森 翔平 (もり しょうへい) プロフィール
生年月日:1998年1月1日 23歳 鳥取県鳥取市出身
三菱重工West野球部 所属
経歴:鳥取商業―関西大学
ポジション:ピッチャー(左投げ)
10月11日は運命の日
これまで数々のドラマを生んだプロ野球ドラフト会議。
プロの舞台を夢見る選手にとっては人生が決まる運命の日です。
その日、10月11日に吉報を待つのが…社会人野球の強豪・三菱重工Westのエース森翔平投手23歳。
最速150キロの力強いストレートが武器のサウスポーです。
入社1年目からチームのエースとして活躍するなど、社会人野球屈指の好投手としてプロ野球のスカウトから注目を浴びています。
しかし、意外にも高校時代は無名の存在。
大学時代も2年生までは試合どころかベンチにすら入れない状況でした・・・
そんな森投手がプロ注目の投手に進化したのか!?
弱肉強食の世界で生き抜くための武器は何か?
ドラフトの目玉 森翔平投手に迫ります!!
【特集】森翔平投手 いざ!夢の舞台へ ~運命の日に吉報を待つ~
運命のドラフト会議
これまで数々のドラマを生んだ、プロ野球ドラフト会議。プロの舞台を夢見る選手にとっては人生が決まる運命の日です。その運命の日に吉報を待つのが、森翔平投手(23)です。鳥取県出身の森投手は、地元・鳥取商業高校から大阪・関西大学に進学。その後、神戸市・高砂市を拠点とする社会人野球の強豪、三菱重工Westに進み、現在はエースとして活躍しています。期待の左腕は、武器である最速150キロのストレートに自信を持っているといいます。(森)「真っすぐが一番こだわりというか、真っすぐが良くないとダメだと思っているので。いつでも(精度は)追い求めていきたいと思います。」試合で森投手が登板する日には、多くのプロのスカウトの姿が見られ、今年のドラフトで上位指名が予想されています。
メンバー外からチームのエースへと成長させてくれた恩師の言葉
プロからも注目を浴びる森投手ですが、高校時代は無名の存在。関西大学入学後も、2年生までは試合で活躍するどころか、ベンチにすら入れない状況でした。(森)「1、2年生の時は(試合で)投げられるわけないと思っていました。先輩方がすごい方ばっかりだったので、こんなところでできるのかなって。」そんな状況から、森投手がプロの舞台を志すまでに成長できたのは、ある人の教えがあったからだといいます。その人は、関西大学体育会野球部、アドバイザリースタッフの山口高志さん(71)。往年の野球ファンなら誰もが知る、黄金時代の阪急ブレーブスで活躍した「伝説の速球王」山口投手です。現役時代は新人王・日本シリーズMVPなど数々のタイトルを獲得しました。1982年に引退すると、指導者の道へと進みます。コーチとして多くの選手を育て上げ、阪神タイガースでは、通算243セーブを挙げた藤川球児投手を指導。森投手にはその山口コーチから教わり、社会人に進んだ今でも大切にしている言葉があります。(森)「継続は力なり、という言葉をずっと4年間言われてきて、それが一番心に残りました」試合に出られない時期も山口さんから言われた“継続は力なり”という言葉を信じ続け、地道に練習を続けた結果、入学時には140キロに届かなかったストレートは149キロにまで上がり、森投手は4年生の秋にはエースへと成長。チームをリーグ戦優勝に導く活躍を見せました。
「やられたらやり返す」 プロでリベンジしたい打者
あとは運命のドラフトを待つばかりの森投手ですが、プロに入って再戦を熱望する打者がいます。(森)「(阪神の)佐藤輝明選手です。去年ドラフト1位の佐藤輝明選手が(テレビで)取り上げられている時にホームランの動画があったんですけど、僕が投げて(打たれ)ました。(テレビを見て)うわ!俺や!と思って。」ドラフト1位で阪神に入団した佐藤選手。大学時代、佐藤選手と同じリーグで戦っていた森投手ですが、当時近畿大学3年生だった佐藤選手に特大のホームランを打たれた映像がテレビで放送されているのを見ていたといいます。(森)「くそ!と思いました。リベンジしたいです。(佐藤選手から)三振を奪いたいです」そう決意した森投手。果たして来年、プロの舞台でこの戦いは実現するのでしょうか。10月11日に迫ったドラフト会議に向け、森投手に今の心境を聞くと興奮が隠せない様子。(森)「ドキドキはしていますけれど、もう何もできないので楽しみにしています」憧れのプロの舞台へ、遅咲きのサウスポーが運命の時を待ちます。
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