丹後大学駅伝で8位入賞を目指す大阪学院大学。丹後大学駅伝として開催されてからの最高順位は9位で、その記録更新を狙う。

チーム内で特に、今大会への情熱を燃やすのが、高校卒業後に一般企業に就職し、大学へ進路変更した、異色の経歴を持つ主務の池嶋佳憲(いけじま・よしのり)(法学部4年)だ。
親の勧めで一度は就職したものの、市民ランナーとして活動を続けていく中で、様々なランナーに刺激を受け、自分は走るのが好きだと再認識。本気で陸上競技に取り組むため、大学進学を決意した。自分と同じようなタイムから記録を伸ばす選手がいたこと、大学のグラウンドが改装されて設備が整っていたことなどから大阪学院大学を選んだ。
入学後は、3年間のブランクから朝練のジョギングについていくことさえ精一杯だった。陸上競技を辞めようと考えたこともある。しかし、ここで辞めたら後悔すると自分を奮い立たせ、選手の自主性を伸ばす練習環境を生かし、監督と相談しながら自分に合った練習メニューを考え、徐々に実力をつけていく。記録が伸び始めた2年生の時に新型コロナウイルスが流行し、チームで練習できない状況が続いた。しかし、この状況を逆にチャンスととらえ、チーム練習と同等レベルのメニューを一人で考え、自宅近くの河川敷でひたすら練習を続けた。この努力が実り3年生では大会メンバーに入るまでに成長した。

また、主務として、様々なデータ分析をする中で、駅伝大会で入賞している過去の先輩たちの練習内容やタイムを見る機会があり、今の自分たちよりも厳しい練習をこなしていることがわかった。
「大会で8位入賞を目指すには今のままではだめだ。」
監督やキャプテンと相談し、選手一人ひとりの月間走行距離を1.5倍~2倍に増やして、チーム全体の基礎力を上げることにした。実際にタイムを縮める選手も出始め、チームとしての底力が向上している。
「今大会は大学4年間の集大成。卒業後は陸上競技を引退する。昨年の大会では区間19位とチームに迷惑をかけた。最終学年としてチームに貢献し、悔いが残らないように8位入賞という結果を残したい。」
こう語った池嶋の目は本気だ。
【文責 大阪学院大学 広報課 中村一明】
大会成績
18年 丹後大学駅伝 12位
19年 丹後大学駅伝 13位
20年 丹後大学駅伝 14位
21年 丹後大学駅伝 16位
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