6月中旬以降の開幕を目指して準備を進めているプロ野球。
オリックスバファローズの1軍帯同予定メンバーは、舞洲から京セラドームへ練習場所を変えて自主練習を行い、プロ3年目の田嶋大樹投手がTeams取材に応じてくれました。
山岡、山本両投手にも肩を並べる本格派左腕
「新しくやっていることは無いんですが、しっかりやるべきことを見直してという感じです」と今の練習のテーマを話してくれた田嶋投手は社会人No.1投手の触れ込みでドラフト1位入団した本格派左腕。登板した試合では圧倒的な投球を見せる一方、2年連続でケガに泣かされてきました。ケガの影響で出遅れた昨季はわずか3勝、通算でも9勝にとどまっています。
フル回転を目指す今季は、キャンプ中から猛アピール。2月7日のシート打撃に登板した際には、MAX148キロを計測するなど主力相手に完璧な投球を披露。「投げっぷり、表情がすごくいい。状態が万全なら2桁(勝利)できる」と山田久志臨時コーチが太鼓判を押しています。
佐野日大高時代に甲子園出場経験のある田嶋投手は春のセンバツ中止、さらに夏の大会の開催も危うい状況について聞かれると「やっぱり高校生として1番目標にしているところだと思うので、とても残念だという気持ちです。僕がその場にいたら悔しい思いでしか無いと思う。でもそれが全てじゃなくその先の野球人生もあると思うので頑張っていって欲しいなという思いはありますね」と高校球児の悔しい思いを代弁してくれました。
昨シーズン最下位に終わったチームで田嶋投手の活躍は必要不可欠。山岡、山本両投手を押しのけて田嶋投手が真のエースと呼ばれるような活躍を見せてくれることを期待しましょう!
田嶋投手 インタビュー
Q.今日はどのような練習を?
全体でアップして、個人的にはキャッチボールとランニングをやりました。
Q.自主練習が進む中でテーマや新しく取り組んでいることは?
新しいことは無いんですけど、しっかりやるべきことを見直してという感じです。
Q.久しぶりの京セラドームでの練習でしたが?
特に場所が変わってもやることは変わらなかったので、しっかり僕のやるべきことをやって、開幕までにしっかり調整出来たらと思っています。
Q.自主練習期間がここまで長くなるのは初めての経験だと思いますが?
とりあえず、僕のやるべきことをしっかりやろうと。今出来ることをやっておけばいざという時に動けると思うので、それを意識してここまでやってきました。
Q.開幕が6月半ばから下旬にかけてという方針が出ましたが、目標がある程度出てきたというのは?
やっぱりモチベーションにもなりますし、開幕が近づくことはうれしいことですし、しっかりその日に合わせられるようにしたいと思います。
Q.家での時間はどのように過ごしていますか?
1日テレビ見て過ごしてます(笑)
Q.家での新しい発見はありますか?
特にないですね。寝ることが好きなので、基本的には寝てます。
Q.今後はどのように調整していきたいですか?
やることは変わらないと思うので、自分の体調を見て、上げていくところは上げて落とすところは落とすという感じです。
Q.取り組みの中で上積み等は手応えありますか?
家でストレッチしているんですけど、元々しなりで投げるタイプなので、そのしなりをよりいい感じで投げられるようになってきたという感じですね。腕の振りも自分のイメージ通りにいっています。
Q.センバツ高校野球は中止になってしまいましたが、甲子園を経験した元球児としてどう感じますか?
やっぱり高校生として1番目標にしているところだと思うので、とても残念だという気持ちです。僕がその場にいたら悔しい思いでしか無いと思うので、難しいとは思うんですけど折れずに。それが全てじゃないし、その先の野球人生もあると思うので頑張っていって欲しいなという思いはありますね。
田嶋大樹 Tajima Daiki プロフィール
1996年8月3日生まれ 23歳
栃木県宇都宮市出身 佐野日大高~JR東日本~オリックス(ドラフト1位2017年)
左投げ左打ち
身長182cm/体重80㎏
ポジション:投手
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