6月15日、Jリーグ再開の日程が発表されたちょうどそのタイミングで、セレッソ大阪が大阪市浪速区にある通天閣で必勝祈願を行いました。
大阪のシンボル通天閣をセレッソカラーに!
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、多くの施設が営業自粛をする中、通天閣もおよそ1ヶ月半にわたり臨時休業を余儀なくされていましたが、通天閣観光の高井隆光社長は「通天閣は、大阪の人々を明るくする希望のともしび」と表現し、大阪府の要請による大阪モデルの達成状況を色で伝えるなど、臨時休業中もライトアップを続け、大阪の人々に希望の光を届けてきました。
5月30日から営業を再開した通天閣は「コロナに負けない、元気な大阪」の姿を大阪から全国に発信したいという思いから、セレッソ大阪とのコラボレーションを提案。現在は大阪モデルのライトアップをしているため、通天閣をピンク染めることはできませんが、通天閣のスタッフがセレッソ大阪のユニフォームTシャツを着用して、通天閣の中からセレッソカラーに染めていくことになりました。
今回のコラボレーションにセレッソ大阪森島寛晃社長は、「我々セレッソ大阪のピンクのシャツを着てスタッフの皆さんが元気に発信していくということなので、我々セレッソ大阪も一緒に大阪を盛り上げていけるように頑張っていきます」と挨拶。
セレッソ大阪からは、チームデザインのフェイスシールド100枚と全選手のサイン入りチームフラッグを贈呈しました。
幸運の神様「ビリケンさん」に必勝祈願!
続いて壇上に上がったのはキャプテンの清武弘嗣選手、柿谷曜一朗選手、キム ジンヒョン選手。撫でるとご利益があると言われるビリケンさん足の裏ですが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のために直接は触れず、「エアータッチ」でご利益をもらっていました。
清武弘嗣選手(写真右下)
今日はこういう大切な日に読んでいただきとても光栄に思います。Jリーグの再開が7月4日に決まりました。色々とここまで調整するのに難しい時間だったんですけど、いまチームはいい準備ができていますし、再開がすごくとても楽しみです。今年は過密日程になりますけど、良い結果を残せるようにしっかりと頑張っていきたいと思います。
柿谷曜一朗選手(写真右上)
7月4日にJリーグ再開が決まりました。早速大阪ダービーと言うことで、選手一同、本当に気合が入っています。今までダービーというのは少し苦い思い出がありますし、僕たちの力で良い歴史を作っていきたいと思っています。そのためにはビリケンさんの力も必要だということで、今日はかなりパワーをもらえた気がするので、絶対勝てるように頑張りたいと思います。
キム ジンヒョン選手(写真左上)
本当に苦しい日が続いていたんですけど、やっと7月4日にガンバ戦からスタートすることになりました。選手たちは休んだ分、強い気持ちで練習もできましたし、なかなかサッカーができなかったことが悲しいというか、そういうのがあったので、やっとサッカーができて嬉しく思います。再開したらみんなでJリーグで戦いたいと思います。
セレッソ大阪のJリーグ再開は7月4日、ガンバ大阪のホーム・パナソニックスタジアム吹田に乗り込んでの大阪ダービーとなります。
必勝祈願終了後に、セレッソ大阪森島社長、通天閣観光高井社長がインタビューに答えてくれました。
Q.このコラボはどちらからの提案ですか?
高井社長:始めはセレッソさんが、「なんかせなあかんプロジェクト」を始めて、通天閣とも何かしたらどうかなと言うことで、日頃からお付き合いはあるもので、通天閣でも何かできるかなと思いまして、Jリーグ再開に合わせまして、地元大阪のクラブですから、ユニフォームを着て、少しでもいろんなところから来られるお客様に対して、大阪の元気と活力を。またビリケンさんでセレッソさんの勝利に向かってみんなで立ち向かっていければいいかなと思い、ご提案させていただきました。
Q.スタッフの反応は?
高井社長:サッカーとなると男性スタッフのイメージでしたが、案外どころか、女性スタッフの「着たい!」という声が多数上がったので、やはり地元大阪に根付いた球団だなと思いつつ、社員一丸となって、セレッソ大阪を応援していければという雰囲気は作り上がりましたので、非常に喜んでいます。
また今はグリーン色にライトアップしていますけど、このセレッソのピンクが大阪から日本全国に広がるように通天閣も協力していきたいと思っています。
Q.ピンクにライトアップするのは今は問題がある?
高井社長:今は吉村知事の大阪モデルをライトアップさせてもらっていますので、今はちょっとできないですけど、今は心の中から、スタッフからピンクのユニフォームを着させていただいて、イメージカラーを広げていきたいなと思います。
Q.大阪のシンボルの通天閣とコラボすることについて
森島社長:大阪のシンボルといえば通天閣ですし、全国からいろんな方が来られる中で、通天閣からパワーをもらっていると思うんですけど。我々セレッソ大阪も何度か試合でビリケンさんがベンチに座ってくれてパワーを送ってもらっていたので、いつも大変勇気をもらっていましたので。我々もちょうどJリーグ再開ということで、なかなかサッカーで皆さんに元気を与えられなかったので、選手もやる気に満ちていますから。通天閣のビリケンさんに必勝祈願をさせてもらったことで、より一緒になって大阪を元気にしていけるんじゃないかなと思っています。
Q.リモートマッチ(無観客)でのシーズン再開になりますが?
森島社長:シーズンが始まった中で、今年は今までと違うシーズンになる、特別なシーズンになると思うんですけど。選手、クラブ、大阪の人たち、いろんな人たちの思いを背負って、ぜひスポーツというものを通じて、試合で元気なパワーを送れるように、そういう試合を一試合一試合みんなでやっていけたらと思いますし。イレギュラーな制限がある中での試合再開になりますけど、日本の形で皆さんに元気を届けられるように。通天閣さんと一緒に頑張ってやっていけたらと思います。
Q.初戦が大阪ダービーということについて?
森島社長:大阪ダービーは毎年特別な一戦でもありますし。そういう意味でも再開の一発目が大阪ダービーというのは負けられないというの思いもありますので。今日もたくさんパワーをいただきましたので、そのパワーを全員で一丸となって勝利を目指して頑張っていきたいと思います。
太陽の塔には負けません!セレッソ&通天閣チームで勝ちます!
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