3月31日 バレーボール女子1部(V1)準決勝「ファイナル3」第2戦
東レアローズ vs. JT マーヴェラス @島津アリーナ京都

エース黒後が奮起、東レ土壇場から大逆転



決勝(ファイナル)進出をかけた「ファイナル3」第2戦。前日行われた第1戦ではJT がフルセットの末勝利。
後がなくなった東レは20歳のエース・黒後愛選手が奮起します。
勝負どころで3連続ポイントを上げるなどエースとしてチームを引っ張り、セットカウント3−1で東レが勝利。
その後行われた1セットマッチのプレーオフ「ゴールデンセット」でも東レが25−20で勝利し、
大逆転で6シーズンぶりのファイナル進出を決めました。
女王の座をかけたVリーグファイナル(決勝)は第1戦が4月6日(名古屋)第2戦が4月13日(東京)、
東レアローズと久光製薬スプリングスが対戦します。


この試合18得点の活躍で最優秀選手に選ばれた黒後選手のインタビューです。



Q、決勝進出が決まりました

黒後 「昨日負けているので、切り替えて今日勝てたのはすごく嬉しいです。自分が良かったところはどこなんだろうと
    考えてしまうところがありますが、今日の一勝というのはチーム全員が良いプレーをして、
    私がっていうよりは皆が良いプレーをして勝てた一勝だなと思います。」

Q、どうやって切り替えましたか?

黒後 「昨日負けていたので、同じようになりたくないという思いが皆んなあって、そういう思いが行動に移せたのかなと。」

Q、アタックで意識した事は?

黒後 「助走はすごく意識していて、中助走と回り込んで打つのと、そこは意識してやっていました。」

Q、決まった後、真ん中に集まって話す事は?

黒後 「決まった後はただただ喜んでいるだけです。喜んだ後に相手の攻撃や次のディフェンスの話だったり、色々と話します。」



Q、ファイナルに向けて意気込み

黒後 「ファイナル8からファイナル3までチーム全員で戦ってきたので、全員で戦うバレーをファイナルでも出せたら良いなと。」

Q、 実業団2年目、自身の成長は?

黒後 「去年はプレー面で停滞してしまった時期がすごく長くて、上がるまですごく時間がかかったんですけど、
    去年に比べたら波が大きい波じゃなくて、小さい波で我慢できたんじゃないかなと思っていて、
    後輩も同じコートにいますし、その後輩から託されたトスは自分が責任を持って
    決めないといけないという気持ちは去年より強いですね。」

Q、来年に迫った東京オリンピックへの思い

黒後 「自分が生きている中で東京オリンピックがあるっていう事が奇跡みたいな事なので、
    まずは出場したいっていう気持ちが一番にあって、出場できたらコートの中で良いプレーができるように、
    まずは今、目の前のことを頑張りたいなという気持ちです。」


左:石川真祐  右:水杉玲奈

東レは今シーズンから黒後選手の高校(下北沢成徳)の後輩で日本男子のエース・石川祐希選手の妹、石川真佑選手が入団。
すでに公式戦デビューを果たし、この試合でもワンポイントで出場しました。
さらに驚いたのが、金蘭会高校から今シーズン入団したリベロの水杉玲奈選手
彼女はこの試合にスタメン出場し、素晴らしい反応で守備範囲の広さを見せました。
Vリーグ、この春、高校卒業したばかりのルーキーにも注目です!

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