【オリックス・バファローズ】選手会長・若月健矢、今シーズンも強肩“若月アロー”で盗塁は許さない！

2020年04月24日 / 野球

史上初の無観客での開幕がほぼ決まったプロ野球ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組みながら自主練習を続けるオリックスは、選手会長でプロ7年目の若月健矢捕手がブルペンで投手の球を受けたり、バッティング練習をしたりとおよそ3時間精力的に汗を流しました。
3月のオープン戦で「右ハムストリングス」を痛め開幕が絶望視されていましたが、延期になったことで怪我の具合も良くなり、元気な姿を見せました。

リフレッシュ方法はカラオケ

家でのリフレッシュ方法はカラオケ。おすすめは「こんな時だからこそやっぱり、マイケル・ジャクソンの「Heal the World」です。心に染みますね、あの歌は」と熱く語っていました。
開幕に向けては「実戦感覚をなくさないようにピッチャーのボールを捕ったり、打つ方では速いボールを見たり、そういったことを意識しています」としっかり調整している様子です。

若月選手は2013年に花咲徳栄高校からドラフト3位で入団。プロ2年目の2015年に1軍出場を果たすと3年目以降は伊藤光選手(現在DeNA)と併用という形で1軍の試合に出場し着実に経験を積んでいきました。そしてプロ5年目の2018年に114試合に出場し正捕手の座を掴むと、昨シーズンは自己最多の138試合に出場し盗塁阻止率.371でリーグ1位の数字を残します。

その強肩は「健矢」の名前から取り“若月アロー”と名づけられました。
プロ野球の捕手の中でソフトバンク甲斐選手の「甲斐キャノン」や巨人小林選手の「小林レーザー」、ゴールデングラブ賞も獲得した阪神梅野選手の「梅ちゃんバズーカ」に比べるとまだまだ知名度は少ない「若月アロー」ですが、これを機にみなさん是非とも覚えておいてください！

無観客での開幕の可能性については「ファンのみなさんが球場に居ないということはとても寂しいんですが、安全面などを考えると仕方がない。そういう中でもテレビやネットでは放送してくれると思いますので、画面越しにでも応援してくれたらなと思います」とコメント。

守備では抜群の若月選手ですが課題はバッティング。昨シーズンは打率.178と終盤には代打を送られるケースも多くみられました。
今シーズンの目標は「打率.260」を掲げていますが、今シーズンから捕手に再転向したバッティングが魅力の頓宮選手や、昨シーズン中日からトレードでやってきた松井雅人選手などライバルの多い若月選手。昨年末には結婚を発表しさらに責任感が増した今シーズン。1年間通じてオリックスのホームベースを守り抜きます。

若月健矢選手　インタビュー

Q.開幕までどのように仕上げていきたい？
実戦から遠ざかってしまっていますし、実戦感覚をなくさないようにピッチャーのボールを捕ったり、打つ方では速いボールを見たり、そういったことを意識しています。

Q.新しく取り組んでいることは？
開幕まで時間もできましたので、トレーニングに関しては多めに時間を取ってますね。

Q.家でのリフレッシュ法は？
家ではPS4でアプリをダウンロードしてカラオケをしてます。

Q.ファンの方にオススメの曲は？
こんな時だからこそやっぱり、マイケル・ジャクソンの♪「Heal the World」です。心に染みますね、あの歌は。

Q.室内でできるオススメのトレーニングは？
こういうグランドが使えない時とかは、僕も雨降った時とかにやっていたんですけど、ネットスローを。しっかりと基本のキャッチャーの動作を、遠くに投げるのではなくて近い距離のネットに何回も反復練習をして、基本に帰るのは大事かなと思います。

Q.無観客での開幕の可能性がでてきましたが？
ファンのみなさんが球場に居ないということはとても寂しいんですが、安全面などを考えると仕方のないことだと思います。そういう中でもテレビやネットでは放送してくれると思いますので、画面越しにでも応援してくれたらなと思います。

Q.今季への意気込みを。
チームとして、なんとしてでもAクラスに入ること。全員が思ってることだと思いますし、そこを目指してがんばります。

Q.開幕を待つファンへメッセージを。
このような状況ですし、今は家に居る時間を増やしましょう。自分たちも限られた時間の中でしっかりと開幕へ向けての準備をしていきますので、みなさん、一緒にがんばっていきましょう。