「ライバルは自分」狙うは五輪連覇、自分自身の壁を乗り越える! スケボー・パーク競技初代女王・四十住さくら
2023年3月4日放送 / スケートボード
2023年3月4日放送 / スケートボード
東京オリンピックから始まった新種目スケートボード・パーク競技。その初代女王が日本代表・四十住さくら選手です。勝利の決め手は、難易度の高い大技・540(ファイブフォーティー)。大舞台で堂々と技を決めたさくら選手でしたが、実は苦手技だったと話します。
(さくら)「540、苦手なんですよ。オリンピックのためにこの技を練習していたので、練習しているものを本番で出せないのは嫌やから…。自分の得意な部分だけじゃなくて、苦手な部分もやります」
苦手な技もコツコツ、ひたすら練習を重ねることが大切だと話してくれたさくら選手。そんなスケボー一筋のさくら選手には、心を和ませる癒しの存在も…。可愛い相棒と共に、日々の練習を乗り越えます。
(さくら)「オリンピック後に家族が一匹増えたんです。うめ吉っていうリスザルなんですけど、めっちゃ甘えてくるのがすごく可愛くて…。癒しです(笑)」
今年から、パリオリンピックに向けた熾烈な代表争いがスタート。最大三枠の代表枠を懸け、さくら選手も奮闘していました。
(さくら)「(試合に)勝ったり負けたりっていうのは絶対ある。負けたらもっと頑張ればいいだけなので、まずは自分のしたいことを披露できたらいいなと思います」
今年2月、堂々とした気持ちで挑んだ世界選手権。パリオリンピック予選の初戦ともなる今大会でしたが、ミスが続き、最後の1本を残してまさかの最下位。重圧の中で挑んだ勝負のラストランでしたが、技は成功。さくら選手の目にも涙が滲みます。プレッシャーをはねのけ、見事銅メダルを獲得しました。
土壇場で意地を見せたオリンピック女王・さくら選手。当時の心境は…。
(さくら)「1本、2本と失敗して、3本目でしっかり乗れたので、めっちゃ嬉しかったです。これからの課題も見えたので、それに向かって頑張ります」
代表争いにスタートダッシュをかけるさくら選手。次なる大舞台・パリに向け、飛躍を誓います。
(さくら)「ライバルは自分です。完成度を高めて、目標はオリンピックを連覇することです」
見据える先は、オリンピック連覇。大きな飛躍と成長を胸に、若き初代女王は今日も自分自身に勝負を挑みます。
2002年3月15日生まれ 20歳
和歌山県岩出市出身
スケートボード・パーク
大会前のルーティ―ン:朝ごはんにチョコレート
お兄さんの影響で小学6年生からスケートボードを始める。
YoutubeやInstagramを見て独学で世界の頂点に!
2021年 東京オリンピック パークで金メダルに輝く
(読売テレビ「あすリート」3月4日放送)