東京女子12大会ぶりV…エース樋口引っ張った、欠場林の分も

2018年12月29日 / バレーボール

◆報知新聞社主催 JOCジュニアオリンピックカップ 第32回全国都道府県対抗 中学バレーボール大会最終日
▽女子決勝 東京2(25―22、25―16)0福岡(28日・丸善インテックアリーナ大阪)


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 男女決勝が行われ、女子は東京が福岡を2―0で下し、12大会ぶり9度目の優勝を飾った。11月にけがで不出場を余儀なくされた林千愛(ちえ)と同じポジションのエース・樋口友梨(ともに3年)がチーム2位の8得点で、勝利に貢献した。男子は福岡が長崎を2―1で下し、6大会ぶり6度目の優勝。男子最優秀選手(JOC杯)は香川の牧大晃(3年)、女子最優秀選手(JVA杯)は鹿児島の古川愛梨(2年)が選ばれた。

 樋口は「ハヤシの分も頑張るね」と林本人に約束し、決勝戦に臨んだ。ダブルエースの広田あい主将(3年)とともに序盤から次々にスパイクを決め、相手を圧倒。準決勝で愛媛、決勝で強豪・福岡を破り、12年ぶり9度目の優勝を飾った。「このチームだからこそ日本一になれた」と笑顔を見せた。

 林は11月の練習試合で左膝半月板を損傷。手術を受け、全治4か月。今大会はメンバー登録されているが、試合は出られないため、球渡しや記録などプレー外でチームを支えた。特に同じポジションの樋口には練習中「今のは打つ手が下がってるよ」など気づいたことを一球ごとに助言。樋口は「本当に的確で助けてもらった」と感謝し「林に金メダルをかける」と誓った。

 表彰式で、優勝メンバーのひとりとしてメダルをかけてもらった林は「うれしいしみんなに感謝している」と涙。樋口は、「(元全日本の)木村沙織さんみたいに全てでチームに貢献できるエーススパイカーになりたい」と、次の舞台に向けて目標を掲げていた。(宮下 京香)

 ◆樋口 友梨(ひぐち・ゆり)2003年9月30日、埼玉・ふじみ野市生まれ。15歳。さぎの森小4年のときに大井クッキーズで競技を始める。小6でファミリーマートカップ・全日本バレーボール小学生大会で優勝。16年、文京学院大女子中に進学。今夏の全国中学校体育大会で優勝。179センチ、74キロ。家族は両親と3つ上の兄。



(写真)優勝を決め笑顔でメダルを手にする東京選抜

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