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   2020年5月23日
 

【陸上100mハードル】学生 No.1 ハードラーの現在 立命館大学陸上競技部 田中佑美(21)

田中 佑美(たなか・ゆみ) Age 21

大阪府出身 1998年12月15日 生まれ
関大一高~立命館大学
立命館大学女子陸上競技部 主将
100mH 自己ベスト 13秒18(学生歴代2位)
2016 インターハイ連覇
2019 関西インカレ3連覇 全日本インカレ優勝

    

2年前にあすリートで紹介した美しきハードラー・田中佑美 選手。
関大一高時代にインターハイを連覇すると、関西の強豪校・立命館大学に進学。
昨年は関西インカレ3連覇、日本インカレで初優勝を飾るなど、学生No.1 ハードラーに成長しました!

リツメイプライド

昨年の日本インカレ終了後から始まった新チーム、最終学年の田中選手は主将に任命されました。
4年生みんなで考えたチームスローガンは “リツメイプライド” 大学まで陸上を続けていること、強豪校で競技をしていることに誇りを持とう という意味が込められています。

「わたしって陸上好きなんや…」

チームとしての目標は、関西インカレ、全日本インカレ、全日本大学女子駅伝、富士山女子駅伝という4つの大きな大会で優勝すること!
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、陸上界でも各大会の延期、中止が相次ぎ、立命館大学陸上競技部も緊急事態宣言中の活動禁止を決定。
限られた練習しかできない中で、トラックでみんなと走りたいという思いが強くなり、「あ、私って陸上が好きなんやなぁ」という気持ちに気づかされたと言います。

苦しい状況の中でどう過ごしているのか、現在の心境をリモート取材しました!

過去の放送 (2018年6月2日放送)
【陸上競技100mH】田中佑美 19歳 「夢は2年後、学生オリンピアン」

これまでのレース動画、記事はこちら



部活動自粛の現在は…

     

Q.活動休止期間が明けたら何がしたい?

A.とりあえず部員に会いたいですね。何回か道ですれ違ったときでも、「あ~久しぶり~」ってなったので、全員揃ったときには感動すると思いますね。
スピード感が1人で走るのと他の人と走るのとでは違うので、それこそタータンの真っすぐな道、上り坂でも下り坂でもない真っすぐな道を走るときの爽快感が普通だったので、
それってすごい気持ちいいことなんだなあと思いました。
自分って陸上が好きか嫌いか分かっていなかったんですけど、今になって「好きやってんな」って思いました。

2019年 昨シーズンを振り返って

     

Q.去年はどんなシーズンでした?

A.前半シーズンは確かによかったと思います。13秒2くらいまでとんとん拍子でベストが出て、関西インカレもチームに貢献することができて、
ゴールデングランプリっていう大きな大会に初めて出場して、世界のトップ選手と一緒に走らせてもらって、すごくいい経験で楽しい、走るたびにベストが出て楽しいシーズンではあったんですけど、
中盤から後半にかけて、日本選手権から全日本インカレにかけて、本来自分が目的にしていた2つの大きな試合で、思うような結果が出せなかったっていうのは後悔が残るので、
100点満点のシーズンはなかなかないと思うんですけど、前半自分にも周りにも期待してもらっていた分、後半の失速がもったいないなって感じていました。

Q.違いは疲労?

A.前半に使い切ってしまった感は否めないかなとは思いますね。
前半シーズン、うまくはいっていたんですけど、なんでうまくいっていたのかをいまいち理解しきれないまま時間が過ぎてしまって、その時は毎週毎週試合があるっていう感じで。
同じことを繰り返したら人間うまくいくもので、何も成長していないけどなんとなく慣れて、試合のたびにベストが出ていたっていう感じだったので、
そこに実はタイムっていう形で成功していたけど、成長はなかったんじゃないかなって思っています。

2020年 シーズン開幕へ向けての思い

     

Q.キャプテンになって変わったことは?

A.今までキャプテンという仕事を経験したことがなくて、人生初キャプテンがこんな大きな仕事でいいのっていう感じで、最初は戸惑ったんですけど、
選んでもらったからには自分にしかできないというか、キャプテンの色が自分が経験した限りではチームに影響を及ぼすので、自分のいい面をみんなに吸収してもらえたらなっていう風に腹をくくりました。

Q.やるはずだった関西インカレについて

A.関西インカレは、立命の部員がたくさん出場することができて、たくさん活躍することができて、チームとして嬉しい大会。
関西っていう身近な環境で、今年は長居第一っていう大きいスタジアムを使わせてもらえる予定だったので、とても楽しみにしていたんですけど。
今までの私だったら、関西インカレよりも自分はタイムをとか全日本インカレをとか日本選手権をって思っていたと思うんですけど、
主将になって関西インカレの参加標準を切るために頑張っている子だとか、そういう子たちも結構見てきたので、そういう意味では関西インカレが行われればっていうわけでもない、
関西インカレに出るために頑張っている子たちもいるので、なんとも複雑な気持ちです。

Q.チームとしての目標は?

A.4大目標っていうのがあって、関西インカレと全日本インカレと富士山女子駅伝と全日本女子駅伝。そのすべてで総合優勝するっていうのが部の目標です。
そういう意味では、総合優勝は関西インカレでも狙っていました。

Q.関西インカレはやりたいですよね。

A.チームのために関西インカレはやりたいですね。

Q.オリンピック延期発表時はどういう心境でした?

A.発表された時点で「だろうな」とは思いました。
発表されるかもしれない、1年延期かもしれないってザワザワザワってしたときは、半分半分で、
半分は自分がシーズンうまく走れるかどうか毎年本当に不安なので、目の前の不安は去ったなっていう弱いところの気持ちと、
あと1年ってなってくるとせっかく冬の間、自分で目標を持って慣れ親しんだ環境でいいように冬季を乗り越えてきたので、もったいないというか、勝負したかったっていう気持ちと半分半分でしたね。

Q.この1年の猶予はどうとらえている?

A.やることは一緒じゃないですけど、シーズンの経験値が今までよりは少なくなってくるので、冬季に対するお土産じゃないですけど、課題を発見する機会が減ってしまったのはちょっと残念かなって思っています。
この冬季でやりきった!っていうわけではないので、現状できる限りではやり切っていますけど、自分自身伸び切ったっていうわけではないので、冬がんばってまた来シーズンっていう風には思っていますね。
元々、東京オリンピック!っていうタイプではなかったので、やることは変わらずっていう感じです。

Q.オリンピックへのあこがれは?

A.出られるなら出たいですけど、2年前よりタイムが上がって学年が上がって、オリンピックが近づいてきたわけじゃないですか。
でも、近づいてきたからこそ遠さが分かるというか、陸上を真剣やってきたから寺田さんとの0.2秒の差が大きいと分かるように、
東京オリンピックまでもうちょっとだからそのもうちょっとを埋めるためにいろんな人が努力してきたっていうことも前よりは分かるので、進んで下がってプラマイゼロっていう感じです。

Q.具体的な目標は?

A.就職することです。実業団に就職して陸上を続けたいと思っていますので、ぜひ企業さん採用していただければ懸命に頑張りますので、陸上を続けることが当面の目標です!
自粛期間で陸上をしてもしなくてもいい環境になっても自分は頑張って走っているので、陸上は本当に生活の一部なんだなって改めて感じるので、
試合っていう名の就職活動がなくなったから、陸上競技を辞めるっていうのはたぶん無理だなって感じたので、自粛期間のおかげで腹をくくりました。(笑)