2年ぶりの開催となったJOC都道府県対抗中学バレーボール大会。
昨年は新型コロナの影響で開催中止となったJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学大会が2年ぶりの開催となりました。
将来日本のバレーボール界を担う中学生年代の発掘と育成を目的に設立され、各都道府県の選ばれた選手たちが一堂に会し、シーズンの集大成として頂点を争うこの大会。
この大会を経たのちに「春高バレー」で活躍する選手や、日本を代表して世界へ羽ばたく選手も数多く、将来を有望視されるバレーボーラーの祭典ともいえる大会です。今大会に出場する47都道府県・48チームの中から注目される選手をピックアップ!
長野県選抜 山下翔蓮(やました・かれん)選手 オポジット
今大会で最長身の198cm!「自分の一番の武器は、相手のスパイクを真下にたたき落とすブロック。将来の夢はもちろんプロリーグに入って、そこからオリンピック出場というところまでが目標です。」
夢は大きく膨らみますが、国内だけでなく海外でのプレーを目標としている山下選手。「やっぱり、イタリアのセリエAで戦いたいなっていうふうに思っているので、イタリアには行きたいなっていうふうに思ってます。」そう話す中学3年生、世界を見すえる理由は父、アーマツ・マサジェディさん。イラン代表で活躍し、指導者としても全日本代表のアドバイザーコーチなどを歴任しました。「1本ブロックをして、会場がわっと盛り上がるような、そんなブロックを出していきたいと思います。」チームを勢いづける山下選手のブロック、今大会での活躍に注目です。
滋賀県選抜 中上烈(なかがみ・れつ)選手 レフト
187cmの高さを生かしたバレーは他チームには脅威。「まず今回JOCで頑張って優勝して、そこから高校に進み全日本に入りたいです。全日本では石川選手のようなエースになりたいです。」そう力強く語る中上選手ですが、素顔はやっぱり中学生。「好きな食べ物はイチゴです。」今大会での目標については…「チームとして勝つのはもちろん(注目されている)期待に応えられるように一生懸命頑張っていきます。」中上選手が率いるチームは「去年大会がなかった先輩の想いを背負ってひたむきなプレー」を誓い大会に臨みます!
岡山県選抜 神﨑優(かんざき・まさる)選手 ミドルブロッカー
今大会の出場選手で3番目の長身となる193.6cm。神﨑選手に自身の強みを尋ねると「1つはやっぱり高さを生かしたブロック。もう1つは高さを活かしたクイックでコースを打ちわけること」とその高さを活かした武器だと答えてくれました。
バレーボールは中学から始めたばかりということですが、得点を決めた時の爽快感に魅了され、好きなものはという質問に「バレーボールです」と答えるほど、ハマってしまっている様子。
憧れの選手はイタリアに移籍した高橋藍選手で、「相手のブロックが高い中でも指先を狙って打って得点するところに憧れる」と言いいます。将来は日本代表のスタメンを目指すと答えた神﨑選手は、今大会に向け感謝の気持ちを持って日本一を目指します!
東京都選抜 川野琢磨(かわの・たくま)選手 レフト
今大会でも優勝候補の東京選抜のキャプテンを任されています。
憧れの選手は東京五輪日本代表で日本体育大学の高橋藍選手。「(高橋選手は)拾って打てる、拾ってそこから助走を入れられるすごいスパイカー。(自分も)拾って打てるスパイカーになりたいのでレシーブとか強化して、(上のステージでも)戦えるような選手になりたいです。」と、イタリアでも活躍する日本バレー界の新星を目指す川野選手は、自分の背負う期待も理解しながら戦っていきたいと意気込み「自分が今、こうやって注目されていることで、もっと上に行きたいなと思っているので、頑張っていきたいと思っています。」と答えてくれました。
将来が楽しみな中学3年生の川野選手は、足立区立渕江中学校のエースとして今年の全中バレーで優勝。今大会での活躍も誓いました。「自分がキャプテンとしてみんなを引っ張っていて、コンビバレーとか(ゲームを)作って頑張っていきたいと思います。」
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