った瞬間に手汗とかをかいていると滑ったらどうしようと考えて緊張します。でも1回生からずっとペアを組んでいるので『こいつなら取ってくれる』『俺がミスしてもなんとかしてくれる』と思って投げています」
道渕「あーそれはあります。
『どうせここ飛んでくる』って思っています」

—1回生からずっとペアということは、4年目の信頼関係があるのでしょうか?

岡本「他のホルダーよりは投げやすいです」
道渕「キッカーはボールが死んでいる状態で蹴るのでその状態にもっていく自信はあります。だからキッカーが外してもキッカー頑張れよってすぐ言えます(笑)

—お二人にはそれぞれ他にRBやQBというポジションもありますが2つのポジションをする中で大変なことはありますか?

道渕「どっちも100%を出さないといけないので大変といえば大変ですが、周囲を見るとみんなやっていることやし、自分はQBとホルダーの2つやから少ない方なのかなと納得しています。あとホルダーは単純作業なので今までの4年間ホルダーだけしていたらどっかでだれていたと思うので、2つやっていたからこそ、どっちも真剣に取り組めたというのもあると思います」
岡本「練習中は、グローブをはめていて、スナップをするときはグローブを外すのですが夏場は汗で手がぬるぬるで冬場はカサカサなのが悩みどころです。あとはゴール前のショートヤードとかでは自分もRBとして出番があるので、そこからの切り替えというのは一番緊張します。下回生の時には『なんで2個しているのだろう』と思うことや、朝も早く集まるので嫌なときもあったけど、最近はチームで自分含め少数しかできないものをできているという誇りを持つことができています」

—プレーごとにしているルーティーンはありますか?

道渕「グラウンドの中にはゆっくり入ります。そしてグランドに入ったら、おかもん(岡本)とキッカーの多田羅を見てスイッチを入れます」
岡本「とりあえずボールと手の相性を確かめて『今日合わへん』とか『これ絶対いいやついくわ』とかしか考えてないかも。もし手の相性が悪かったらボールをひっくりかえしてプレーします」

—お互いのことをどう思っていますか?

道渕&岡本「同じ学部、同じゼミ、取っている授業も一緒。そういや基礎演も一緒でした(笑)まあ安心感があります」
道渕「たまにスナップの話とかはします」
岡本「基本的にはしない(笑)」
道渕「日常でも一緒にいるから、試合でも日常の気持ちを持っていけるのかな」

—やはりキックは接戦では意味が大きいですよね?

岡本「大きい。去年の2戦目のKG戦は後半追いついてきて、しかも大雨やったし俺らめちゃくちゃ緊張した」
道渕「した(笑)」
岡本「普段サイドラインで練習とかしないのに20球ぐらい練習しました(笑)」
道渕「キック一つで流れが変わるから、この流れを止めたらどうしようって思って練習しました」
岡本「あれに勝る緊張はないと思うので今の試合は大丈夫って思えます」

—雨の日はやはり大変ですか?

道渕&岡本「全然違う!」
岡本「雨の日はどれだけ回転が悪くても道渕の取れる範囲に投げたらOK(笑)」
道渕「俺は置いたらOKです(笑)」

—第2節までの振り返りをお願いします。

岡本「第1節で最後多田羅が外したのはスナップが少し悪かったかなという反省があります。俺らがどれだけいいスナップとかしても、多田羅が決めないと意味ないしどれだけ多田羅に気持ち良く蹴らすかと言うことをもっと追求してチームに貢献できるようになりたいです」
道渕「言い方が悪いかもしれませんが、キッカーは止まっているボールを蹴るだけなので、練習もしているし入るのが当たり前です。それでもミスをするのは、自分がホールドをミスしたり、岡本がスナップをミスしたりすることや、メンタル的な部分も大きいと思います。サイドラインでもスペシャルチームで固まって座っている時にいかに緊張させたり、変に力ませたりしないようにすることが重要だと思っていて、3節からは技術的な面よりもメンタルの面からキッカーをサポートしていきたいなと思っています」

—これからの意気込みをお願いします。

岡本「まずは日本一になることです。去年KGに2回負けたのはかなり悔しかったので自分が4回生であるというのもそうやし、大学4年間やってきてKGには負けてはいけないというのも立命館としてあります。キックを全部決めて、キックで勝ったと言わせることができたらいいなと思います」
道渕「自分はスカウトチームをやっているので、オフェンスで勝つというより、ディフェンスがどれだけ止められるかというのが個人のプレーヤーとしての目標です。キックとしての目標は、どのような局面でも確実に3点を獲得できるユニットをつくっていきたいと考えています」
—ありがとうございました。

#4アンサングヒーロー〜スカウトチーム〜

51OL 奥村 駿矢
15WR 川上 智史
22WR 田中 志門
34LB 渡邊 樹


―スカウティングチームとして心がけていることはありますか?

