2021/5/16 @ヤンマースタジアム長居
3月の室内陸上日本選手権で優勝、今月、国立競技場で行われたオリンピックのテスト大会では世界王者のジャスティン・ガトリン(アメリカ)に0.02秒差、日本人トップの2位となるなど今シーズン好調の多田、世界ランキングを34位まで上げて臨んだ地元大阪で行われたレースで10秒05の五輪標準記録突破を目指しました。
梅雨入りした関西、雨が降ったり止んだりの悪天候、決勝ではスタートから飛び出すと中盤からも2位以下を寄せ付けないぶっちぎりの走りで圧勝するも目標としていた10秒05には届きませんでした。
それでも悪条件で10秒19(±0)の今季ベストをマーク、調子の良さをアピールしました。
レース後のインタビューでは「力を入れずに勝手に進むようない感覚がよみがえってきた」と手応えを感じてしました。
日本選手権までにはあと1レース、6月6日の布勢スプリント(鳥取)に出場する予定です。
「一日3レースで決勝はちょっとバテました。でも、力まず勝手に進むいい感触が甦ってきた。」
多田選手のコメント
「(一日で予選と準決、決勝と)3本走るってのが久々だったので、決勝はちょっとバテちゃったってのがあるんですけど、次に向けて自信になるシーズンベスト、無風の中で10秒19は大きいのかなと思います。
今日はもちろん10秒05を切るつもり出たんですけど、雨降ったり止んだり湿度が高めだったりとかの悪条件だったんですけど、その中で10秒19というのは大きな収穫かなって思います。
久々に楽しい感じがよみがえったっていうか、走ってても力を入れずに勝手に進むような感覚も身についてきてるので、この調子でもっとキレを上げて日本選手権、オリンピックに挑みたいなって思ってます。
調子悪い時は試合に出るのも嫌だったので、今は自ら進んで試合に楽しく出られてる感じがあります。楽しい分、記録もついてくるのかなって思います。
ほぼ調整無しでこのタイムが出てるので、しっかり日本選手権に合わせて3番以内とは言わず、優勝をめざしてオリンピックの切符を手にしたいと思ってます
自信もあるので そのまま突き抜けるように頑張りたいです!」
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