日本陸上選手権 女子20km競歩 2020年2月16日 六甲アイランド

女子競歩で初のオリンピック内定!

東京オリンピック代表選考会を兼ねた日本選手権女子20km競歩。未だにオリンピック代表内定者が出ていなかった女子の競歩種目でついに内定者が出ました。
この大会5連覇中の岡田久美子選手(28/ビックカメラ)は日本陸上競技連盟が定めた派遣設定記録(1時間30分0秒)を既にクリア。優勝すれば代表に内定するという条件でレースに臨みました。

その岡田選手は序盤から他を引き離し一人旅。前日会見で「優勝して代表を内定させることを考えたい」と語っていた通り、淡々と美しいフォームで周回遅れの選手を次々に抜かしていきます。

タイムこそ振るわなかったものの安全に確実にレース運びを実践した岡田選手。見事6連覇を果たし、オリンピック代表内定を勝ち取りました。2大会連続出場となる東京オリンピックでは自身の集大成としてメダル獲りに挑みます!

美しいフォームのままフィニッシュ!

競技結果

1位 岡田久美子 1時間29分56秒
2位 河添香織  1時間33分15秒
3位 林奈海   1時間35分10秒


優勝 岡田久美子 インタビュー


Q.レースを振り返って
ホッとしています

Q.レース展開について?
一人旅は予想していたことだったので、落ち着いてできたと思います。ただ、タイムに関しては、連取では1時間27分とか日本記録を目指せる力はついていたんですが、雨が強くなったり、途中温かくなったり、よく分かんない天候で不安だったんで、今日は安全なレースをして確実に内定をとることを意識して歩きました。

Q.オリンピックに向けて
オリンピックは私の中で特別な舞台なのでゴールテープ切るまで本当に分からないという気持ちで練習を積んできたので、今日1位で内定を獲得できたことでまた自信にもなりましたし、オリンピックやってやるぞっていう気持ちになりました。(五輪本番)8月7日16時半スタートにもちろんピークをもっていきますが、5月に世界チーム競歩があるのでそこで先頭争いをするようなレースをしたいと思っています。今日はあまりタイムが良くなかったので、世界チーム競歩で良いタイムを出せればうまく札幌につながると思っています。長くかかりましたけど(去年の世界陸上で)6位というところまで上がってきたので、次は(オリンピックで)メダル獲得を視野に入れながら、残り半年もないですけど集大成という気持ちで臨みたいと思います。

Q.女子の競歩界を盛り上げるには?
「男子の競歩がメダルを毎回獲るような世代になってきているので、私も結果を出すことで女子競歩界を盛り上げていくべきだと思っています。東京オリンピックでメダルを獲得できるように頑張りたいと思います」

岡田久美子 Okada Kumiko プロフィール

1991年10月17日 生まれ 28歳
埼玉県上尾市出身
立教大学~ビックカメラ
2016リオ五輪 16位
20km競歩の日本記録保持者(1時間27分41秒)

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