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前節の三重戦に引き分け、J3リーグ昇格を逃したF.C.大阪。
リーグ戦も残り2試合。今季のホームゲーム最終戦は、時折降る雨と冷たい強風でやや荒れた天候の中行われました。そして2013年から9年間、F.C.大阪のエースとして君臨したFW川西誠のホームラストゲームとなりました。
なんとしても勝利で川西を送り出したいF.C.大阪は、試合開始直後からFW田中直基のシュートなどで相手ゴールに攻め込みます。しかしこの試合に勝てばJFL残留が確定するFCマルヤス岡崎から先制点を挙げることができません。
逆に13分、セットプレーのボールを繋がれ、相手選手にシュートを放たれると、このシュートはGK安田惟太郎が左手1本で止めるものの、詰めていたマルヤスのMF藤原拓海にこぼれ球を詰められ先制点を許してしまいます。
早く同点に追いつきたいF.C.大阪は21分、相手ゴール前で細かくパスを繋ぎ、抜け出したFW田中直基にパスを送ると、相手GKと1対1のチャンスを迎えますが相手GKのファインセーブで防がれてしまいます。この後も攻撃を仕掛けますが、強風の影響もあり、有効な攻撃を繰り出すことができないまま、1点ビハインドで前半を折り返します。
後半、開始からDF齊藤隆成に替え、怪我から復帰したMF日髙慶太を投入、攻撃のリズムを変えますが、なかなか得点に結びつきません。56分にはMF前田悠斗がミドルシュートを放ちますが、ここもまた相手GKのファインセーブに阻まれ得点とはなりません。
そして訪れた64分、F.C.大阪はMF澁谷雅也、FW坂本修佑ととも、今シーズン限りで引退を表明しているFW川西誠を投入します。1点を取り返すため、ゴール前を活性化させますが、この1点を守りきりたいマルヤスの守備に阻まれ、あと一歩が届きません。
90分には、川西が普段は蹴ることのない直接フリーキックでゴールを狙いますが、壁に阻まれ、得点を決めることができません。
試合終了間際のコーナーキックではGK安田惟太郎も上がってゴールを狙いますが、ここも弾き返され、1点を追いつくことができず、結局0-1のままで終了。9年間チームの顔として貢献したエース川西を白星で送り出すことはできませんでした。
試合後に行われた川西の引退セレモニーでは、背後に虹がかかる中、長年ともにJリーグ入りを目指した仲間たちへの想いを語り、残る選手たちへ自分の思いを託した川西。
最後はチームメイトの胴上げで、自らの背番号と同じ11度宙を舞ってサッカー人生にを別れを告げました。
塚原慎也監督 試合後会見
退団選手インタビュー
退団 FW 横野純貴選手 在籍3年
退団 DF 池永航選手 在籍5年
退団 FW 塚原卓選手 在籍12年
引退 FW 川西誠 在籍9年
選手からのメッセージ
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