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   2020年10月10日放送
 

【陸上 /800m】川田朱夏(21)日本選手権 “自分らしく” つかんだ初優勝

悲願の日本選手権優勝、その前に強敵が…!

過去にあすリートで紹介した川田朱夏選手(東大阪大学3年)は東大阪出身、トラック短中距離のトップランナーです。
高校時代から同級生のライバル塩見綾乃選手(立命館大学3年)とともに女子800mを牽引してきました。
川田選手は400mでインターハイ優勝、2018年には大学1年で日本選手権を制しています。
しかし、もうひとつの主戦場800mではインターハイで塩見選手に次いで2位、今年ようやく日本インカレで優勝、
日本選手権の800mはぜひとも欲しいビッグタイトルでした。
初優勝へ、川田選手の前に強敵が出現します。
同い年のランナー田中希実選手(トヨタ自動車織機TC)です。
田中選手は1500mから5000mで日本屈指の記録を持つ中長距離を幅広い距離を得意とするマルチランナー。
川田、塩見と同じ関西をベースとして活躍する選手です。
今シーズン、3000mと1500mで日本記録を更新する破竹の勢い。
8月のグランプリで1500mの日本記録を現地で目撃した川田選手は「鳥肌が立った」というほどの走りでした。
その田中選手がその勢いそのままに800mにエントリー、最強のライバルが立ちはだったのです。

4強のスパート合戦! 圧巻のラスト100m

10月3日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム、女子800m決勝のスタートラインには4人の優勝候補が立ちました。
学生チャンピオン川田朱夏、この種目3年連続表彰台のライバル塩見綾乃、去年の日本選手権この種目を制した卜部蘭、
そして、最強マルチランナー田中希実…。
去年、優勝ペースで走りながら残り200mで前に出てきた高校生ランナーに反応して消耗、スパート合戦に敗れた去年の悔しい記憶を払拭すべく、川田が心がけたのは “自分らしく” 走ることでした。
「抜かれて追っていって最後にまた抜かすという展開が一番得意なので、抜かれても後ろについて楽にいけたので、ラストに余力を残せてスパートできたのかなと思います。去年と違って“自分らしく”走れました。」
残り100m、「勝てる!」と思って走った川田朱夏、圧巻のラストスパートでした。


川田朱夏 KAWATA AYAKA プロフィール

大阪府出身 1999年8月22日 生まれ 21歳
東大阪大学敬愛高校~東大阪大学
自己ベスト 400m 53秒50(学生歴代9位)   
      800m 2分2秒71(日本歴代7位、学生歴代3位)
2017 インターハイ 400m優勝/800m⒉位(高校新記録)
2018 日本選手権400m優勝 
    アジア競技大会 日本代表
2020 日本インカレ800m優勝
女子800m/世界ランキング日本人1位(2020年3月時点)