【取材リポート】神戸製鋼 コベルコスティーラーズ SH 日和佐 篤

あすリート 青木芳人ディレクターの取材リポートです。
日本選手権とトップリーグを制覇し、日本一になった神戸製鋼コベルコスティーラーズ。
元オールブラックスの英雄ダン・カーターとともに司令塔のハーフ団を牽引したのがスクラムハーフの日和佐選手です。
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スクラムハーフはワガママな末っ子?

15年ぶりにトップリーグ優勝を果たした神戸製鋼。
世界最高峰の司令塔、ダン・カーターとタッグを組み優勝の原動力となったのが、
シーズン前にサントリーから移籍してきたスクラムハーフ 日和佐篤、31歳。


移籍理由は、若手の台頭で出場機会が減少する中、もう一度新天地で挑戦したいというのが大きな理由。
神戸製鋼にというチームに素晴らしい選手が揃っていて優勝できる可能性を感じたというのも理由の一つ。


日和佐「スクラムハーフは試合のテンポをコントロールする仕事。球さばきの正確さやスピードには自信がある。
スクラムハーフは勝ち気な人が多いですね。ワガママも通すし。
チームを15人家族とすると、ワガママな末っ子キャラかな。」



ダン・カーターと組むとは想像してなかったが、チームが苦しい時に方向性を示してくれる素晴らしいリーダー、
基本の大切さを再確認させられた。

取材した1月17日にはチーム全員で犠牲者に黙祷を捧げた

神戸出身で5歳からラグビーを始めた日和佐選手。
ワールドのグラウンドで練習していた。
7歳の時、阪神淡路大震災を被災。大変な事が起こったと鮮明に覚えている。

前回のワールドカップ、南ア戦の後半27分から出場。

逆転トライのシーンでは1つのミスも許されない中、的確な球さばきでタクトを振るった。
「エディーさんからのショットの指示は僕は聞こえてませんでした。
15人全員が(トライを奪うという)方向性で共有できましたからね。」



報徳学園高校〜法政大 31歳、ラグビー選手としては円熟期

「今年日本でワールドカップが開催される時に、選手として出場できるかもしれない幸運な立ち位置にいる。
 もちろん出場したいし、それが叶わなくても、何かの形で日本代表をサポートして大会を盛り上げたい。
 今年はラグビーを楽しみたい。」



少しシャイで、関西出身なのにコテコテという印象は強くないが、闘志を内に秘めたプロフェッショナル。
日本代表キャップ数は51。
現在は代表当落線上ながら、虎視眈々と返り咲きを狙うベテランスクラハーフの挑戦を追っていきたい。


text by 青木芳人 (取材日 2019/1/17 @神戸市 灘浜グラウンド)