【京都サンガF.C.】實好監督 練習再開後、初のトレーニングマッチに手応え

2020年06月14日 / サッカー

J2リーグ再開まで2週間となった京都サンガF.C.は、昨日非公開でのトレーニングマッチを実施しました。

今季新加入のDFヨルディ バイス選手(左)とFWピーター ウタカ選手(右)

チームを指揮する實好礼忠監督は「全員が攻守に渡って、連動して動く」ことをテーマに持って臨んだトレーニングマッチでは、内容に関しては明らかにできないとしながらも、全員がスムーズに動くことができたと手応えを感じていました。開幕までの2週間で土台となる部分をさらに大きくすることに時間をかけ、質を上げて上積みをして、自信を持って再スタートしたいとしました。

キャプテンのDF安藤選手は、久しぶりの対外試合で内容的にはポジティブな内容だったと答ました。開幕戦から期間が空き、戦術面などは自粛期間中雨に映像などで共有することで理解をすることはできているが、上積みをすることができているかと言われれば難しいとしながら、再開までの2週間は練習から公式戦をイメージして1日1日取り組んでいきたいとしました。

今季、横山F.マリノスから完全移籍したMF中川風希選手は、移籍したばかりで活動自粛になったが、「昔のチームメイトや友人と連絡する機会が増えて、人と話をすることで吸収することが多く、その面に関してはいい時間だった」と振り返りました。そして2週間後に再開するシーズンにむけて、「こういう期間あってもチームとしても目指すところはみんな一緒だと思うので、J2優勝というのをしっかりとチームの目標として目指してやっていきたいと思います。」と意気込みを語りました。

安藤淳選手 インタビュー



Q.今週の練習終えて
チームとしてもすごくいいテンションでできていますし、ハードな練習が多かったんですけど、雰囲気もすごくよく、再開に向けてもいい練習が詰めたかなという感じがあります。


Q.トレーニングマッチを終えての感触は?
久しぶりのチームとしての練習試合で、内容的には自分たちにとってはポジティブな内容でしたし、久しぶりにしてはすごくいいテンションで強度の高いゲームができたと思います。

Q.リーグ再開に向けての課題は?
細かいところの部分は、選手との意見は出たので、課題というより悪い部分は見当たらなかったと僕は思います。チームとして、監督が求めているプレーをみんなしようとしていましたし、それが攻守に渡っていいテンションでできていたと思います。

Q.開幕戦からの上積み、変化があれば教えてください
開幕戦からだいぶ空いてしまったので、その期間には上積みができたかと言えばできていないです。ただ、期間中も映像で戦術的なところを提示してもらって、共有したりはできたので。練習が再開してからも戦術に関してはみんな理解していますし、実際、昨日のゲームにしてもスムーズに運べることが多かったので、上積みというか継続という感じのイメージにはなっていると思います。今からそこから上積み、ゲームをこなしていいって、正直1試合しかできていないので、上積みと言われれば難しいかなと思います。

Q.2ヶ月の自粛期間中はどのように過ごしていた?
家の中でできるトレーニング、体幹であったり、ちょっと家の庭でサーキットトレーニング、体のキレを落とさないようなトレーニングだったり、ボールを触ったりとか、できることは少ないですけど、限られた環境でサッカーの動きをイメージしながら、飽きないようにしていました。

Q.自分がやってきたイメージとギャップはあったか?
ギャップはないですけど、実際のサッカーの動きと自分一人でやる動き、ボールを使っていない動きとかは全然違いますし、体力的にもサッカーをしないとサッカーの体力はつかないなと改めて感じます。

Q.2週間のトレーニングでどのくらい戻った?
毎日本当にしんどくて、まだ100%ではないですけど、だいぶチームとしてハードなトレーニングに取り組んでいるおかげで、僕だけでなくみんなのコンディションも上がってきていると思います。

Q.自粛期間中に新たにチャレンジしたこと
瞑想したり、本をいっぱい読んだり、決まった時間に寝て起きてとか規則ただしい生活をしていました。

Q.チームメイトとの練習が再開して感じたことは?
楽しいですね。ひとりでサッカーするより、チームみんなとトレーニングする方が楽しいですし。みんなも楽しそうに喋ったり、やりとりしているので
はやりチームはいいなと思います。

Q.開幕まで2週間、できることは?
上積みの部分を積み上げていきたいですし、そのためにはチームとしてベーシックな部分というのをすごく求められているので、練習から公式戦をイメージして1日1日やっていきたい。

中川風希選手 インタビュー



Q.今週1週間を振り返って
2、3ヶ月くらいサッカーができない状態だったので、サッカーができていることに幸せを感じています。

Q.サッカーができない期間は、どのように過ごしていた?
家から出れない状況だったので、昔のチームメイトだったり、昔からの友達と連絡する機会が増えたので、そういう面ではいろんな人と話をして楽しかったり、吸収できる部分は多かったので、その面に関してはいい時間だったのかなと思います。

Q.どういったものを吸収できた?
周りの選手がどういう自粛期間の生活をしているかを聞いて、参考にして、自分でやってみたりして、普段、自分はそういうことをあまりやらないので、周りからの意見を聞いて、行動することはこの自粛間中は多かったのかなと思います。

Q.自粛期間中にやり出したこととは?
家でネット注文できる用具を買って、メニューを教えてもらってやったり。YouTubeでトレーニングのメニューを見てやったり。インスタグラムとかを上げていたんですけど、リフティングも今まで全然得意ではなかったんですけど、自粛期間中に練習して、ある程度できるようになったのかなと思います。

Q.昨日のトレーニングマッチで感じたことは?
自粛明けてから、2週間経ったんですけど、いまは自粛前とは違うやり方で試していたりして、それを昨日の練習試合で実践して、手応えは悪くなかったので。あと2週間あるので、もう少し細かいところを修正できたらなと思います。

