いよいよ今週末28日にJ2リーグが開幕。
京都サンガF.C.はJ1昇格へのライバルとなるジュビロ磐田と新スタジアム「サンガスタジアムbyKYOCERA」でホーム再開となります。
チームを指揮する實好礼忠監督は、再開試合について、「ジュビロは自力のあるチームで、いい選手もいて、戦術的にも浸透しているというのもあるんですけど、平常心を持ってプレーしてくれればいい結果が出てくるなという感触はある。特別感と言ったら新スタジアムの1戦目ということはすごく意識して。パワーが出てくるスタジアムなので。そのパワーとともに良い結果を求めてやっていきたいです。」とコメント。
そして練習再開から評価の上がった選手について問われると、DF安藤淳選手の名前を挙げ、「キャプテンだからというわけではないですけど、チームのためにいろんなことをやっている中で、さらにピッチ上で質もいいし、コーチングのところも、チームをまとめていくところなんか、改めて良いやつだなという感じです。」と説明。また守備のスタイルについて安藤選手から質問を受けた時には、「どこかのチームの真似じゃなくて、安藤スタイルの守備でやってくれ」とチームの大黒柱として絶対の信頼を置いていることを明かしました。
それを聞いた安藤淳選手は「本当ですか?」と笑顔を見せながらも「監督の求められていることプラス自分たちが意見を出して作っていくことがチーム作りに欠かせないと思うので。そう言った意味ではこの期間、中断が明けてから練習して再開までは本当にいいトレーニングができました。」とここまでのトレーニングに手応えを感じている様子を見せていました。
そして、リモートマッチとなる再開試合について「サンガスタジアムでできるので、ホームという雰囲気は少なくとも感じられると思っているので、ホームで戦うときは絶対に負けない、観客が入っていなくても画面の向こうのお客さんが見ているので、それを意識しながら、感じながらプレーしたい。」と新しくなったホームスタジアムでの活躍を誓いました。
今季、ジュビロから移籍の荒木大吾選手は、古巣との対戦となることについて「もちろん意識はしますけど。単なる1試合に過ぎないので、ただ勝点3を取りにいきたい。ジュビロだからとかじゃなくて、京都が自分たちのサッカーでぶつかっていけることを意識してやりたいと思います。」と力強くコメントしました。
實好礼忠監督 インタビュー
Q.今日の練習を振り返って
今日はコンディションの調整プラス戦術的なところを多少入れながらゲームをして。集中力高い感じでできたので良かったと思います。
Q.今のチーム状況、総括をお願いします。
なかなかピッチに立てない中で、たくさんの方の協力のもとピッチでトレーニングできるようになって、感謝をしながら再スタートしたんですけど、そういう思いを持って、ピッチの中で守備力高く表現してくれたので、すごく満足しています。あとは戦術のところもすごく理解してやってくれていますし、難しい注文を納得してもらいなたらやってもらっています。今の段階はすごく良い状態だと思います。でも、良い状態ですけど、もっと良くなることをチームとしてやっていきたいです。
Q.磐田戦に求めることは?
ゲームになったら自分たちの判断を大事にしてくれということは、今シーズンスタートした時から言っているので。自分たちがピッチの中で、みんなしっかり意見を持って、協調性を持ってやれる選手なので、ピッチの中で思い切ってやってもらえればと思います。
Q.ジュビロ戦は新スタジアムの1試合目、昇格を争うライバルとしての試合となりますが、どう捉えていますか?
確かに自力のあるチームで、いい選手もいて、先述的にも浸透しているというのもあるんですけど、自分たちがやっていること、客観的に見るとどうかわからないですけど、平常心を持ってプレーしてくれればいい結果が出てくるなという感触はあるので。特別感はないですけど、特別感と言ったら新スタジアムの1戦目ということはすごく意識して。プレシーズンマッチもそうですし、スタジアムでのトレーニングもしたんですけど、パワーが出てくるスタジアムなので。そのパワーとともに良い結果を求めてやっていきたいです。
Q.選手にはこのスタジアム1試合目ということであえて伝えていることはあるか?
