丹後大学駅伝の特設ページはこちら▶️ https://ytv-athlete.jp/special/tango2023/

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昨年、創部25年目にして丹後大学駅伝に念願の初出場を果たした大阪国際大学。
出場するにあたり、多くの方々に応援していただき、選手、コーチングスタッフ、チーム全体で多くのことを得る機会となりました。

https://ytv-athlete.jp/athletics/25243　　※あすリートチャンネル掲載記事より　

大阪国際大学陸上競技部は、チーム理念である「競技性」、「人間性」の成長から社会で活躍できる「人間力」、「自己実現」を獲得することを目的に、年間をとおして様々な大会運営補助ボランティアや指導支援補助ボランティアもおこなっています。学生たちは活動を通して地域の方々と触れ合い、実践力・判断力・行動力を身につけるための活動をしています。

昨年も丹後大学駅伝を目指す同時期である11月から約1ヶ月間、平日の毎朝、近隣の小学校の駅伝に向けた朝練習で指導補助ボランティアを行なってきました。
コロナ禍の影響で児童たちにとっても2年振り、もしくは初めての駅伝大会であり、また学生にとっても初めて出場する丹後大学駅伝を控えていることから、「お互いに駅伝頑張ろうね！」、「駅伝は1人ではなく、みんなで襷をつなぐことが大切なんだよ☆」と声を掛け合いながら練習した1ヶ月でした。そして、丹後学生駅伝の前日にその児童と保護者、先生方から全員の応援メッセージを載せた応援旗が学生たちに贈られ、選手は心強さとより一層身の引き締まる想いで駅伝に臨みました。

昨年の結果を振り返ると予選最終記録審査は14校中9番目の記録で突破したものの、結果は22校中20位と選手たちが準備した力を全て出し切れなかった悔しい結果でした。
それでも初出場を無事に果たし、全員が元気にゴールに集まってお互いの頑張りを讃えている中、一人だけ下をうつむいたままだったのは当時3回生で5区を任された諸山直樹(現：駅伝主将)でした。

昨年1区のエース飛田駿星がアクシデントで出遅れ、それ以降の区間でも大きく挽回できないまま5区の諸山まで何とか襷がつながり、諸山は何としてでも6区の選手に襷をつなげたい一心でコースを駆け抜けました。しかし、6区は敢え無く繰り上げスタートとなり、諸山は次走者のいない第5中継所にゴールしたのでした。

駅伝やリレーはチームの1人1人の力(記録)が重要なチーム種目であり、襷を繋げられなかったのは決して諸山一人のせいではないですが、それでも自分のところで大学の襷が途絶えてしまった悔しさと、次走者に渡すことができなかった悲しさで涙が止まらなかったそうです。

その後、春を迎え４回生となった諸山は駅伝主将となり、誰よりも先に10000mで自己ベストを更新し、関西インカレのハーフマラソンに出場するなど、昨年以上に自分自身の走力を上げていくことでチーム全体を引っ張っていきました。また、顧問の小倉先生、コーチと相談して強化練習期間を設けて丹後学生駅伝の予選会突破に向けて走り込みを行ない、チーム全体の強化に積極的に取り組んできました。これらシーズン前半の取り組みの成果もあり、チーム全員が自己ベストを更新し、予選会では昨年のチーム記録を約7分も縮めて本戦出場が決めることができました。

尚、今年はこの中長距離ブロックだけでなく、4ブロック全てにおいて沢山の自己ベスト更新者を出しており、特に男子短距離は100mで10”29、通算5度目の日本選手権リレーにも出場するなど活躍する選手が育っています。駅伝主将の諸山は、「昨年の悔しさと今年のチーム全体が盛り上がりをみせている勢いに乗って、今年の丹後路を駆け抜けます！応援よろしくお願いします！」と、意気込みを語りました。

【文責：大阪国際大学 課外教育センター 木村 世希】

大学プロフィール

大阪国際大学　https://www.oiu.ac.jp/
課外教育センター　https://www.oiu.ac.jp/kagaikyoiku/concept/

【大会歴】
22年　丹後大学駅伝初出場　20位

　陸上競技部
　顧問/部長/監督　　　　小倉 幸雄（関西学生陸上競技連盟ヘッドコーチ、人間科学部学部長）
　コーチ　　　　　　　　木村 世希（中長距離）、門田 拓也（跳躍）
　アシスタントコーチ　　糸谷 優希（短距離）、北川 慎一郎（短距離）、宮前 里帆（短距離）
　　　　　　　　　　　　山下 太貴（跳躍）、永井 友土（投擲）
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