学生ナンバーワンを決める対校選手権
「天皇賜盃 第89回日本学生陸上競技対校選手権大会(通称:日本インカレ)」
89回目の舞台は、新潟・デンカビッグスワンスタジアムです。
種目ごとの個人成績と、チームによる対校得点を競い、男子の総合優勝チームには天皇賜盃、女子の総合優勝チームには秩父宮妃杯が贈られます。
母校の誇りを胸に競い合う選手たちの熱い戦いを関西勢、関西出身選手の活躍を中心に試合の動画をお届けします。
※ 新型コロナウイルス感染症対策のため無観客での開催です。
◇ 主 催:日本学生陸上競技連合
◇ 後 援:新潟県、新潟県教育委員会、新潟市、新潟市教育委員会
◇ 協 賛:ミズノ株式会社
◇ 期 日:2020 / 9 / 11(金)〜 9 / 13(日)
◇ 会 場:デンカビッグスワンスタジアム(新潟県・新潟市)
女子800m 川田朱夏vs塩見綾乃 豪雨のマッチレース
女子800m決勝、高高時代からライバル、同級生の二人に注目が集まりました。
日本インカレ2連覇中の塩見綾乃(立命館大3年)と日本選手権2位の川田朱夏(東大阪大3年)は隣のレーンです。
しかし、突然の豪雨、いったんはスタートしたものの計測機器の不具合でレースは中断されてしまいます。
仕切り直しとなったレース、先行したのは川田、追う塩見、レースはすぐに二人のマッチレースとなります。
400mを62秒で通過すると両者ペースアップ、息詰まる死闘の結果は…?
公式リザルトはこちら
川田朱夏選手のコメント
「直前に雨がすごい降ってきて、身体がすごい冷えてきて、前半の動きがあまり良くなかったです。
それでも後半切り替えて、ラストスパートも動けたかなと思います。400mでは優勝を伸ばしたので何とか800mではと思っていました。ライバル塩見選手の3連覇を止めることが出来ました。
レースは自分が引っ張ると思っていたので、前半はリラックスして、後半抜かれても慌てないようにラストも切り替えて走れたかなと思います。日本選手権も800mで絶対優勝する気持ちで、記録もベスト更新して優勝出来たらなと思います。
3年の高校記録を出せたインターハイの時と同じくらいで一周目を59秒で入っても楽に走れたら自己ベストが出せると思います。」
塩見綾乃選手のコメント
「目標タイムは2分4秒台を出すことだったんですけど、天候が走る前に怪しくなって、いったん中断となったので、その間に身体が冷えてしまったりで、一回リセットしてしまったのでタイムを狙うことが難しくなってしまいました。
川田選手に200mで前に出られて、しっかりついてはいけたんですが、ラスト100mでスパートしても距離が縮まらなかったんで、もう少し早めに勝負するか、あるいは自分が引っ張っぱれば良かったかなと反省してます。」
女子200m 本命は三冠を狙う兒玉芽生、関西勢は齋藤と壹岐が挑む
決勝、あすリートチャンネルの注目は関西勢の二人、昨年の日本インカレチャンピオンの齋藤愛美(大阪成蹊大3年)と今大会100m2位の壹岐あいこ(立命館大2年)。
対するは今大会100mとリレーですでに2種目を制している兒玉芽生(福岡大3年)、三冠を狙う本命、強力なライバルです。
公式リザルトはこちら
齋藤愛美選手のコメント
「200mは去年勝ったという自信もあったので兒玉に食らいつこうと思って前半から出ました。でも、タイムと自分の走りの感覚がまったく合わなくて、もう少しタイムがよくてもいいかなと思ってたので複雑な気持ちです。」
壹岐あいこ選手のコメント
「200m決勝では日本選手権の参加標準(24秒15)を切ることが目標だったんですけど切れなくて残念です。(100m、200m、リレーと走って)3位入賞したのは嬉しいんですが、それより大会を走りきったというのが一番嬉しかったです。」
100mハードル 連覇を狙う田中佑美 100分の3秒差の大接戦は…?
優勝を狙うのは去年のインカレチャンピオン田中佑美(立命館大4年)、同級生のライバル田中陽夏莉(山梨学院大4年)、そしてトップのタイムで準決勝を通過した新鋭 島野真生(日本体育大1年)でした。
デッドヒート、優勝は100分の3秒差で決まる大接戦となりました。
公式リザルトはこちら
田中佑美選手のコメント
「最後の全日本インカレということで後悔のないように走ろうと臨んだんですが負けてしまって悔しいです。絶対に勝たなくてはいけないし、勝てたはずなので…いまは悔しさしかないです。アキレス腱の炎症がゴールデングランプリ直前からあって、ヒアルロン酸を打っての出場だったんですが痛みはなかったので何か問題があったとわけではありません。次につなげたいと思います。」
取材 林龍之介(読売テレビ)
LIVE配信
関連記事
おすすめ記事
- 第523回 2024年11月23日放送
- 【アーチェリー】 パリ五輪代表 野田紗月(24=ミキハウス)
〜日本のエースアーチャーが見据える未来〜