大学日本一を決める日本学生陸上競技対校選手権、2年連続で大会ポスターの主役となり、
去年の決勝は桐生祥秀選手(当時東洋大)が日本人初の9秒台(9秒98)で走り、
2位の多田選手も自己ベストの10秒07をマーク。
日本インカレは多田選手にとって優勝し学生キャリアを締めたい重要な大会でした。
男子100m決勝をご覧下さい

【男子100m決勝 リザルト】 向かい風1.4m
1位 永田駿斗     (慶応大4年)    10秒34
2位 宮﨑幸辰     (東北大 大学院3年)  10秒35
3位 多田修平     (関西学院大4年)  10秒36 

 

100分の1秒差で順位が決まる大接戦でしたが、多田選手は3位に終わりました。

レース後のインタビューです。

Q.決勝レースを振り返って
  決勝は、予選・準決勝と比べたらいいレースができたと思うんですけど
  今の自分の力はこれが現状だと思うので
  冬で鍛え直して来年もっと勝負できるように鍛え直せたらいいなと思っています。

Q.学生最後のインカレについて
  結果的にはだめというか、いい形では終われなかったですけど、
  今の自分の出せる力は出し切れたので、後悔はないです。

Q.東京オリンピックへの思い
  今のレベルでは全然戦えないので、もっと力をつけて、
  2年後には去年以上の力を出せるように頑張って鍛え直せたらと思っています。




2018年シーズン 多田修平100mの記録

(➡️は動画へリンク)


3月29日
第7回奈良市記録会 @奈良・ならでんフィールド
1本目 10秒42(向かい風2.4m)
2本目 10秒29(向かい風0.8m)


4月15日
第2回大阪陸上競技記録会 @大阪・ヤンマースタジアム長居
➡️10秒35(向かい風0.2m)


5月10日~13日
第95回関西学生陸上競技対抗選手権大会 @京都・西京極総合運動公園陸上競技場
➡️予 選 10秒25(追い風 2.5m)
準決勝 10秒26(追い風 1.7m)
➡️決 勝 10秒30(向かい風1.5m)   優勝で4連覇を達成!


5月20日
セイコーゴールデングランプリ陸上 2018大阪
10秒32(向かい風0.7m)   山縣・桐生・ケンブリッジらに遅れ6位…


6月3日
布勢スプリント2018 @鳥取・コカコーラボトラーズジャパンスポーツパーク陸上競技場
予 選 10秒34(追い風 0.4m)
➡️決 勝 10秒40(向かい風0.7m)   山縣・飯塚・ケンブリッジに敗れ7位…


6月15日~17日  昨年 参考記録ながら9秒台を記録した大会
2018日本学生陸上競技個人選手権 @神奈川・Shonan BMW スタジアム平塚
予 選 10秒32(追い風 1.6m)   日本選手権に向け予選のみで終える


6月22日~24日
第102回日本陸上競技選手権大会 @山口・維新みらいふスタジアム
予 選 10秒35(向かい風0.3m)
準決勝 10秒31(向かい風0.3m)   桐生・ケンブリッジに次いで組3位で決勝進出
決 勝 10秒22(追い風 0.6m)   涙の5位…


8月11日
第73回国民体育大会大阪府代表選手選考競技会 @大阪・ヤンマーフィールド長居
予 選 10秒69(向かい風2.0m)
➡️決 勝 10秒21(追い風 1.7m)   シーズンベスト


9月6日~9日
天皇賜杯第87回日本学生陸上競技対抗選手権 @神奈川・等々力陸上競技場
予 選 10秒55(向かい風2.4m)
準決勝 10秒35(向かい風1.5m)
決 勝 10秒36(向かい風1.4m)   3位で学生最後のレースを終える


【取材した林龍之介ディレクター所感】
オフにスタートからの走りを改良し、9秒台を期して臨んだシーズンでした。
しかし、序盤から思うような記録が出ず、笑顔も影を潜め、苦しんでいる様子だった多田選手。
それでも、インタビューエリアではネガティブなコメントはなく気丈に振舞っていました。
去年は2位だった日本選手権で5位に終わり、レース後に見せた涙が印象に残ります。
昨年、 参考記録ながら9秒台を叩き出し、一躍、時の人となったシンデレラボーイ。
その輝かしい過去は決して偶然ではないと思います。
桐生選手も山縣選手も、高い壁を何年もかけて乗り越えたことで今がある。
多田修平選手がこの壁を乗り越えた時、また素晴らしい走りを見せてくれると信じています。


➡️過去の多田修平選手の記事はこちら

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