4月20日、あすリート常連のパラリンピアン、パラアーチェリー日本代表の上山友裕選手が参加。聖火ランナーとしてオリンピックとパラリンピックをつなぐという思いを胸に、聖火をしっかりと繋ぎました。
上山選手が所属する三菱電機の関連で、三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎氏の出身地である高知県での聖火ランナーとして参加することになった上山選手は、高知県2日目の香美市のリレーポイントでスタンバイ。待機している間には応援に駆けつけた奥様方に話しかけられ、トーチを持たせてあげるなど和気藹々と時間を過ごしました。
「マイナー競技であるパラアーチェリーの知名度の拡大をし、更なるファン層の拡大に結び付けたい。また、車いす生活になってしまった人や産まれつき車いす生活の子供たちが「障害者だから」という差別的な見方をされずに生きていけるように堂々とした姿を見せたいし、その人たちが私のように堂々と生きていこうと思ってもらえるような姿を見せていきたい。」という思いを持って今回の聖火ランナーに臨んだ上山選手。
前のランナーが到着し、トーチキスで聖火を受け取った上山選手は「東京2020 GO!」の掛け声とともにスタート。
トーチを車いすに固定させて走り始めると、カメラを構える沿道の声援にポーズをとりながら一人一人に丁寧に応え、人生で1度しかないであろう聖火リレーをじっくりと楽しみながらおよそ200mの聖火リレーを完走。無事に次のランナーに聖火を引き継ぎました。
「想像以上に応援してくれていることを感じたし、久しぶりに注目される場所に立った」と走り終えての感想を語った上山選手。
4ヶ月後となった東京パラリンピックに向けては、フォーム変更に取り組んでいる最中とし、本番に向けてしっかりと仕上げることを誓いました。
今回の聖火リレーのためにおよそ9年ぶりの高知県入りした上山選手でしたが、新型コロナウイルスの状況を鑑みて、前泊したホテルではUberEatsで弁当を頼んだと明かし、コロナが収まったら改めて高知県を訪れて美味しいものを食べたいと、再訪を楽しみにしていました。
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