「本気の自分を見てもらえるのが楽しみ」 立命館大学・柳井綾音

柳井綾音選手(立命館大学)

今回、番組が密着したのは立命館大学3年生の柳井綾音(やない・あやね)選手。専門種目は競歩で、10㎞以上の長距離を速く、そして美しく歩きます。

5月におこなわれた関西インカレ・女子10000m競歩の決勝では、44分21秒85の速さで日本学生新記録を更新し、3連覇を達成。圧倒的な実力を見せつけました。

関西ナンバーワンウォーカーの彼女が、本格的に競歩を始めたのは、高校3年生。高校3年生の全国インターハイ・女子5000mで優勝すると、その翌年からU20世界選手権で銅メダル、ワールドユニバーシティゲームズや世界選手権で上位に喰い込み、日の丸を背負って世界で戦う選手へと成長を重ねました。

そしてことし、パリオリンピックの新種目・マラソン競歩混合リレーの日本代表に内定。憧れの舞台への期待に、チャームポイントの笑顔が輝きます。

(柳井)「自分が憧れの舞台に立てる資格をいただいて、(最初は)想像できないなと思っていました。テレビで(自分が)本気になる姿を見てもらえることが楽しみです」

「立命館を背負って貢献できることが嬉しい」 幼き日の夢を叶えた二刀流アスリート

憧れのチームで活躍できる喜びが競技の原動力

実は、地元が福岡県だという柳井選手。故郷を離れ、立命館大学への進学を決めた柳井選手には、ある思いがありました。

(柳井)「小学2年生の時に立命館に憧れて、【立命館のユニフォームを着て走りたい】という目標がありました」

柳井選手が小学生だった当時、大学駅伝界で圧倒的な強さを誇った立命館大学。テレビで見たその姿に虜となり、卒業文集にも立命館への思いが綴ったほどでした。

そんな憧れの思いを形にすべく、大学1年生の頃には全日本大学女子駅伝にも挑戦。かつて、臙脂色のユニフォームに憧れた少女は、競歩と駅伝、どちらも全国レベルで活躍する二刀流アスリートへと成長していきました。

(柳井)「(二刀流について)他の人がやっていないことをやっているというところでは、きついこともあるんですけど、R(立命館)を背負ってチームに貢献できていることが嬉しいです」

「笑顔でゴールする姿を見てほしい」 パリ五輪での活躍に大きな期待

パリでの活躍を誓う柳井選手

二刀流で活躍する彼女も、今は迫るオリンピックに向けて、競歩に全力集中。本番を見据え、先月にはフランスでの合宿もおこないました。実際のコースも下見し、メダル獲得への準備は万端です。

(柳井)「エッフェル塔が背景にあって、歩くのがすごく楽しいです。自分は、笑顔がチャームポイントだと思っているので、笑顔でゴールしている姿を注目して見てもらいたいなと思います」

圧倒的な実力に、どんな戦いも笑顔で乗り越えるタフな心をもちあわせた、立命館大学期待のナンバーワンウォーカー・柳井選手。来たるパリ五輪での活躍に、大きな注目が集まります。

柳井 綾音 yanai ayane プロフィール

☆2003年12月24日生 20歳
☆福岡県出身 北九州市立高校~立命館大学
☆2022 U20世界選手権 10000m競歩 銅メダル
☆日本代表歴(2023)ワールドユニバーシティゲームズ/世界選手権
☆日本学生記録保持者 10000m競歩:44分21秒85 10km競歩:42分58秒


(6月15日放送)

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