火はつける必要はないですし、メラメラと火はついてるので、逆にメラメラを抑えるような、落ち着いて入ってもらえるようにしたいですね。平常心でやってもらいたいです。
Q.J2は降格のないシーズンですが?
レギュレーションが変わったんですけど、京都の立場としては、それに影響されることはないというか、J1に向けて今シーズンを戦っていく、J2のタイトルを取ってJ1に上がろうということをやっているので、レギュレーションの変更も関係なく、上を目指してやっています。
Q.過密日程でのチーム運営の変化は?
みんなで戦うということは、一体感を持ってやるというのは変わらないですし。過密日程だからと言って、選手が順番で出るようなことは考えていなくて。はやり良いトレーニングをして、良いコンディションの選手がピッチに立てるように、当たり前のことですけど、そういうのは変えないでやって行こうと思っています。
Q.リモートマッチでサポーターに伝えたいこと
プレシーズンマッチの時に体に染み付いているので、その染み付いたものをしっかりとピッチでは出したいですし、画面越しに同じような声援をいただければさらに力になると思うので。それも感じながらやりたいです。
Q.練習再開から評価が上がってきた選手は?
若くなくて良いですか?安藤です。
自粛期間を明けてからの入りのコンディションも良くて、キャプテンだからというわけではないですけど、チームのためにいろんなことをやっている中で、さらにピッチ上で質もいいし、コーチングのところも、チームをまとめていくところなんか、改めて良いやつだなという感じです。
先日も海外で良いプレーありますかね?良い守備がいいですかね?という話をしたんですけど、「安藤スタイル」でやってくれって話をして。どこかのチームの真似じゃなくて、安ちゃん自身が自分のスタイルの守備でやってくれということを話させてもらって。そんな感じで任しています。
DF16 安藤淳選手 インタビュー
Q.J2再開の心境は?
いよいよ再開の試合が来たなという感じで、チームの雰囲気もすごく集中して練習に取り組めていますし、試合に向けてすごく良い雰囲気で迎えています。
Q.ジュビロ磐田の印象は?
どこのチームもライバルだと思うし、ジュビロは間違いなく選手の質も含めて、レベルの高いチーム。気が抜けない一戦になるのは間違い無いですし。去年、小川航基選手が水戸にいて、やられているイメージがあるので、小川選手には注意したいと思いますし、ジュビロのストロングになっているので、そこをどう抑えるかというのは一つポイントになるかなと思います。
Q.リモートマッチで意識することは?
公式戦を無観客でやるのは初めてなんですけど、練習試合だったり、観客がいない中では試合はしているので、そんなに周りの影響に左右されない、自分たちのプレーを淡々とやっていくことが大事だと思いますし。サンガスタジアムでできるので、ホームという雰囲気は少なくとも感じられると思っているので、ホームで戦うときは絶対に負けない、観客が入っていなくても画面の向こうのお客さんが見ているので、それを意識しながら、感じながらプレーしたい。
Q.調子が上がっているのは安藤選手だとおっしゃっていましたが?
ほんまに?どうですかね、調子が上がっているというか、しっかりとトレーニングはしていましたし、年齢関係なく自分の中ではやっている自信はあるので、コンディションは間違いなく上がっていると思います。
Q.質が上がってきていると言っていましたが?
中断してから、再開するまでの間に本当にいいトレーニングができましたし。チームの中でやることが整理できてきて、自分たちのサッカーが見えてきた部分もあるので。再開してからのトレーニングは質の高い部分だったと思います。
Q.安藤スタイルで行って欲しいと声をかけたと言っていましたが?
