【ラグビー】近鉄ライナーズ、ノートライ敗北…とにかく入替戦に勝ってトップリーグ復帰だ!
2018年12月15日 / ラグビー
2018年12月15日 / ラグビー
週刊ひがしおおさか さんの提供記事です。
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6-20。1本もトライをあげられずに、苦杯を喫しました。
12月9日(日)キンチョウスタジアムにて行われたトップチャレンジリーグ(TCL)2ndステージ最終戦。
近鉄ライナーズはNTTドコモレッドハリケーンズに敗れ、リーグ戦4チーム中3位となりました。
入替戦への出場は決定。12月23日(日)にトップリーグ14位のチームと対戦し、勝てばトップリーグ昇格となります。
ただ心配なのは、「厳しいゲーム」の数をこなしていないこと。
これまではTCL1stステージで無双状態だったライナーズですが、
三菱重工戦・NTTドコモ戦のような強豪相手と当たると、途端に今までできていたことができなくなってしまいます。
そのひとつがブレイクダウン。
有水ヘッドコーチ(HC)は
「ブレイクダウンのファイトで一歩遅れを取りました。先にジャッカルされたりタックルされたり…NTTドコモの方が上手(うわて)でした」
と今日を振り返ります。
前半、ライナーズのキックオフで始まったゲーム。
ディフェンスは堅く、セットプレーでもライナーズに分がありました。
前半10分にはトンプソンがNTTドコモが蹴ったボールをチャージし、相手陣ゴール前へ。
しかし直後にブレイクダウンでターンオーバーされ、チャンスを逃してしまいます。
その後もチャンスは生まれ、前半28分には相手のシンビンで有利になりますが得点には至りません。
それでも集中力を切らさず相手の前進を阻むライナーズ。
相手にプレッシャーを与え、PGのチャンスを作ります。
前半36分と40分、二度のPGを野口が決め、6-0に。
前半を6点差でリードし、1本取りたい後半でしたが、先にトライをあげたのはNTTドコモでした。
ノーホイッスルで迎えた後半2分、10m前に迫ったNTTドコモがラックからこぼれ球を左へ。
BKでつながれ、左中間にトライを許します。。
Gも成功し6-7とあっさり逆転されると、今度はNTTドコモに流れができます。
一方、ペナルティが増えるライナーズ。
何度も果敢にアタックしますが、反則を犯し思うように前進できません。
19ストーバークが入ると突破できるようになりますが、依然としてトライには繋がりません。
そのまま時間が経過し、7分ものロスタイムに突入。
疲れが出てきた42分、スクラムが崩れたライナーズはコラプシングをとられペナルティトライを許してしまいます。
さらに47分にはPGを決められ、6-20で試合終了のホイッスルが…。
決して悪い試合ではありませんでした。
フィルヨーンやミフィポセチなど強靭な外国人選手がそろうNTTドコモをロースコアで抑えた、といえばそうなのです。
しかし、トライを1本もあげることなく敗北。キャプテン樫本や、ベテラン豊田、ライオンズの英雄コンブリンクの不在など
メンバーが欠けていたこともあげられますが、まだまだチームとしての総合力不足が見えます。
「入替戦までに修正すべき点は」と有水HCに尋ねると、「すべてをもう一回り大きくします。」とのこたえ。
入替戦は12月23日(日)。
12月15日(土)に行われる日野レッドドルフィンズ対宗像サニックスブルース(トップリーグ13位決定戦)の敗者との対戦です。
(会場は対戦相手が日野の場合は熊谷、サニックスの場合はミクスタの予定)
すべては入替戦のため。ぶっちゃけ今日負けても入替戦で勝てばええんや!もうなんでも良いからトップリーグ昇格してくれ!というのが正直な思いですが、今まで築き上げてきたことを出し切っての勝利を切望します。
大きな課題はまさにそれ。「今までできたことを厳しい局面で出せるか」が勝負の鍵です。
さあ、ターゲットはすぐそこだ。今シーズンの集大成をこの目に焼き付けよう。WE ARE LINERS!
text by 野口美保(週刊ひがしおおさか)
[週刊ひがしおおさか プロフィール]
東大阪の地域情報サイト・週刊ひがしおおさか。
地域のグルメやイベント情報を日々アップしていますが、特に力を入れているのはラグビー。
花園に拠点をもつラグビーチーム「近鉄ライナーズ」のことならおまかせ!
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