川上「どれだけ相手のプレーを忠実に再現できるかということが大切だと思っているので、1番心がけていることはどうしたらちゃんと再現できるのかということです」
奥村「2週間ごとに対戦相手は変わるので、毎回真似る相手は変わるのですが、相手チームのビデオを何回も見て、細かい動きや相手の特徴であるところを真似て対戦相手にできるだけ近づけるように意識しています」
渡邊「スカウトチームは1回生や2回生が結構多いのですが、上のチームから漏れた1回生や2回生をどうやってやる気にさせるのかも結構大事な事だと思っているので、やる気にさせるためにハッパをかけるようにしています」
田中「かぶってしまいますが、僕たちに必要なのは相手のチームのリアリティーさだと思っているのでビデオなどで確認してリアリティーさにフォーカスして日々やっています」

—スカウトチームをしていてやりがいを感じる事はありますか?

奥村「スカウトチームは試合に出ることは少ないので、試合で僕だったらディフェンスチームがしっかり止めてくれたら、練習の成果が出たということになるので、試合でディフェンスが相手を止めてくれた時にやりがいを感じます」

—秋シーズンは2週間で対戦相手が変わりますが

田中「チームによって特徴とかは全然違うので難しいですが、僕らがチームを研究しなくては練習が始まらないので頑張って再現しています」

—相手なりきることに対して1番難しいことは何ですか?

川上「プレーをすること自体はそんなに難しいことではないのですが、タイミングが重要視されてくるので、しっかりビデオで見ておかないと、いざ試合になった時に全くタイミングが違ってディフェンスが動けないという状況になってしまいます。そうならないようにしっかりビデオを見ておかないといけないというのが難しいところだと思います」

—試合中サイドラインとかで意識されていることはありますか?

渡邊「サイドラインからの声で止まるプレーもあるので、チームの一員として、プレーの隊形とか相手のメンバーとかをサイドラインから言って一体感を出すことが大事かなと思っています」

—スカウティングチームは練習が本番ですか?

奥村「そうですね。試合には出ないので、その分だけ練習で試合に近い状態で練習できるかということはやっぱり一番大事なことなので、なるべく試合と差がないように、僕らもチームに近づけるようにしています。

—京大戦をはじめ、これから強敵との戦いが始まりますが、これからの意気込みを教えてもらえますか?

渡邊「ディフェンスは、ビックゲームの相手になれば個々が強いので、完全に再現することは難しいですが、パシュートや、キャリアに全員が集まるとか、最後までやり切る事は出来るのでそういうところをしっかり頑張っていきたいです」
田中「似たようなことになりますが、この時期から関学のファーストのオフェンスと同じ強さになるということは無理です。そこではなくタイミングを合わせることや、プレーの理解度を高めることによって、ディフェンスにもわかりやすくなると思うので、そこを頑張ります」
—ありがとうございました。

#5ラインの要

55OL 村田 圭
57DL 大崎 泰志



—ラインは最初にプレーに絡むポジションですが何か心がけていることはありますか?


村田「心がけていることは少しでもOLとして相手を真後ろに押し込むです。小手先ではなくしっかりと第一の勝負で勝つことを意識しています」
大崎「常にではないですが意識しているのは試合の1プレー目でアサイメントとかは考えずにとにかく相手に対して突っ込むことを意識しています。1プレー目でいいプレーができたらそこから自分の中でもいいプレーをできると感じることもできるし、相手にもいいプレーができないと感じさせることができると思うので、1プレー目は相手に対して突っ込んでいくということを意識しています」

—ボールを持つことがないポジションですが、やはりビックプレーが決まると嬉しいですか?

村田「やったーって言いながら走っていきます(笑)」
大崎「DLはOLと違って直接自分がビックプレーを起こすことができるポジションなのでそういう時は、やっぱり嬉しいです」

—試合前のルーティーンや日課はありますか?

村田「全然ないです(笑)以前はしていたことがあったけど面倒になってやめました(笑)」
大崎「試合前に大体実家に帰るのですが、その前に下宿を大掃除します。試合前は部屋を綺麗にします」

—パンサーズで4年間過ごしてきて成長したことは何ですか?

