26日に行われる東京オリンピックの選考会を兼ねた大阪国際女子マラソン。
注目のレースに人一番の思いで臨むのが松田瑞生選手24歳です。
大阪は松田の地元、スタート・フィニッシュ地点は実家近くの長居陸上競技場。
2018年の大阪国際女子マラソンでは初マラソンながら優勝し、一躍シンデレラガールとなりました。
あれから2年、今年のマラソンは東京オリンピック内定がかかる重要なレース。
さらに、内定条件は2時間22分22秒以内を出して、日本人トップに入ること。
彼女の自己ベストが2時間22分23秒(2018年ベルリン)で、自己ベスト更新が最低条件という厳しいレース。会見では2日後のレースへ向け、今の気持ちを素直に力強く語ってくれました。
松田瑞生(ダイハツ) 記者会見
Q,現在の調子と目標は?
「調子は米国から帰ってきてから少しずつ上がってきた感じです。目標は自分を超えることです」
Q,この大会はMGCファイナルチャレンジですが東京五輪への思いは?
「アジアと世界は出たんですけどオリンピックはまだ出ていないので、特別な思いがあるというか、まず東京で開催ということが大きいなと思います。日本で開催やからこそ出たいなと思います」
Q、大阪国際女子マラソンのイメージは?
「私にピッタリなレースだと思います」
Q,自分を越えなければオリンピックはないが?
「モチベーションは分からないですけど、22秒よりもっともっと早く走れば名古屋の選手にもプレッシャーをかけれると思うので、まずは自分を越えなければ待つも何もせずに終わっちゃうんで、とりあえずタイムを出すしかないなって思います」
Q,地元の大阪というのは力になりますか?
「すごくなります。初マラソンでこのレースを走らせてもらって後半は1人旅だったので、私への声援が凄すぎて、こうやってマラソンの楽しさが出てくるんやなと思ったのが印象的なので、きっとそこからの成績も良かったんで、今回は地元大阪を走るということもあってたくさん応援があると思うので、自信を持って走りたいと思ってます」
Q,直前の合宿でテーマにして強化してきたことは?
「前半はしっかり距離を踏むこと、後半はレースペースで最初っから速いペースで行くようなレースをイメージした練習を取り組んだんですけど、今回の合宿は今までやったことのないメニューがほとんどだったので、それが吉と出るか凶と出るか分からないんですけど、その中で最低限の走りはできたかなと思っているので、レース当日に自分を信じて任せたいと思ってます」
Q,今までやったことのない練習とは?
「シークレットで・・・(笑)」
Q,今回のレースはどんな覚悟持って臨みますか?
「練習中に凄くきつくて今までやってきた陸上人生の中で一番走りこんだし、、ここまでやったらもういいいやって思えるくらいやりつくしたんで、このレース終わって最後でもいいと思っています。それくらい気持ちを込めて練習にとり組んできたんで、ラストランやと思ってぶつけたいと思っています」
Q、箱根駅伝で青山学院大学が「やっぱり大作戦」と銘打って総合優勝しました。
レースへの意気込みを「〇〇大作戦」と名付けるならば?
「お寿司大作戦でいきます(笑)お寿司が大好きで、でも生ものは食あたりとか危険だったんで、ずっと我慢してきたんで、レースが終われば食べれるんでそれを楽しみに頑張ります」
Q,自分のストロングポイントは?
「一番落ち込んだ時からの復活力は誰よりもあるんじゃないかと思います。多分大阪は私の応援がいっぱいなんで応援を背に頑張ります」
Q、一番力になった練習は?
「ほかの選手が練習する日は良い天気なのに、自分が練習するときは滅茶苦茶荒れていて、雪が降ったりみぞれが降ったり、向かい風が台風のように吹いていたりだとか、本当にベストコンディションで走った日はないので、その中で自分の最低限の走りはできたと思うので、それしかないと思います」
松田瑞生プロフィール
2018年8月放送(当時23歳)
大阪市出身 24歳
大坂薫英女学院高出身
ダイハツ所属
自己ベスト 2時間22分23秒(18年ベルリン)
初マラソンとなった18年の大阪国際で優勝。MGCでは4位に終わったが、日本記録(2時間19分12秒)更新を今後の新たな目標に掲げ、再び浪速路を走る。
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