コロナ禍の影響で昨年中止となった日本少年野球選手権、ことしは万全のコロナ対策で無事に行われた第52回大会。
6日、準決勝2試合が大阪市此花区にある大阪シティ信用金庫スタジアムで行われました。
準決勝第1試合 春日部ボーイズ vs 県央宇都宮ボーイズ
準決勝第1試合、春日部ボーイズ(埼玉県支部)と対戦した県央宇都宮ボーイズ(栃木県支部)。
試合は序盤から動き、県央宇都宮ボーイズのエース野島が春日部ボーイズ打線に捕まります。
先頭にフォアボールを与えると送りバントでランナー2塁へ進められます。その後2アウトとするもフォアボールと味方のエラーで満塁のピンチ。ここで6番森田に走者一掃のタイムリースリーベースを許し3点を先制されるとさらに続く7番渡辺にもレフトへタイムリーツーベース。この回一挙4点を失います。
しかし、さすがは春の王者。直後の攻撃で先頭高木がスリーベースで出塁すると、2番加藤玄人がフォアボール、すかさず盗塁でノーアウト2、3塁のチャンス。ここで3番小宅のバントヒットで1点を返すと4番加藤右悟、5番福田の連続スクイズで2点を追加し初回に4対3と1点差まで詰め寄ります。
その後両チーム、1点ずつ得点し5対4で県央宇都宮ボーイズ1点ビハインドの4回裏1アウトから7番入江、8番途中出場の浅野が連続ヒット、9番齋藤健之介が倒れ2アウト2塁3塁。チャンス場面で打席には初回にスリーベースを放っている1番高木。「予選では中々結果が出てなかったので、ここで打たないとヤバいと思っていた」と右中間へタイムリーツーベース。この試合初めて県央宇都宮ボーイズがリードを奪います。
守る方でも3回途中からマウンドに上がった2番手福田が3回2/3を1失点に抑える好リリーフ。試合は7対6と県央宇都宮ボーイズが勝ち越した6回裏終了時点で規定の2時間を越えたためこの時点でゲームセット。
勝利した県央宇都宮ボーイズは決勝に進出し春夏連覇へあと1つとしました。
試合後キャプテンの加藤右悟は「ここまで全部接戦だったので負けたチームの分も背負って決勝を戦いたい」と語っていました。
県央宇都宮ボーイズ キャプテン 加藤右悟選手 意気込みインタビュー
県央宇都宮ボーイズ 髙木凰介選手 意気込みインタビュー
準決勝第2試合 福岡志免ボーイズvs湘南ボーイズ
続く準決勝第2試合は福岡志免ボーイズ(福岡県南支部)対 湘南ボーイズ(神奈川県支部)の一戦。こちらは第1試合と違い緊迫の投手戦となります。
福岡志免のエース小西と湘南の先発杉山がコースを丁寧につくピッチングで共に無失点ピッチングを続けます。
試合が動いたのは給水タイムの10分を挟んだ5回表の湘南の攻撃。相手のエラーとヒットで2アウト2塁1塁と先制のチャンスを作ると途中出場の1番小室がセンターへ先制のタイムリーを放ち待望の先制点を奪います。
先制点をもらい、なお一層ギアをあげたのは4回からマウンドに上がっている湘南のエース藤田。「チームのエースとして点を取られるわけにはいかなかった」と190cmから投げ下ろす力強いストレートと緩急をつけた変化球で福岡志免打線を4回2安打無失点ピッチングで圧倒。
結果試合は6回、7回も追加点を奪った湘南が4対0で勝利。2014年以来の決勝進出を決めました。
試合後、藤田は「いまは投手陣、みんな調子がいいので春の覇者・県央宇都宮ボーイズに勝てるように頑張りたいと」意気込みを語りました。
7日の決勝戦は春の全国大会優勝・県央宇都宮ボーイズと強豪・湘南ボーイズのカードに決まりました。
明日ご覧のあすリートチャンネルでは小学生&中学生決勝を独占生配信。
どこよりも熱い、小中生の「甲子園」をお見逃しなく!!!!
湘南ボーイズ 杉山優哉投手 意気込みインタビュー
湘南ボーイズ 藤田琉生選手 意気込みインタビュー
決勝戦 県央宇都宮ボーイズ vs 湘南ボーイズ
8月7日(土) 11時20分PB @大阪シティ信用金庫スタジアム
ライブ配信はこちら▶ https://ytv-athlete.jp/lives/19350
あすリートチャンネルでは、小学生の部、中学生の部の決勝戦の模様をライブ配信いたします!
LIVE配信
おすすめ記事
- 第523回 2024年11月23日放送
- 【アーチェリー】 パリ五輪代表 野田紗月(24=ミキハウス)
〜日本のエースアーチャーが見据える未来〜