動画はkyotosangachannel(京都サンガチャンネル)より
5月24日にグループ練習を再開していた京都サンガは、6月2日、およそ2か月ぶりとなるチーム全員そろっての練習を再開しました。

ようやく全選手揃っての練習ができたことについて實好礼忠監督は、「いい天気の中で、ようやくみんなでサッカーができる喜びを感じながらトレーニングできました」と笑顔でコメント、グループ練習からチーム全体練習になったことによる練習内容の変化を聞かれると、「体をぶつかり合うシーンも今日はありました。大きな違いはそこですね。そこの球際のところは、すごくチームとして大事にしているところなので、積極的にトレーニングしてくれましたし、最後にゲーム形式もしてまして、本格的にというかバチバチやりました。」と、6月27日に決まったJ2再開に向けて、実践的な練習に入ってきたことを明かしました。

ジュビロ磐田から完全移籍で京都に加入したMF8荒木大吾選手は、開幕前に故障した左太ももの状態が、自粛期間中のトレーニングのおかげで今は開幕前より良くなっていると、この期間をポジティブに捉えていました。
そして、荒木選手はこの期間に英会話に挑戦したことを明かし、練習再開後はチームメイトのピーターウタカ選手や、ヨルディバイス選手に積極的に英語で話しかけたり、ピーターウタカ選手からは英語のメールをもらって勉強を続けているそうです。
ヴァンフォーレ甲府から完全移籍のピーターウタカ選手は、自粛期間中はオンラインでナイジェリアやロンドンの仲間とトレーニングを共有していたといい、練習を再開しての現在のコンディションについて、試合と練習のコンディションの考え方は別物としながらも、「いまのトレーニングコンディションはいい状態です。ここから試合にフィットしていければいい」と順調な調整ぶりをアピールしていました。
そして、ファン・サポーターに「もうすぐみんなとサッカーの喜びを分かち合えるように。恋しかったサッカー、『MISS FOOTBALL』という気持ちを取り返して、頑張っていきましょう。」とメッセージを送りました。
FW9 ピーターウタカ選手 インタビュー

Q.今日の全体練習を終えて
ずっとサッカーがやれていなかったので、ハングリーだった思うし、サッカーが恋しかったので、自分も楽しく、やっとサッカーができるというという気持ちでやっていました。
ただ、楽しいと言いながらもリーグが再スタートするのにあまり時間がないので、コンディションを作りながら、みんなでサッカーしたという1日でした。
Q.現在のコンディションは?
ゲームコンディションとトレーニングコンディションは別物だと思うのですけど、トレーニングコンディションはいい状態でこれています。ゲームにフィットしていくものに関しては何も問題ないと思っています。
チームトレーニングが始まる以前から体が悪くならないようにトレーニングは繰り返していましたので、ここから試合にフィットしていければいいなと思います。今の状態はとてもいいです。
Q.自粛期間考えたことは?
本当にこの期間はいろんなことを考えました。世界にウイルスが拡散している状況をどうなっていくんだと考えましたし、サッカーができない状況をステイホームという中で自分のコンディションをどうやってキープすればいいのか、どういうトレーニングをすればいいのかを考えました。なかなか外にも出れない中、グループでトレーニングできないというところで、オンラインで関係者とトレーニングやっているところがありましたので、そこに参加しながら、オンラインでコミュニケーションをとりながら、人と人とが手を繋ぐことを感じながら、この期間はいろんなことをしながら考えていました。
自分たちはこれからどうサッカーに戻っていくのか、サッカーをしてどういう風にしていくのかを考えるのですけど。今の時勢でコロナなで愛しい人を亡くしたりしている方もいたり、友人が亡くなった人もたくさんいるので、悲しい難しい状況にいるのだなと感じています。その中で、自分たちがサッカーというものにどういう風に戻していくのか、自分がどういうプレーで貢献できるのかそういうことを考えながらやっています。
Q.リーグ再開までの準備期間について
今の状況で4週間はというのは、全ての人が満場一致する形はないと思います。しかも自分たちはサッカーしたかったのにできなかったというのが2ヶ月くらいあって、それだけシーズンを失ってのスタートなので。Jリーグも難しい中でも決定したので、決定した4週間にあわせてやるのがプロだと思います。自分もプロフェッショナルとして、Jリーグが決めた日程に合わせる、必死にやっていくそれが全てだと思います。長い短いといろんな意見はあると思うのですけど、リーグの決定に対して自分たちがフィットさせていく、それがプロとしてのやる道だと思います。
Q.ピッチに立って練習できない学生に、こういう練習がいいというアドバイスをください。
まずは健康を気をつけて続けてもらいたいと思います。自分がやっていたトレーニングというのはYouTubeでインストラクターがやっている、サッカー用のトレーニングが非常に多いので。全身のトレーニングがありますので、どういうところを鍛えたいのか調べてやればいろんなものが出てきます。自分もオンラインでナイジェリアだったりロンドンの人たちと共有してトレーニングしていました。
オンラインでグループでやって、その後に物足りなければ腕を補強したいとか、足をもっとやりたいとかあれば、もっと調べられるので、是非やってみてください。
本当に子供たち学生は一人でトレーニングするのは難しい、メンタル的に大変だけど、ポジティブにもって、モチベーションを持ってこれを頑張ればみんなんでサッカーできるのにという気持ちをしっかりと持ってやってほしいと思います。
Q.ヨーロッパ日本以外の選手、再開したリーグなどの国外の選手とコミュニケーション取る中で感じていることは?
海外は再開したのでエキサイティングな感じになっているけど、それと同時に注意深くやっています。第二波を非常に懸念されているので、日本と同じでマスクをするであったり、手を洗う、距離を保つとか、サッカーをやれている喜びと同じくらいに、第二波を警戒しながらヨーロッパもやっているので、我々も第二波がこないように、自分たちをもう一回自分たちを守る、もう一回来てしまったらいろんなものがストップしてしまいますので、サッカーをやれる喜びと同じくらい、気をつけなくてはいけないということです。
Q.ファンサポーターにメッセージ
本当にサポーターの皆さんには感謝の言葉しかないです。皆さんも我慢の時期です、我々もサッカーが恋しかったですけど、サポーターの皆さんもサッカー恋しかったと思います。そういう中で我慢していたいて、サポートしていただいたことに感謝しかありません。
シーズンがいつ始まるか決まったので、もうすぐ皆さんの前でサッカー見せられるようになりました。その中で自分としてはサッカーが恋しかった、サポーターの皆さんが恋しかったものを自分たちのプレーで見せられるように頑張っていきたいと思いますし、全力でプレーして、自分だったらゴールだったり、いいプレーだったりで皆さんの期待に応えられるようにしていきたいです。
苦しい状況ですけど、もうすぐみんなとサッカーの喜びを分かち合えるように、そういう状況なんですけど。恋しかったサッカー、MISS FOOTBALLという気持ちをみなさんで取り返して、頑張っていきましょう。本当にサポートありがとうございます。
MF8 荒木大吾選手 インタビュー

