日本シリーズの流れを引き寄せた「湯浅の1球」
2018年ドラフト6位で阪神タイガースに入団した、湯浅京己(あつき)投手。
2022年には最優秀中継ぎ投手賞、2023WBCでは侍ジャパンとして世界一に輝きました。
そこから一転…守護神として大きな期待が寄せられた昨季でしたが、状態が上がらず。
度重なるケガもあり、戦線を離脱しました。
それでも「少しでもチームの力になりたい」という一心でリハビリに取り組み、
日本シリーズで半年ぶりの復帰登板。
「湯浅の1球」でチームに流れを呼び込み、
阪神タイガース38年ぶりの日本一に貢献しました。
<湯浅投手>
すごい歓声をもらって、鳥肌も立って。
この雰囲気ならいけるなと思いましたし、抑えた時はホッとしました。
やっぱあそこでああいう形で投げさせてもらえて、すごくありがたかったです。
初めて経験した腕の肉離れ「どうしたら良くなるんだろう」
昨季は、6月に右腕のコンディション不良、7月末に左わき腹の筋挫傷。
ケガに泣かされた苦悩のシーズンでした。
<湯浅投手>
これまでは肘や肩を怪我したことがなかったので。
腕の肉離れのときは、治ってからキャッチボールしていても
今まで味わったことのないような感覚で投げたりしていました。
「どうしたら良くなるんだろうな」っていうのはずっと思っていました。
それでも、気持ちは前を向き続けていました。
<湯浅投手>
リハビリ期間でできることもたくさんあるので。
ケガする前よりレベルアップして戻りたい、というのはもちろんありました。
TV越しで見る岩崎投手からの学び
昨季のセーブ王・岩崎優投手からも大きな学びがあったそうで…
<湯浅投手>
リハビリ期間、TV越しにザキさん(岩崎投手)が投げてる姿を見て、
すごく勉強になりました。
いろいろ考えながら投げていて、表情もそうですし、テンポも一球一球変えながら。
変化球もたまに遅い球を投げたり。マウンドで余裕があるなと思いました。
そういうのも自分もマウンドでできるように。今年以降につなげられるように頑張りたいなと思います。
アメリカで武者修行
さらに、このオフにはアメリカで動作解析を行うなど、
体に負担がなく、より力が伝わりやすいフォームを追い求めています。
<湯浅投手>
シーズン中も少しずつ変えながら。完成っていうのはないと思いますし、
これからも色々と試行錯誤しながらやっていくつもりです。
どんどん良くなるように、良い方向に行くようにやっていければなと思います。
全ての経験を糧にして己を越えていく
プロ6年目。全ての経験を糧に、これからも己を越え続けます。
<湯浅投手>
今シーズンは、1年シーズン通して怪我なくチームに貢献したいと思っています。
しっかり開幕まで状態を上げてチームの力になれるように、連覇に貢献できるように頑張ります。
(読売テレビ「あすリート」3月2日放送)
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