東京パラリンピック2020への出場を目指す一ノ瀬メイ選手(近大職員)が、
24日、練習拠点のオーストラリアから一時帰国し近畿大学クラブセンタープールで練習を公開しました。
今年は一ノ瀬選手にとって様々な経験をした1年でした。
3月に行われた世界選手権代表選考を兼ねたレースで参加標準タイムにわずかに届かず流した涙。
その後オーストラリアに本格的に練習拠点を移し、パラ選手と一緒に練習を重ね、
9月に行われたジャパンパラでは見事100mバタフライで日本記録を更新。
会心の泳ぎを見せました。
そんなメイ選手が今年1年を振り返り、来年に迫ったパラリンピックへの思いも口にしました。
わたしの2019年は変化の「変」
ことしを漢字で表すとどんなイメージ?
・ ・ ・(しばし考えて) うーん
変化の変、かな?
変だと思います。
やっぱり拠点も変わりましたし、あとはA代表っていうのも2年連続で逃して、
客観的にパラ水泳ってのはいままで以上に見えた中で水泳に対する思いってのも変わってきました。
4年前のリオパラリンピックの前は自分には水泳しかないって思っていて、
水泳が軸で、水泳が自分のすべてで、水泳に依存してるってとこがあったなと思うんですけど、
いまはプールの中でも外でもすごく充実していて ……いい意味で、水泳だけが自分の全てじゃないって思える。
だからこそ、自分から選択して水泳をしている。だからこそ結果を出したいって思えるようになりました。
今までは「水泳で結果が出せなかったら自分は価値がないんだ」じゃないけど、
水泳に依存をしてたのが、今はちょっと自立して、人生の中の水泳として取り組めている。
そういう意味で変化が大きかった1年だと思います。
それはオーストラリアの他のパラリンピアンから学んだことだと思うので、
それが一番の変化で、いまの自分の強みに変わってきてるのかなって思う。
いろんな変化があった一年だったと思います。
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