Q.今日の全体練習を終えて
やっと練習が再開できたんですけど、いろんな人の力を借りてできていることに幸せを感じながら、プレーできたし。久しぶりにみんなとできたことが一番楽しかったです。
Q.グループ練習と全体練習との違いは?
グループ練習だと、対人ができないし、人との距離を保ってやるというのが最低限のトレーニングだったので、自粛前と同じ練習ができたのが全然違って一番大きいです。本当にいつも通りできました。
Q.現在のコンディションは?
開幕前にを怪我をして、そこから次の試合が延びていったんですけど。自分としてはラッキーではないですけど、コンディション的には万全で迎えられるというのがあります。(怪我の箇所は?)左もも、最初はそんなに大したことないと思っていたけど、無理はしないでおこうとしていたのが、こういう自粛になってしまったので。自分ではいい期間だと思ってトレーニングしたし、他の部位もトレーニングすることができたので、開幕前よりかは良いかなと思います。(自粛期間は)残念なことでしたけど、ポジティブに捉えて、いつか再開すると思っていたので、そこに向けてやってきました。
Q.自粛期間中に挑戦したことは?
いろんなことを考えましたけど、一番は英語会話にチャレンジしてみました。もう遅いですけど、自分のチームメイトの外国人と話したいし、今後、サッカーを辞めたあとでも必要になことかと思っていまさならがらやってみました。
(練習再開して)ウタカ・バイスに話しかけてみたり、ウタさんは英語のメールをくれるので、いい練習になっています。
實好礼忠監督 インタビュー

Q.今日の全体練習を終えて
今日は久しぶりに全体が揃いまして、天気のいい中で、みんな積極的に取り組んでくれて、まだまだ人との距離を取るところもありますし、水分補給のところで注意するところはありますけど、ようやくみんなでサッカーができる喜びを感じながら、トレーニングを行いました。
Q.グループ練習と全体練習の違いは?
2ヶ月ぶりの対人になるんですかね?体をぶつかり合うシーンも今日はありました。大きな違いはそこですね。そこの球際のところですごくチームとして大事にしているところなので、積極的にトレーニングしてくれましたし、最後にゲーム形式もしてまして、本格的にというかバチバチやりました。
Q.水分補給のところでの注意などは?
水分を取るタイミングはしっかりとこっちでコントロールして、自分のボトルを持って、固定されたところに置いていて、みんなで休憩のたびに水分をと理に行くような形を取りました。
周りのスタッフと距離をとって、そのへんはスムーズにできました。
Q.J2は準備が大変かと思うが、改めてどうしたいか?
実際に全体で練習して再開までは1ヶ月はない状況ではありますけど、厳しい中で自分たちがしっかりとやって行こうと、どういう状況でも、自分たちのやれることを精一杯やって、やるかでじゃなくて、結果を出して行こうという中でやろうとしてるので。Jリーグの再開の期間まではどうかとか、うまく練習までの形が作れないとか、いろんなことはありますけど、どんなことも言い訳にぜずにみんなでやろうとしています。
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