日本卓球協会が東京オリンピック代表男女6名を発表。
伊藤美誠選手がシングルス、団体、混合ダブルスの3種目で選出、大阪市内で会見を行いました。
年明けの最新世界ランキングで自己最高位を更新する日本勢最上位の3位に入るなど、
名実ともに日本のエースに成長。リオ五輪では団体戦のみの出場でしたが、今回は3種目での選出。
オリンピック新種目となる混合ダブルスではベテラン水谷隼選手(30)とペアを組む伊藤選手。
会見では「金3つを目指す」と高らかに宣言しました。
Q,代表発表を受けてどんな思いですか?
伊藤
「発表されるまで基本オリンピックの話っていうのはしてこなかったんですけど、いざ発表されるとなると凄くうれしいですし、ますます気を引き締める瞬間というか、もっともっと実力を上げたいなって思うようになりました。
団体戦は経験しているんですけどシングルスとミックスは初めての経験なので、どんな大会のなるのかなと楽しみが一番ですね。
もちろん今回は3種目【シングルス・団体戦・混合ダブルス】に出させてもらうので、出るからにはしっかり3種目とも優勝したいですし、オリンピック(の卓球競技)が初めて3種目になると思うので、初めての金3つを目指して頑張っていけたら良いなと思っています」
Q,混合ダブルスで水谷隼選手とペアで選出されましたが?
伊藤
「私自身、水谷選手が選ばれてくれて本当に良かったなと思うのと、ミックスにも出させてもらえることになって凄く楽しみというか、2人とも静岡県(磐田市)出身で同じクラブ出身っていうのもあって、(地元の)皆さんから見ても嬉しいのかなというのがあって、水谷選手と組めるのは・・・組めるっていうより分かり合っているのは私しかいないかなって、女子選手の中で。そのあたりは良いペアっていうか、良いダブルスのペアなのかなって思っていますね。」
Q,中国勢に対する思いは?
伊藤
「中国人選手とは最近ずっと戦っていて、もちろん勝つ回数も増えてきたんですけど、やはりまだまだ負ける機会もあって、まだ勝ったことがない選手もいて、そういう選手にもっともっと勝っていけるように、自分自身でも自信をつけて、中国人選手には「この選手には負けたことがある」って思ってもらえる選手になりたいですし、精神的な部分でも相手選手にダメージというか、一回負けたことがあると中国人選手でも少し考えてしまうこともあると思うんですよ。そういうところは自分がもっと勝って中国人選手に「ウワっ」て思ってもらえるような選手に。もちろん今はライバルとして見てもらえる選手にはなってきたんですけど、もっともっと怖がってもらえるような選手になりたいなって」
Q,オリンピックまでの半年間をどのように過ごしていきたいですか?
伊藤
「いつも言っている負けない選手、勝てる選手にもっともっと近づけるように頑張っていきたいですし、オリンピックまで後6カ月なんですけど、目の前にたくさんの試合があるので、それをしっかりやりこなして実力をもっともっと上げて、目の前の試合に集中していくのがやっぱり自分らしいなと思うので、全日本が一番最初にあるのでまず全日本選手権、目の前の一戦一戦をやり抜いて、オリンピックに繋げていけたら良いなと思っています。
フォトセッションでは3種目で選出された伊藤選手に
3本指を立てたポーズのリクエストが・・・
伊藤
「これ、三冠やってからにしましょうよ、ハハハハ!」
伊藤美誠 ITO MIMA 19歳
世界ランキング3位
(2020年1月 国際卓球連盟発表)
2011年の全日本選手権・一般の部で(大会)史上最年少勝利記録を更新。
2015年、ドイツオープンのシングルスで優勝し、世界最年少優勝記録を樹立、ギネス記録にも認定された。
翌2016年のリオデジャネイロ五輪では、女子団体で最年少の15歳300日で銅メダルを獲得。
2018年の世界卓球(団体)では、8戦全勝と日本を準優勝に導く活躍、同大会の最優秀選手賞を受賞する。
2019年1月の全日本選手権大会では、シングルス、ダブルス、混合ダブルスで女子史上初となる2年連続3冠を達成。
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