西矢　椛　(にしや　もみじ)　プロフィール

2007年8月30日生まれ　13歳　
大阪府松原市出身
ムラサキスポーツ所属
種目：スケートボード・ストリート

世界大会の戦績
・2019年　XGamesミネアポリス大会：2位
・2021年　ストリート世界選手権大会2021（ローマ）：2位
・2021年　東京オリンピック　金メダル

【秘話】 有言実行の金メダリスト ～スケボー西矢椛の偉業達成の裏にあった大技～

歴史的快挙を達成した13歳の素顔



大阪府松原市出身、中学2年生の西矢椛選手(ムラサキスポーツ所属)。
スケートボードのストリート競技を専門としており、7月26日に開催された東京オリンピックでは金メダルを獲得！日本人最年少の記録(13歳330日)を更新しました！
※ストリート競技：街中の手すりや縁石、階段などに模した障害物を設置したコースで、45秒間自由に技を繰り出す「ラン」2本と、1つの技の出来を競う「ベストトリック」5本の、計7本の演技を行い、その中の高得点4本の合計点で競う競技
西矢選手は、お兄さんがスケボーを滑る姿に惹かれて6歳で自分も始めると、その才能はすぐに開花し、9歳のころにはすでに高さ・技術共に大人顔負けのトリックを決められるように。
そんな若き天才アスリートですが、その素顔を家族はこう語ります。

父・西矢翔さん 「普段はどこにでもいる中学2年生の女の子で、どちらかというと活発なほうだと思います。」

休みの時からずっとスケボーをしているという西矢選手。競技として練習に打ち込むだけでなく「ほかの人と滑ることが一番楽しい」と話すほど、心の底からスケボーを楽しむ天真爛漫な一面もあり、練習の合間には笑顔が見られました



大偉業達成の‘鍵‘となった技～ビッグスピンボード～

日本人最年少の金メダリストとなった西矢選手ですが、大偉業達成の裏側には金メダル獲得を大きく手繰り寄せることとなった、ある技の存在が…。それは「ビッグスピンボード」です。
※ビッグスピンボード：ボードを横に360度回転させてレールを滑る難易度の高い技
6月上旬に行われた世界選手権の決勝で失敗してしまい、惜しくも金メダルを逃してしまった悔しさの残る技です。
大会前には、オリンピックで決めたいと意気込みを語っており、大舞台での目標達成に向けて繰り返し練習してきました。
その思いをぶつけるべく、迎えた東京オリンピック決勝。全体5位で臨んだベストトリック4本目で、有言実行となる完璧なビッグスピンボードを決め、両手でガッツポーズ。大逆転で金メダルを獲得し、オリンピック初代女王に輝きました。

西矢椛 「東京での新種目のスケートボードで優勝できてうれしいです。家族や周りの一緒にいてくれた友達が一緒にしゃべってくれてリラックスできたからだと思います」



次の目標は３年後、パリ五輪での連続金メダル

笑顔を絶やすことなく、目標のビッグスピンボードを成功させ、日本人最年少金メダリストとなった若きアスリート。
見据えるは3年後のパリオリンピック。新たな目標に向かって突き進む西矢選手からこれからも目が離せません。

（読売テレビ「あすリート」8月21日放送）