ワールドカップ日本代表の最年長戦士が最速でシーズンイン!

ラグビーワールドカップで8強入り、歴史を変えたジャパンを支えたトンプソンルーク(38)が誰よりも早く開幕を迎えました。
南アフリカ戦からほぼ一ヶ月、5日にチームに合流して2週間、自らを“おじいちゃん”と言う老兵は誰よりも元気です!
トップリーグの下部リーグにあたるトップチャレンジリーグ 近鉄ライナーズでプレイするトンプソン選手は
11月17日、大阪長居のヤンマーフィールドで行われた近鉄ライナーズ対清水建設ブルーシャークスとの試合に志願して先発出場。
まだ十分にフィットしてない状態でもタックルにモールに1近鉄ライナーズ14年目のベテランらしく存在感を示しました。

下部リーグながら5028人、ヤンマーフィールドのメインスタンドは満員!

オールドファンも、自称にわかファンもヤンマーフィールドに詰めかけ、開門前に行列が出来るほどの人気ぶり。
これもワールドカップ効果、恐るべし。
「ヤンマーフィールドで5068人。今年のトップリーグカップ準決勝が同じ場所で行われ、
 神戸製鋼対サントリーの黄金カードで4581人でしたが、軽く抜いちゃいました。下部リーグが。」
「週刊ひがしおおさか」より)


トップチャレンジ第1節 近鉄ライナーズ 64-29 清水建設ブルーシャークス

両チーム会わせて14トライ!会場に詰めかけたにわかファンも大盛り上がりの派手な試合。
クエイド・クーパー&ウィル・ゲニアのオーストラリア代表のハーフ団、御所実業〜帝京大出身のスーパールーキー菅原、
サンウルヴスのスター選手マシレワ、そしてトンプソンらを揃えるスター軍団の近鉄が
前半31点(5トライ)、後半33点(5トライ)で完勝、勝ち点5を獲得しました。
破壊力抜群のアタックは後半にミスから4トライ奪われたデフェンスに課題を残しました。
そのあたりの詳しい戦評はライナーズウォッチャー 週刊ひがしおおさか の記事をご覧下さい。
「圧勝か辛勝か ライナーズが残した「64−29」を振り返る 清水建設戦」

志願しての先発、定位置の4番ロックで出場。

モールで圧倒しトライに結びつける。ジャパンの4番も突っこんでます。

ボールを奪おうとダブルタックル。

前半20分、トンプソンが流血!

スクラムでも優勢、14年間 近鉄の第2列を支えて来ました。

トップチャレンジは記者会見がありません。ピッチサイドで囲みインタビュー。

顔の傷に「これで僕のモデルとしてのキャリアは終わりです」と笑わせてくれました。

【トンプソンルーク一問一答】 次週の花園は特別な場所、僕の実家だから、サヨナラ試合は絶対勝ちたい。

(今日の試合の手応えは?)
「後半、トライをとられてデフェンスミスが多すぎるけど開幕戦だから、ボーナスポイントとった、試合勝った。それでよかった。」

(怪我は大丈夫?)
「残念ですね。これで僕のモデルとしてのキャリアは終わった。(笑)」

(現役最後のシーズンですね)
「だから毎試合めっちゃ大事。もちろんスタメンでいきたい。
 (ヘッドコーチがまだチームとフィットしてはいないと)
 大丈夫だよ。僕は14年間近鉄でプレーしたからみんな知ってる。」

(来週24日は花園ラストゲーム)
「ラスト花園だから、すごい楽しみです。(対戦相手の)豊田自動織機は
 強いチーム、大きなバトルになります。」
「花園は特別な場所、僕の実家だから、さよなら試合は絶対勝ちたい。
 チームとして今シーズンはワンチャンスの花園の試合だから。」



試合後のグリーティングタイムにも自ら積極的にファンの元へ。

試合を見守ったネリッサ夫人と子供たち、ラグビーならではの素敵なシーンです。

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