村田「シンプルに体が大きくなったのがわかりやすいことですね。大勢の前でも話すことも抵抗なく自分の意見など言えるのが普通になりました。人前で話すのは得意ではなかったけど克服することができたのではないかと思います」
大崎「高校の時はほとんどOLだったので、DLはたまにしていたけどあまり好きではなかったのですが、大学に入って本格的にDLになって、DLの楽しさを知ることができました。またディフェンスのコーディネーターの池上さんには技術だけではなく人としてどうあるべきかを教えてもらい、人間としてすごく成長させてもらいました。まだ終わってないけど(笑)」

—お二人は高校の時からの付き合いだと思うのですがお互いの印象は?

大崎「高校の時は左サイドで一緒にしていたので頼れる存在でした。村田がおったらいいプレーが起こると感じることができる存在です。今はオフェンスとディフェンスで違うけれど、ラインから見ても、チームにとっても心強い存在です。何かを起こしてくれると常にワクワクさせてくれて、同じラインとして村田が相手を圧倒していたら、こっちもやらなあかんなって気持ちになります」
村田「泰志が大学からDLになって、最初は全然上手ではなかったので勝負をしても余裕で勝てていたのですが、泰志は真面目に全部取り組むので去年の怪我があっても今でも成長していています。立命のDLにはモンスターが多くいるけどそれに食い込むぐらいの強さになって、今ではそのうちの1人になっていると思います。全部真面目に取り組んで階段登ってきて立命ディフェンスの一角を担っている存在になってい
ると思います」

—次の関大戦に向けての意気込みをお願いします。

村田「去年、OLは試合としては勝ったけれども内容は完全に負けていて試合後すごく悔しい思いをした思い出があるので、ラストイヤーの関大戦は絶対にOLで圧倒して押し込んでランで点を取れるようにしたいです」
大崎「個人の話でいうと、去年は怪我をしていて全然ビックゲームとか試合に出ることができなかったので、人生初めて関大と試合をするということで、非常に楽しみでありながら、絶対に圧倒してやるという気持ちもあります。京大戦はほとんど後ろやオフェンスに助けてもらってDLとして全然良いプレーは出来てないしサックもあまりできていないのでDLユニットで次こそ全員で活躍できたら良いなと思います。
村田「関大戦初めて?」
大崎「そうやねん。京大戦も。緊張した(笑)」

—関大戦はいつも接戦なイメージがあるのですが。

大崎「去年は特に」
村田「去年とかは負けていましたね」

—これからも強敵との試合が控えていますが、それに向けての意気込みをお願いします。

村田「まずは関大戦なのですが、日本一を目標に掲げているので、ちょっと早いですが、KGとなったら1年間の集大成というか、それで自分たちの取り組みが
YESかNOかはっきりするところなので、それを証明するために勝つというところですね。でも今はまず関大です」
大崎「僕も同じです。まずは目の前にいる関大をしっかり倒さないといけないし、その次の龍谷も、その次の関学は特に勝って証明するしかないし、何も言い訳できないし結果で示すことしかできないので勝っていくしかないですね」

#6ランニングバック

5RB 永見 優諭貴
32RB 西村 七斗
42RB 立川 玄明


—春シーズンから秋にかけて変わったことは何ですか?

永見「春まではランニングバック(=RB)ではなかったので秋の緒戦からRBとして出ることになりました。最初はおぼつかなかったので、ファンブルもしてしまったし、少しのタックルでこけたりしていたけど、そういうのも克服していかないと意識して改善したのは、ボールセキュリティと1対1ではセーフティを早く見つけて勝負を仕掛けるということ、相手にタックルされてもこけないというところが成長したところではないかなと思いました」
立川「パスプロは春より少し上手になったと思います」

—他のチームには負けないという立命館のオフェンスの強みは何ですか?

永見「RBが強いということがあります。去年までは七斗一人に頼っていたところがあったのですが、今季は立川や僕もそれなりに戦えるような選手になってきたので、七斗が出ずっぱりになるのではなくポイントポイントで出て一発を狙ったりできるというのは僕たちの良い武器なのではないかなと思います」

—試合中意識していることはありますか?

永見「七斗は試合でも緊張しないというすごい心の持ち主なのですけど、僕は緊張をよくするので緊張を楽しめるようにと意識してプレーをしています」

—立川選手は一回生ですが試合は緊張しますか?

立川「します。試合に出させてもらうということはチームの代表として出ているということなので、それを自覚してプレーしています」

—西村選手はマークされる立場ですが緊張しないのですか?

