【Tリーグ】リーグ終盤、首位・日本生命レッドエルフが5連勝飾る！

2020年02月01日 / Tリーグ

ノジマTリーグ2019/20シーズン 2月1日（土）おおきにアリーナ舞洲

ノジマTリーグ、現在首位の日本生命レッドエルフと６連敗中と厳しい戦いが続く日本ペイントマレッツが対戦。
ともに大阪を本拠地とする“大阪ダービー”となった。
どちらのチームも、ワールドツアーに参加中の主要選手を欠くなか、日本生命が第１マッチを２－０で取ると、そこから３マッチを連続で取り勝負あり。
意地を見せたい日本ペイントマレッツは第４マッチで前の試合、Tリーグ初勝利をあげた１８歳の出雲美空選手がこの試合でも前田美優選手を破る劇的な試合を見せ一矢報いた。マッチカウント１－３で敗れた日本ペイントマレッツは連敗脱出とはならなかったが明日、ホーム最終戦で木下アビエル神奈川を迎え打ち、なんとしてもファンに勝利を届けたい。

【第１マッチ　　ダブルス】　

（日本ペイント）出雲美空・相馬夢乃　０-２　前田美優・赤江夏星（日本生命）

“大阪ダービー”第１マッチのダブルスは、日本生命の前田／赤江ペアが出だしから４連続得点を挙げるなどテンポのいい試合運びで第１ゲームを１１－２の快勝。第２ゲームもその勢いのまま主導権を握り、遊学館高校３年生の出雲／相馬ペアに付け入る隙を与えず勝利を挙げた。

【第２マッチ　　シングル】　

（日本ペイント）サウェータブット・スターシニ―　1-3　森さくら（日本生命）

Tリーグ前期MVPを受賞した、日本ペイントマレッツのサウェータブット・スターシニ―選手（タイ）と過去に最高世界ランク１７位に入った実力者、日本生命・森さくら選手の試合は第１ゲーム。両者１点ずつを取り合う緊迫した展開の中、５－５の場面から森選手が４連続ポイント奪い、気迫みなぎるガッツポーズも飛び出すなど第１ゲームをものにした。森選手は第２ゲームも強烈なドライブでスターシニ―選手を圧倒し、１１－４で奪う。第３ゲームはスターシニ―選手に逆転を許し、取られたもののゲームカウント３－１で終始主導権を握り勝利への強い執念を見せた森選手が勝利した。

【第3マッチ　　シングル】　

（日本ペイント）小塩遥菜　1-3　チョン　ジヒ（日本生命）

　　　　　　　　　　
日本ペイントマレッツの中学２年生小塩選手（14歳）が、リオ五輪シングルベスト１６、チョンジヒ選手（韓国）に挑んだ第３マッチ。
２０１９世界ジュニア卓球で準優勝のカットマン小塩選手は第１ゲーム、バックカットから鋭い変化と、独特の回転を与えるサービスから得点を重ねるなど、第１ゲームを１１－８で奪い会場を沸かせる。第２ゲームも長いラリーでサウスポー・チョンジヒ選手から得点を奪うなど互角の戦いを見せる小塩選手。
そして９－９の同点から先にゲームポイントの１０点を奪った。しかし世界ランク１６位のチョンジヒ選手が、この土壇場の場面から底力を発揮し２連続得点で１１－１０。
逆転で２ゲーム目を奪取する。「途中から相手に慣れられた」と試合後話した小塩選手の言葉通り、第２ゲームを接戦で奪ったチョンジヒ選手が第３ゲームを１１－４。
第４ゲームも１１－４と一気に試合を決めたが、１４歳の小塩選手がオリンピアンからの大金星の予感を漂わせた試合にファンからも大きな拍手が送られた。なお、これで日本生命の勝利が確定した。

【第4マッチ　　シングル】　

（日本ペイント）出雲美空　3-1　前田美優（日本生命）

勝ち点獲得がかかる第４マッチ。
日本ペイントマレッツは前の試合でTリーグ初勝利を挙げた出雲選手（昨年インハイ王者）と日本生命・前田選手とのサウスポー対決。
第１ゲーム前田選手が一時５点リードをつけるものの、出雲選手も６連続得点を挙げるなど大味な展開となり１１－９で出雲選手が取る。
第２ゲームは先にゲームポイントを許した前田選手が１１－１０の逆転で勝利への執念を見せる。
ゲームカウント１－１の第３ゲーム。
両者の激しいラリーが飛び交うなど、緊迫した展開に。相手のバックを攻め続け優位に試合を進めた出雲選手がこのゲームを奪い、勝利に王手をかける。
第４ゲームも両者早い打ち合いの攻防となり最後まで１点を争った好ゲームは１１－８で出雲選手が取り、３－１で勝利。試合後、コートの脇で涙を見せた前田選手。
一方Tリーグ自身２勝目を挙げた１８歳の出雲選手。Tリーグもシーズン残り６試合。
５連勝を決めた日本生命がこのまま首位を独走するのか？一方、２日がホーム最終戦となる日本ペイントマレッツの三原監督は「明日はなんとしても勝利をプレゼントしたい」と試合後力強くコメント。地元ファンにその雄姿を見せることができるのか期待がかかる。

試合後の両チームのインタビューです！