12月22日、大阪 豊中の履正社高校でラグビー日本代表のキャプテン リーチマイケル氏(31) が
「日本スポーツと英語の新時代」と題するトークイベントにゲスト出演しました。
系列の履正社医療スポーツ専門学校(大阪市淀川区)はスポーツ外国語学科を来春から新設。
その学科長に、ラグビー日本代表通訳の佐藤秀典氏(38)が就任することになり、トークイベントの前に記者会見を開きました。
佐藤氏といえば、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチに求められ日本代表の通訳に就き、
その後もジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチやサンウルブスの通訳を歴任。
合宿での選手とピッチでハードワークし、ワールドカップの記者会見では速射砲のように通訳する姿が印象に残っています。
ワールド時代から関西に縁のある佐藤氏、スポーツの現場では人材が不足している通訳という
その道のプロを育てるこの仕事に全力投球したいと意欲満々でした。

リーチマイケル氏とのトークイベントは追ってダイジェスト動画でアップする予定です。

佐藤秀典 sato hidenori 38歳

1981年生まれ
10歳でオーストラリアに移住し、現地の高校を卒業後、帰国して通訳の道に。
ワールド、キャノンの通訳を経て、2015年からはラグビー日本代表、
2016年からはプロラグビーチーム「サンウルブス」の通訳を務め、
ワールドカップイングランド大会、日本大会をはじめ、世界の大舞台を数多く経験している。
デスメタルバンド「インファーナル・リバルジョン(悪魔的憎悪)」のヴォーカルというもうひとつの顔を持つ。



スポーツ通訳は瞬発力と鮮度が大切

スポーツの通訳に必要な特性は?

通常の通訳より瞬発力が必要だと思います。瞬間瞬間で言葉の意味も変わってくるので鮮度が大事です。
スポーツの試合と同じく 先を読むということも必要だと実感しました。
それとコーチの言葉を訳すので叱咤激励の言葉が多いということもあります。
ときに強くダメ出ししたり、きつく叱ったりすることも訳さないといけないので。
通常の通訳仕事は単発のクライアントが相手ですが、スポーツはチームが相手。
ずっとチームと帯同しているので私的感情のぶつかり合いの間に入ることもあります。

日本代表の通訳をして嬉しかったこと

ヘッドコーチとフュージョン(混合、融合)した時ですかね。
選手から「ヘッドコーチと佐藤さん二人が一人に見えた」と言われたり。
そんなときが通訳として嬉しいと思える瞬間ですね。

流行語大賞 One Team

左から履正社広報部長 釜谷一平氏、佐藤氏、学科ディレクター ウーリッヒ・クルツ氏


流行語大賞「 One Team( ワンチーム)」はどのように生まれたのか?

2016年のキャプテンだった二人、堀江(翔太)と立川(理道)が考えたんです。
新しいチームのキャッチを何か作ろうと。
それが One Team でした。
最初に聴いた時に、シンプルでわかりやすくていいな と思いました。
その後に、One Team はアタックの呼び名にもなりました。
ワンチーム=順目で正攻法の攻撃を指します。
ゲーム中、チームがバタバタしたときにキャプテンが「ワンチーム、ワンチーム」と声をかけて、
試合を落ちつかせるために有効でした。

育成で大事にしたいことは?

大事にしたいことはアウトプットですね。
日本人にはTOEFL満点でも話せない人がいるという話をよく聞きます。
とっさの判断で使える英語が必要になります。
そのためにロールプレイを重視したいと考えています。

佐藤さんはデスメタルバンドのヴォーカルという顔も、スポーツ通訳との共通点はありますか?

ハハハ(笑)
僕のやってる音楽はかなり激しいので、アグレッシブなとこですかね。
スポーツの通訳も攻撃的なところは共通してます。
それと音楽を通じて選手と話題が生まれることです。
実際、堀江選手とはよく音楽の話で盛り上がったりしました。

メタルロックのヴォーカリストとして鍛えた佐藤さんの声はワールドカップの大舞台でも大歓声に負けず、
迫力あるデスボイスが世界のピッチに轟いていたのでしょう。


リーチマイケル氏とのトークイベントの動画は追ってアップします

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