晴天に恵まれた服部緑地陸上競技場で行われたFC大阪のホーム最終戦。J3昇格の可能性をつなぐためにも、絶対に負けられない一戦となります。
スタメンには、リーグ戦初出場となるGK田中大貴、移籍後初スタメンとなるMF大山武蔵、さらに前節のメンバーから代えて、MF江郷下奨、FW川西誠、そして前田悠斗が右サイドバックとして出場しました。
前半開始直後、FC大阪が早速チャンスを作ります。
右サイドのスペースを突いたMF大山武蔵からのクロスに、FW塚田卓が頭で合わせシュート!しかし、枠を捉えられず、得点とはなりません。
試合はFC大阪がペースを握りますが、15分、奈良クラブのセットプレーから、DF森本良に頭で流し込まれ、先制点を許してしまいます。
絶対に負けられないFC大阪は、24分。右サイドの前田からのクロスに塚田がヘディングシュート!GKが弾いたところをFW川西誠が押し込み、同点に追いつきます。
これで一気に勢いづきたいところでしたが、36分。DF橋本侑紀がこの日2枚目の警告をもらい、レッドカードで退場。前半から10人で戦わなければならない状況となってしまいます。しかし、すぐさま塚原監督からの指示で「失点をしない」という大きな意思統一ができたチームは、全員が体を張った守備をみせ、さらに初スタメンのGK田中大貴がピンチの度にファインセーブを連発!この試合で勝利をもぎ取るためにチーム一丸となったサッカーを見せます。
1対1の同点で前半を折り返したFC大阪は、ハーフタイムに塚原監督は、「1人少ない中でも一人一人が運動量を増やして、カウンターのチャンスを狙えば勝機はある」と伝え、選手をピッチに送り出します。
後半も数的不利になりながらも守備からチャンスを作るFC大阪。すると78分、右サイドでMF木匠貴大が高い位置からの守備で奪ったボールを、FW川西誠がドリブルで持ち込みます。ゴール前に走り込んでいたMF江郷下奨がバスを受け、倒れながらシュート。これがゴールネットに突き刺さり、江郷下の今季初ゴールが貴重な勝ち越しゴールとなります。
この後も果敢に追加点を狙っていったFC大阪は、この1点のリードを保ったまま試合終了のホイッスルを迎え、ホーム戦5試合ぶりの勝利!
9月に入場者の規制解除となってから、ようやくサポーターの前での白星を掴むことができました!
ホーム最終戦で勝利をしたことで、次週29日のJFL最終節でのJ3昇格の可能性を残したFC大阪。
対戦相手は今季の優勝チーム・ヴェルスパ大分。FC大阪は大分に勝利した上で、上位チームの動向に左右されるというかなり厳しい条件とはなりますが、最後の最後まで諦めず、J3昇格の可能性を信じて最終戦を戦います!
■J3リーグ昇格条件
FC大阪が勝利することで、以下の結果となる場合
①Honda FCが敗戦、いわきFC、ヴィアティン三重が引き分けもしくは敗戦のとき。
②Honda FCが引き分け、いわきFC、ヴィアティン三重が引き分けもしくは敗戦のとき、FC大阪は7点差以上での勝利。
塚原真也監督 試合後会見
GK30 田中大貴選手 試合後インタビュー
DF13 岩本知幸選手 試合後インタビュー
DF22 前田悠斗選手 試合後インタビュー
MF8 江郷下奨選手 試合後インタビュー
FW11 川西誠選手 試合後インタビュー
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