Q.試合感覚や試合体力は?
体力は厳しいというか難しいところはあったんですけど、感覚は徐々に戻ってきていると思うので、あとは選手同士でこまかいところを合わせていければと思います。

Q.自粛前とは違う形というのはどのようなこと?
チームの全体での形もそうですけど、自分の役割も少しずつ増えてきているのと思うので、監督が求めていることをしっかり自分で理解しながらやっていきたいと思います。

Q.サンガでの今シーズンへの思いは?
こういう期間あってもチームとしても目指すところはみんな一緒だと思うので、J2優勝というのをしっかりとチームの目標として目指してやっていきたいと思います。

Q.トレーニングを再開して、埋めていきたい部分は?
この3ヶ月空いたのでので、一人一人コンディションも違うと思いますし、開幕した時のコンディションも人それぞれ100%の選手もいれば90%の選手もいると思うので、その差を感じさせないように選手一人一人が調整して、考えながらやっていきたいと思っています。

Q.監督の求められている役割とは?
攻撃の部分で運動量を求められていたり、守備のところもそうですけど、戦術の理解度というところ、監督が言っていることを理解しないといけないというのもありますし。攻撃の面でアクセントを加え羅れるようになっていかないといけないと感じました。

實好礼忠監督 インタビュー



Q.今週を振り返って
全体でトレーニングに入って2週間、すごく選手の急ピッチでコンディションを上げて。急ピッチすぎるがちょっと怪我が心配ですけど、順調に。再開も見据えるといい段階だと思います。

Q.昨日のトレーニングマッチのテーマは?
戦術的なところで言うとみんなが連動して動けるか、守備も攻撃もなんですけど、その辺りをトライして、みんながスムーズに動いてくれたので。あとは90分の感覚だとか、ピッチの広さの感覚だとか。その辺も含めてトレーニングマッチにはなりました。

Q.チームとして変えたこと
形としては、立ち位置のことは流動的に今シーズンは戦って行こうと思っているので、その辺のところは少し変化をつけましたね。あとはそれによって、それぞれの立つ選手の仕事の配分も多少変わりますし、その辺の仕事配分のところも、ハードワークしないとけないポジションの選手も出てきますし、その辺の整備というか、その辺も含めて徐々に整備されてきている途中です。

Q.2週間でやらないといけないことは?
頭の中はみんな整理されているので、さらにコンディションのところで、トレーニングマッチでギクシャクしていた部分もあるんですけど、トレーニングマッチの中で時間が進むにつれて攻守に良くなってきた部分もありますし。1日1日積み上げができると言うことをみんなで共有して。(今後は)コンディションのところが大きなことなっていくんですけど、ベーシックなところの土台を大きくする作業は、この2週間でどんと土台を大きくできる時間にはしたいですね。

Q.急ピッチでやると怪我が怖いとあったが、選手の起用で気を使った部分は?
まだ全員が90分戦っている選手はいないんですけど、それは怪我のことも含めて、出場時間のことも、この2週間のトレーングがどれくらいで、2週間後にゲームというのをみて、選手に時間制限をかけて戦って。再開に向けて、90分戦っていく中では日々のトレーニングで結構追っているので、特に心配なく感じています。

Q.レギュレーションが5人交代に変わることについて
とにかく5人変えていけることでそれが推進力になるようなことをやっていきたいので、それをするにもフレッシュな選手がどんどん入っていけるような、方向付けというか、準備をしてはいますね。
昨日も途中で結構選手を替えたんですけど、替わって入った選手が推進力を出してくれて、スムーズに締まったゲームになったので。その辺は再開に向けても良いものだったです。

Q.トレーニングでは引き出しを増やそうと考えたのか、当初していたことを深めたいとと考えたのか?
特に何か引き出しというか、あまり深くは考えていないですけど。とにかく自分たちがやろうとしていることをしっかりと見直して、プラスこれをと欲張った形は今は取っていなくて。今はスタートしたものを質高く、より質のところの意識を僕の中では置いて、プラスαは、なにこういう策はあるなということではなく、やろうとしていることの質を高める作業を今後もしていきたいです。


Q.トレーニングマッチではそのようなことはできた?
対人をこの2ヶ月やっていないと、対人の感覚だとか切り替えのところとか、その辺のベーシックなところは重要にしているので、質の高さというか、切り替わったときに全体がどういう切り替えをして、どういう行動をとっているかとか、その辺はすごく昨日はスムーズにできたので、その辺の質は意識は高くなっていると思います。

Q.トレーニングマッチでの課題は?
明日オフで、明後日からトレーニングになるんですけど、その辺のフィードバックは全体がスムーズに動いているというところをみんなで共有したいですし。ベーシックなところと、全体が動いているよというところはしっかりと共有して。
その質をさらに上げて行こうということは積み上げていきたいですし。そんな感じで、プラスなんかではなくて、無意識というかそういう感覚で自信を持って、公式戦ではプレーできるように、それぞれがいい判断をしているということを伝えて、自信を持って再スタートしていきたいです。

Q.選手のコンディションのバラつきに関しては?
全体がグッと高いレベルで合ってきて、さらに上げていかないといけないので、その辺の作業と。今日はトレーニング自体はダウン中心の選手が多かったんですけど、回復するためのことをしっかり、回復する質というんですかね。そのへんもトレーニングの一環として回復するためのトレーニングもできましたし。あとはバチバチやっている選手もいましたし、すごくいい感じでできたと思います。

Q.サポーターに伝えたいことは?
とにかく自分たちができるところというか、どれだけ熱を込めてというか、暑さを伝えられるようなプレーをしたいです。最後にピッチにぶっ倒れるくらいの形で常に表現をしていきたいです。


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