西村「はい。全然しないです」
立川「人生で緊張したことありますか?」
西村「それはある。アメフトの試合ではない」
永見「それはなんで?自信?」
西村「うん自信(笑)」
立川「初めての試合からですか?」
西村「うん。逆になんで緊張するの?」
永見「やっぱり自信ないからですかね。ボール落とさないかなーとかちゃんと走れるかなーとか。でも楽しめるようにはなってきました」
立川「緊張するって思うから緊張するんですかね?」
西村「そうやな。今度から『俺は緊張してない』ってずっと言えば?
立川「じゃあ今度からそうします(笑)」

—これからの戦いへの意気込みをお願いします。

立川「RBみんなで頑張って1ヤードでも前に進めるように頑張ります」
永見「僕は個人的にはRBの位置からレシーバーの位置につくことも多いので、プレーの幅も広げていって、そのプレーの幅を広げたそのオフェンスで大量得点を挙げて勝っていきます」
西村「まだ全然試合に出ていなくて良いプレーもできていないので、そういうところもしっかりと次の試合から見せていくことができたらと思います。」

—試合を見る上でRBのここに注目してほしいというところはありますか?

3人「僕たちの華麗な走りを見てください(笑)」
ありがとうございました。

#7主将

14WR 近江 克仁/主将


—主将になるきっかけは?

近江「一回生の頃から誰もやらないなら俺がやると、率先してまとめ役をしていたので、周囲も自然と主将は近江という意見になって、最終的には僕が立候補しました。それは去年関学に二回負けていてすごく悔しい思いをしてほんまに勝ちたいし、このチームを変える事が出来るのは俺だけと思って立候補しました」
—大きいチームをまとめる主将をしていてプレッシャーを感じることはありましたか?
近江「プレッシャーは特に感じませんでした。他のチームからしたら大きいチームかもしれませんが4年間いるので人数にも慣れているしプレッシャーは受けずに辛いこともしんどいことも楽しめているかなと感じます」
—主将になって良かったことはありますか?
近江「主将でレシーバーをしていて、レシーバーはミスも目立ちますがゲームの中ではビックプレーもできるポジションだと思っているので、京大戦の一発目のタッチダウンをとったようなプレーをすると『さすがキャプテン』と声をかけられるのが嬉しいです」

—2回生の時に学生日本一を経験しましたが、去年は関学に負けてしまい学生日本一は達成できませんでした。今年日本一になるために変えたことはありますか?

近江「チームとして変えたことはたくさんありますが、どれも大きく変えたのではなく細かく変えていきました。例えば練習後の弁当の時間とかでミーティングする時間を増やしたことや、練習前の30分から1時間を基礎練習に充てて、シーズンを通して基礎のことを忘れないように練習するというようなことをしたのが1番大きく変わったことかなと思います」

—主将になって学生生活は変わりましたか?

近江「そんなに変わってないのですが、『キャプテン頑張って』と声をよくかけられるようになりました」

—主将の立場から見たパンサーズの強みは何ですか?

近江「アグレッシブなオフェンスとディフェンスかなと思います」

—ワイドレシーバーとして意識していることはありますか?

近江「レシーバーとしてはキャッチが全てで、そこまでのルート取り、ルートは決まっているのですが、ディフェンスをどう避けてどういう風に工夫したら自分がフリーでボールをもらうことができるのかというキャッチまでの動きをレシーバーとしては一番意識しています」

—春から秋にかけて変えたことはありますか?

近江「春からではなくこの1年を通してなのですが、ランアフターキャッチは自分の中で課題だと思っていているので、意識して練習しています」

—今シーズン良かった点と悪かった点を教えてください

近江「試合ごとに変わってきますが、京大戦では良かった部分が多かったと思いますが、関大戦では悪かった点があからさまに見えたので、1戦1戦リーグ戦の中で大切さは変わらないのに試合に向けての2週間にどのような取り組みができているのかが違っていたのだと思います。でも成長してきているとは思います」

—関学戦への意気込みをお願いします

近江「関学戦は去年2回負けて、僕を含めて去年いたメンバーは相当悔しい思いをしているので、その悔しさを晴らす舞台は関学戦しかないので2回とも必ず勝ってやり返します」

—関学戦で見て欲しいプレーはありますか?

近江「僕自身としてはチームに流れを引き寄せるようなプレーを連発していきたいです」

—応援してくださっている方々に一言お願いします

近江「去年は2回負けてしまって、しかも2回目は雨の中にも関わらず、たくさんのお客さんに応援してもらったのに負けてしまったので、今年はスタンドも一緒になって、一体感を出して関学に勝ちたいので応援よろしくお願いします」

—ありがとうございました。

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