質問した時に、それは安藤スタイルでやってくれたらいいよって言っていたので。それは自分たちでもうまく取り決めている部分もあるんで。ゲームをしながら練習をしながらチームのスタイルというか、ノリさんが求めているベースの部分からプラスアルファを出していって。監督の求められていることプラス自分たちが意見を出して作っていくことがチームづくりに欠かせないと思うので。そう言った意味ではこの期間、中断が明けてから練習して再開までは本当にいいトレーニングができました。
Q.リーグ再開ことについてどう感じている?
ここまで再開にあたって、クラブもそうですし、サッカー選手である僕たちがプレーできる環境を整えてくれたというのは感謝していますし、僕たちは躍動するプレーをして、応援してくれている方とかサポートしてくれている方に最高のプレーを見せることが責任になると思うので。感謝の思いが一番強くて、それに対して自分たちに期待していますし、どれだけプレーできるかとかを早くプレーして見せたいと思います。感謝の気持ちと期待が強いです。
MF8 荒木大吾選手 インタビュー
Q.今の心境は?
再開まですごく時間経ちましたけど、(練習再開して)短い時間でしたけど、チームとしてできあがってきたことはすごく多いんじゃないかなと思います。
Q.活動再開後の実践を通して手応えを感じている部分、課題は?
練習試合2試合をやって、自粛期間明けてすぐの練習試合だったので、なかなか難しいかなと思ったんですけど、全員の共通意識が揃っていたので、うまくいった部分は多かったので自信につながると思います。
課題に関してはこれからもっと出てくると思うんですけど、裏をやられることが多かったので、そういうケアの部分を次の試合に活かせれればと思います。
Q.初戦が古巣ジュビロ磐田との対戦ですが?
早くアウェイで当たっているはずだったので、なんとなく最初がジュビロかなと思っていたんですけど、いずれ当たるので、単なる1試合にすぎないんで。ジュビロだからとかじゃなくて、京都が自分たちのサッカーでぶつかっていけることを意識してやりたいと思います。
Q.今シーズンのジュビロ磐田の印象は?
去年から監督変わってやり方も一気に変わったりして、その中で積み重なってすごくコンディションもいいし、出来上がっていると思うので、自信を持ってやってくると思います。
でも自分がいた時も付け入る隙も何個もあったと思うので、それを京都のチームメイトに伝えて、実際に試合で活かせたらと思います。
Q.サイドの攻防がポイントになるかと思いますが?
ジュビロはサイドというか幅広く使ってくる相手だし、うちはサイド仕掛ける回数が多いと思うので、そういう対決になるかと思います。自分の強みが活かせればいいと思いますし、自分に食いつくなら前線に早くて強い選手がいるので、味方の選手をうまく使いながら、ゴールに進めれればと思います。
Q.ジュビロは古巣ジュビロは意識しない?
もちろん意識はしますけど。お互いにとって単なる1試合に過ぎないので、ただ勝点3を取りにいきたいです。
Q.意識する人は?
意識する人はたくさんいます。お世話になった山本康裕くんとか大井健太郎選手、八田選手・・・全員ですね。ベテランの選手にはお世話になったので。期間短いですけど、自分が移籍してきた意味を、サンガのファンにも、ジュビロのチームメイト、スタッフにも見せられたらと思います。
Q.自身はどんなプレーをしたい?
サイドで仕掛けるチャンスは何度もあると思うので、何回も1対1の練習をしていた小川大貴くんとかと公式戦の場所で戦えるのは楽しみです。
Q.開幕戦のメンバーに入れなかった悔しさは?
移籍してきて、スタメンで出続けるということを目標にしてきたにもかかわらず、開幕戦に出れなかったという悔しさはあるので。それはジュビロのサポーターにそう思われるかもしれないし、それを覆すために自分がやれるというところを見せたいなと思います。
Q.リモートマッチ(無観客)となりますが?
自分たちもサポーターがいた方がいいし、サポーターも実際に生で見たいと思うんですけど、いずれ元の生活が戻ってくると思うので、とりあえず初戦はリモートですけど、念をサンガに送って欲しいです。
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