【陸上/110mハードル】日本記録保持者泉谷駿介（順天堂大）が住友電工に内定！「絶対的な力をつけ、パリ五輪でなんとしてもメダル獲得！」

2021年12月22日 / 陸上競技

今年の東京オリンピックで準決勝まで進出した陸上男子110メートルハードル日本記録保持者の泉谷駿介選手（順天堂大学）が20日、来年4月から入社が内定している住友電工で会見しました。住友電工陸上部は東京オリンピック100m代表の多田修平選手や小池祐貴選手らが所属する名門チームです。次世代の最有望株と目される泉谷選手が大学卒業後の抱負を語りました。

泉谷駿介　一問一答

お集まりいただきありがとうございます。来年の抱負はまず世界陸上（米オレゴン州ユージン）で今年のオリンピックで果たせなかった決勝進出を目標にしています。また3年後にパリオリンピックも控えているので、そのパリオリンピックでしっかり銅メダルを獲得するような選手になってしっかり頑張っていきたいと思います。

Q, 住友電工へ入社を決めた理由は？

住友電工さんに入社を希望した理由はまず世界に世界でメダルを獲るに当たって住友電工さんのサポートが必要だと思ったことです。また多田さんや小池選手といったトップアスリートも種目問わず在籍しているので、その選手からもしっかりと刺激をもらえて自分の競技力向上に繋がると思ったからです。

Q, 来年の4月に入社を控えた今の心境は？

ものすごく楽しみです。

Q, オリンピックから4ヶ月、改めてあの舞台を振り返って？

決勝進出の目標が叶わなかったっていうことでとても悔しい思いをしたんですけど、その悔しい思いでしっかりと今の練習も追い込んでトレーニングできているので、そこは良かったかなと思います。

Q, 決勝へ残れなかった悔しさがどの様に今に繋がってる？

やっぱりどんな状況でも決勝に進出する力が必要だと思っているので、絶対的な力をつけていこうと思ってます。

Q, 入社後の活動の拠点は？

今と変わらず順天堂大学で行う予定です。

Q, 具体的に今伸ばしていきたいポイントは？

今年からスタートの歩数を8歩から7歩にしたことで安定感に欠けているので、しっかりと安定感を持ってに7歩に取り組むことです。

Q, ハードル以外の跳躍種目も入社後変わらずやっていく予定ですか？

世界選手権も控えているので、世界選手権が終わった後に跳躍もやろうと思ってます。

Q, 住友電工には多田選手や小池選手がいるが、同じ環境に身を置けるというのは？

やっぱり凄い憧れていた選手なので、とても嬉しい気持ちです。やっぱり所属先が一緒なので、話せる機会があったらお話ししてアドバイスだったり受けてみたいです。やっぱり100メートルで活躍するのはとても凄いことだと思ってますし、その活躍した姿を見て自分も成長できたらいいなと思います。

Q, 改めて今後の抱負は？

まずは来年の世界選手権でしっかりと今の実力を発揮して、決勝進出を目標にして頑張っていきたいと思っています。世界選手権をしっかり経験して、そこで（3年後の）パリオリンピックに活かしてなんとしてもメダルを獲る選手になりたいと思ってます。

同席した住友電工陸上部の渡辺康幸監督も泉谷選手に期待を寄せました。

渡辺監督コメント
普通に力を出せば今年の東京オリンピックも入賞はしていたと思っています。まだスピードの部分であったり改善する部分っていうのはたくさんあると思いますし、年齢的にもまだ伸びしろはあると思いますので、引き続き環境は変えずにはやるんですけど、強いて1つ足りないところといえば、世界大会の経験。これからダイヤモンドリーグとかの出場ができることになってくると思いますので、そこで格上の選手達と渡り合って経験を積むことによって、もっと幅も広がってきますし、走りにも違った形で影響出てくると思いますので、そういういい意味で海外の格上選手と渡り合ってきて、そこで何か学ぶことが多いんじゃないかなっていう風に思っています。コロナの影響があって今年から海外の試合がまだできるかは分かりませんけど、ダイヤモンドリーグであるとか本当に世界のトップの試合で経験を積むことによって、メダルが近づいてくるんじゃないかなっていう風に思っています。