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   2017年6月24日放送
 

【パラアーチェリー】上山友裕 29歳 「東京で金メダル」

上山友裕 Ueyama Tomohiro 29歳

パラアーチェリ―日本代表
所属:三菱電機
出身:大阪府東大阪市
生年月日:1978年8月28日
記録:リカーブ男子パラ日本記録652点
リオパラリンピック7位入賞



大学時代にアーチェリーを始めた上山選手は、大学卒業後、原因不明の両足のマヒを発症します。
健常者から障害者へと変わりつつある自らの状況を前向きに受け止め、持ち前の明るさで、その障害を乗り越えてきました。




あすリートが取材を始めたリオパラリンピックの前には、松葉づえで歩けていた上山選手ですが、リオパラリンピックから帰ってきてからは、車いすでの生活をするようになりました。

次の大舞台は2020年東京パラリンピック。
「東京で金メダル」を目標と掲げる上山選手は、これまで以上に厳しい環境の中での成長を目指しています。

その上山選手が出場した全日本社会人ターゲットアーチェリー選手権。
パラの国内大会では常に優勝争いをする上山選手にとって、
レベルの高い「健常者」の大会の中での実力はどのようなものなのか?

東京パラリンピックを盛り上げたいと日々努力する上山選手の今に迫ります。


パラアーチェリーの魅力を伝える


リオパラリンピックを終え、パラリンピアンとなった上山選手には、数多くの講演会の依頼が舞い込みました。
その中で上山選手は、まだまだなじみのないパラアーチェリーの魅力を伝えています。


デスノートと書かれたノートにサインすることをためらう上山選手

母校の小学校では、サイン攻めにあうほど、すっかり後輩のヒーローです!

2020年に向けてレベルアップ


東京パラリンピック出場に向けて動き出した上山選手は、5月に行われた、全日本社会人ターゲットアーチェリー選手権に出場しました。



健常者も障がい者も全く同じルールで行われるアーチェリー競技。
ロンドン五輪出場の石津優選手や、アテネ五輪銀メダリストの山本博選手なども参加するこの大会。パラアーチェリー日本記録を持つ上山選手の真価が問われる試合となります。




パラの選手にとって、健常者の全国大会に出場することについて上山選手は・・・


「この大会はベスト16までに入れば、パラの世界大会でメダルを取れるレベルだと思うので、下手したら金メダルぐらいのレベルだと思っているので、今の実力を測るために、とりあえず明日までに残れるように頑張ろうと思っています。」と、この大会の難しさを答えてくれました。


ルール(オリンピックラウンド)
1セット3射を5セット行い、勝者に2ポイント、同点なら1ポイントを分け合う。
6ポイント先取がその試合の勝者となる。
5セット終わって5ポイントで並んだ場合は、1射勝負のシュートオフとなる。



1回戦はストレート勝ちした上山選手。
2回戦の相手は昨年の優勝者の杉本翔太選手となります。
第1、第2セットを奪われた上山選手ですが、第3セットを引き分け、ポイントを5-1とします。



第4セットが始まる前に、「いまちょっと隙を見せたな。俺に隙を見せたら危ないで!って言うといて。・・・いや、やめとこ。本気になられたら困る。スターとしては面白い試合をしなあかん。」と余裕を見せる上山選手は、第4セットを奪い5-3とポイントを戻します。



上山選手が取れば、シュートオフに持ち込める第5セット。



惜しくも届かず、上山選手は2回戦敗退となってしまいました。



上山選手は試合後、「全日本社会人の経験を、パラの世界大会にぶつけていって、しっかりと目標を積み重ねていって、最後に東京で金という目標につなげていきたいと思います。」と、2020年東京パラリンピックに向けた意気込みを語ってくれました。