コロナ禍の影響で中止となった日本少年野球選手権大会に代わり、開催された関西選手権大会。
小学生の部決勝戦は気温33度、真夏の日差しが照り付ける富田林バファローズ球場で熱戦が繰り広げられ、試合は序盤から主導権を握った滋賀大津ボーイズが4-3で茨木ナニワボーイズを破り、見事優勝を掴みました。
滋賀大津ボーイズは準決勝・大阪泉州ボーイズ戦で二桁10得点を挙げた強力打線が初回から火を噴きます。
茨木ナニワボーイズの先発・村上投手の立ち上がりを攻め、1死二塁三塁のチャンスを作ると4番・山中選手が右越え2点適時三塁打を放ち先制に成功します。続く5番・古谷選手も左前適時打で走者をホームへ迎え入れ、リードを3点に広げます。
1点差に詰め寄られた五回には、1死二塁から4番・山中選手が左前に運ぶと二塁走者の松林選手が快足を飛ばして一気にホームイン。チームの大黒柱・山中選手のこの日2本目となる適時打でリードを2点に広げます。
投げては先発・松林投手が三回1失点の投球で試合を作ると、四回からは山中投手、中西投手のリレー。随所に鍛え上げられた好守備も光り、追いすがる茨木ナニワボーイズを振り切りました。
一方の茨木ナニワボーイズは2点ビハインドの最終回。無死二塁のチャンスを作り、3番・赤坂選手が執念の中越え適時二塁打で1点差とするも後続が続かず、惜しくも準優勝となりました。
滋賀大津ボーイズ 松林、山中、中西 - 中西、松林、山中
茨木ナニワボーイズ 村上、松井 - 吉岡
二塁打 森本(大津)赤坂(茨木)
三塁打 山中(大津)
川﨑雅章監督 インタビュー
Q.優勝した今の気持ちは?
まずは選手権大会が中止になったことで残念な部分はあったんですが、ボーイズリーグの連盟の皆さんのおかげで関西選手権を開催していただいたことに感謝しています。この大会で滋賀大津ボーイズが優勝できたことを嬉しく思いますし、選手たちがよく頑張ってくれたなと思います。
Q.選手たちに何と声をかけてあげたいですか?
練習中は厳しい言葉もかけたりしたんですが、しっかり歯を食いしばって決勝戦でも最後まで諦めずにしっかり戦ってくれたことを誇りに思いますし、チーム一丸となって勝てたことを嬉しく思います。
Q.決勝戦を振り返っていかがですか?
先攻ということで先制点と初回にしっかり攻撃ができるように意識していました。初回に3点を取れて作戦通りだったんですが、相手チームの追い上げもあって終盤苦しい展開もあったんですが3人の投手が繋いでくれて、最後もしっかり守り切れて選手たちがよく頑張ったなと思います。
Q.勝敗を分けたポイントは?
普段から盗塁の練習や内野守備の連係を多めに練習してきたこともありまして、慌てずにしっかり守備ができたところだと思っています。
Q.選手たちには今後どのように成長してほしいですか?
この大会で関西ナンバー1になったことを誇りにしつつ、これからは6年生も体が大きくなってきますし他のチームの子に負けないように、これからもどんどん努力して頑張っていってもらいたいと思います。
山中陽選手 インタビュー
Q.優勝した今の気持ちは?
すごくうれしいです!
Q.決勝戦を振り返っていかがですか?
絶対に優勝したいと思って決勝戦に臨みました。初回に先制タイムリーを打ったときは、自信を持って打席に入ったから打つことができたと思います。
Q.茨木ナニワボーイズはいかがでしたか?
手強い相手でしたが、初回に点を取って気持ちが楽になったので良かったです。
Q.この大会で得たものは?
以前に大阪泉州ボーイズと戦ったときに、球速がある投手にボコボコにされてしまって、そのリベンジを昨日の準決勝で果たせたことでチームの絆が深まりました。
Q.将来はどんな選手になりたいですか?
ソフトバンクの柳田選手のような走攻守3拍子が揃った選手になりたいです!ときどき柳田選手の動画を見て、打撃フォームや自信を持ってプレーしている姿を学んでいます。
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