ガンバ大阪が6月1日、練習再開後初めて全体トレーニングに移行しました。

これまではグループに分かれて練習していましたが、この日はロングランなど基礎体力づくりを主にやりながら、最後は対人トレーニングを敢行。自粛期間で鈍った体を徐々に研ぎ澄ませ、攻撃的なガンバスタイルを取り戻します。

練習後、オンライン取材に応じた宮本恒靖監督、東口順昭選手、藤春廣輝選手が意気込みを語りました。

宮本恒靖監督 インタビュー

Q、全体練習が再開してチームの雰囲気は?
「非常に明るかったですね。皆んなが集って二十数人の選手と個人練習数名だったんでしけども本当に2ヶ月ぶり全員が顔を合わせるのは、またその日を迎えて再びサッカーが出来る、チームとしての活動ができるっていう事を喜んでいるような感じでした」

Q、選手の様子を見てこの1ヶ月で伸ばしていかないといけない所は?
「2ヶ月間、チームとして活動していないのでいわゆる集団でのサッカーをやっていなかったというところで、ボールを扱うだけではなくてサッカーなので相手を見たり、スペースを認知したりだとか、そういう作業が必要で(試合感)を取り戻すにはまだ時間はかかるかなと感じました。

Q、再開までの準備期間でキャンプでやっていた事をやりたいと言っていたが?
「取り組んでいたのは相手からボールを奪う守備の強度を求めたり、攻撃から守備への切り替えの速さであったり、守備でボールを奪ったものを攻撃に速く繋げるところをトライしてましたし、そういうものを出していきたいとは思っています」

Q、無観客開催にあたってメンタル的に気をつけることは?
「通常公式戦ではお客さんがいてくれて、周りが作り出してくれている緊張感があるので、(無観客だと)どちらかというとフワッとした試合になりがちだと思うので、その辺のメンタルの準備をしっかりしたいですし、この間リーグ戦が延期されていた時期もこのパナソニックスタジアムで練習試合をした経験もありますし、そういうものだと選手にもう一度伝えながら、試合が難しかった部分があるということも思い出させて、やっていきたいと思います」

Q、再開後の過密日程を闘う中で大切なことは?
「連戦を耐えうる体のコンディション、強さという物をまずベースとして取り戻さないといけないと思いますし、あとはチームとして戦えるメンバーの数をできるだけ増やしていく。それはさっき言ったフィジカル面だけではなくて戦術的な入れ替えであったり、コンビネーションであったりフィットネスというところも含めて準備していかないといけないと思います」

Q、サポーターに向けてメッセージ
「我々も待ち望んでいた公式戦というものが近づいていてきて、それに向けてしっかりと準備をしていきたいと思っています。もちろん最初は画面を通してのことになりますけど、良いパフォーマンスというものをお見せして勝利する瞬間というのを皆さんと沢山分かち合いたいと思います」

東口順昭選手 インタビュー 

Q、7月4日にJリーグ再開が決まりましたが?
「やっと目指すものが決まったので、コンディション作りっていうのが、より明確にやりやすくなっていくだろうなと感じています」

Q、この2ヶ月間の自粛期間はどのように過ごされていましたか?
「やはりコロナにかからない事、できるだけ自粛して尚且つリーグ戦が再開した時、しっかりコンディションが保っていけれるように、家で出来ることをやってきた2ヶ月間でした」

Q、サッカー以外でも発見はありましたか?
「自分を支えてくれている人たちの助けがすごい自分の中でありがたいと思ったのと、そう人たちのおかげで、サポーターもそうですし、こういう立ち位置でいられるという事をより感じましたね」

Q、全体練習再開でチームの雰囲気は?
「やっぱり皆んな待ってましたっていう感じもありますし、皆でボールを蹴る喜びもすごい楽しくやっていたと思います。ただ、コンディションのところでバラつきがあるので、今から足並みを揃え行く作業をしていかないといけないというのがちょっと、個人差があるので不安なところかなと思います」

Q、ご自身のコンディションは?
「先週から本格的なキーパー練習をやり始めて、自粛移管中キーパー練習をガツガツ出来なかった分、1週間前は体に痛みが出てきた部分もあって大丈夫かと思ったんですけど、今日、よりキーパーが多い中で練習をしてみて(いつもの感覚で)出来てきたので、不安と自信とが入り混じったこの2週間目かなと思います」

Q、再開日までどんな準備をしていきたい?
「(準備期間が1ヶ月間というのは)決して十分とは思わないですけど、当初6月末っていう予定もあったと思うんで、それより1週間延びたんで準備期間ていうのはあるなと思いますし、この1ヶ月でコンディションを戻していかないといけないですけど、完全に戻ることはないと思うんで、リーグ戦が始まってからも慣らしながら調整していくことになると思いますし、早速連戦だと思うのでそういう所はいつもより敏感にやっていかないといけないと思います」

Q、最初の方は無観客開催になりますがどんなプレーをしたい?
「試合で、勝つところもそうですけど、サッカーを通じてサポーターの方々に喜びとか楽しみとか感じてもらえるようなプレーをしていければ良いと思います」

Q、サポーターへ向けメッセージ
「再開が決まった中で僕たちも良い準備をして、試合に臨めたら良いと思いますし、最初は無観客試合っていうことで生で観ることはできないですけど、しっかりしたコンディションとサッカーを通じて喜んでもらえるようなプレーを僕たちはやっていければ良いと思うので、引き続きサポーターの方には応援していただきたいと思います」

藤春廣輝選手 インタビュー

Q、7月4日にJリーグ再開が決まりましたが?
「決まったのは嬉しく思いますし、マリノス戦良い形で終えて(中断期間で)空いたのは残念でしたけど、早く試合したいっていう気持ちでいっぱいです」

Q、この自粛期間はどういう練習をしていましたか?
「なかなかグループでは出来なかったので一人で、近くに公園があるので公園の周りをずっと20分を2セットくらいやってました」

Q、全体練習始まってみてどうですか?
「一人でやるのと皆でやるのは全然違いますし、人数が多ければ多いほど楽しくやれているので、やっと(全体練習が)始まってくれたのがありがたいなと思います」

Q、再開までの準備期間として1ヶ月は短い?
「今は始めていけているので1ヶ月あるっていうのは大きいですし、シーズンオフよりこの2ヶ月っていうのは長かったので、個人的には1ヶ月あれば十分かなと思うので、1日
1日を大事にしていければ、7月4日には間に合うかなと思います」

Q、中断前と比べて今の体の調子は?
「僕自身、体力っていうところはストロングポイントでもあるんで、そこはマリノス戦の時のような状態に持っていければ良いかなと思っているので、今はその時よりは(体力やキレが)劣っていると思いますし、この1ヶ月徐々に上げていければ良いかなと思います」

Q、再開後はどんなプレーを見せたい?
「無観客開催ということにはなると思いますけど、ファンに“やれる”というところをしっかり見せたいですし、僕的にはマッチアップする選手に負けたくないというところを見せられたら良いなと思います」

Q、サポーターへ向けメッセージ
「選手だったりファンもストレスが溜まっている日々を過ごしていると思うので、最初は無観客の試合ですけどDAZNとかで見てもらって、応援してもらいたいですし、やっぱりファンが見ているのと見ていないのとでは違うと思いますし、早く満員のスタジアムでやりたいですし、それまで我慢して欲しいですし、チームとしたらしっかり勝って多くのサポーターが入った時に一緒に喜べたら良いかなと思います」


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