【陸上/中長距離】最強マルチランナー田中希実(豊田自動織機TC)9月〜10月 記録会&インタビュー
2020年10月28日 / 陸上競技
2020年10月28日 / 陸上競技
今シーズン、大きくブレイクしたランナーが兵庫 小野市出身の田中希実選手です。
地元の西脇工業で駅伝ランナーとして全国の舞台で走り、卒業後は2018年のU-20世界選手権で3000mで金メダルに輝きました。
そして、2020年は7月に3000mで、8月には1500mで日本記録を塗り替え陸上界注目のランナーとなりました。
去年の世界陸上では5000mに出場、日本歴代2位(当時)のタイムで14位、この種目を主戦場に世界に挑む田中選手ですが、
スピード、レース感覚の養成に1500m、あるいは800mの中距離種目にも果敢に挑戦しています。
田中選手が9月から10月にかけてエントリーした記録会の映像をまとめました。
日本記録保持者 田中希実(豊田自動織機TC) が地元神戸で快走!
御岳の合宿の合間にエントリーした神戸市の記録会、1500mを4分12秒81で他を圧倒する記録で走り、参加した中高生らからあこがれの眼差しを受けていました。
田中「高地合宿で追いこんでいる合間にどれだけ走れるか試したかった。
1500mはラスト一周をどれだけペースアップ出来るかを課題とした」
鐘が鳴ってからの切り替えに周囲からどよめきの声……!
最終ラップ400m(61秒)をノーカットでご覧下さい。
1500mと並びこの種目でも日本記録を持つ田中希実(豊田自動織機TC) が地元神戸の記録会で快走!
この日、1500mを4分12秒で走り、そのなんと1時間後の3000mトライアルでした。
田中「3000mは5000mで15分を切るイメージで走りました。日本選手権ではまだ優勝がないので、まず優勝したいです。」
同僚の後藤夢(豊田自動織機TC)は3000mは不出場、同レベルの選手がいない中、最初からキロ3分ペースで単独走状態、自ら的確なペースを刻みます。
1500mではラスト一周60秒を切るスパートを見せた田中、この3000mでも鐘を合図にペースアップ、周回遅れの高校生たちを圧倒的なスピードでかつ軽々と抜き去ります。
最終ラップ400mをノーカットでご覧下さい。
1500mと3000mの日本記録を塗り替えた田中希実選手(豊田自動織機TC)が香川県高松市で行われた記録会で5000mを走りました。
男子に交じって走った田中選手の記録は15分15秒76、日本選手権1500mと800mを走った一週間後、今までに無いくらい練習を抜い挑んだ記録会でした。
「14分台を狙ったのですが、5000mは久々なので感覚を忘れてしまったのが大きかったかなと思います。」
木南記念800mの激闘から3日後、田中希実選手が1500mの記録会にエントリーしました。
卜部蘭選手ら豪華なペースメイカーに引っ張られて、日本記録保持者がしっかりと結果を残しました。
フィニッシュ後、出迎えてくれたのは記録会のスタッフとして参加してた西脇工業高の先輩 髙橋ひな選手。久々の西脇工業高3ショットです。