「自分の武器はスタート」持ち味に磨きかけ制した出雲陸上
日本グランプリ、スプリント種目の初戦・出雲陸上競技大会。降りしきる雨の中、坂井選手と同様に大きな注目を集めるデーデー・ブルーノ選手(セイコー)を抑え、男子100m決勝を制したのは、坂井隆一郎選手でした。
(坂井)「自分の武器はスタートなので、そこをしっかりと出すことができたので良かったんじゃないかと思います。ただ、雨で湿度が高い中、中盤から後半にかけて、なかなか自分の思うように走れなかったので…。こういった悪条件の中でも(力が出し切れるように)改善していくところだなと思いました」
「9秒台を出して100mで出場したい」目標はブダペスト世界陸上での100m選出
好成績を重ね、好調なシーズンインを実らせた坂井選手。背景には、人知れず冬季に積み重ねてきた努力がありました。
(坂井)「体を大きくするウェイトトレーニングなどを中心に、自分の最大スピードを上げることや、持ち味のスタートに磨きをかけてきました」
努力を重ね、結果を実らせた坂井選手。自身の成績とパフォーマンス力の秘訣をこのように振り返ります。
(坂井)「日本室内選手権でもしっかり自己ベストを出すことができ、初戦の記録会も10秒2台で走ることができましたし、(課題であるレースの)中盤から後半にかけては、シーズンが続くにつれて上がっていくのではないかと思っています。冬季に積み重ねてきたことが力になってきたんじゃないかなと思います」
パフォーマンス力の伸びに手応えを感じた坂井選手の今後の目標は…。
(坂井)「ブダペストの世界陸上では100mで出場したいというふうに考えているので、9秒台を出して、ブダペストでは個人でも選出されることを1番の目標に頑張りたいと思います」
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