ウガンダから日本に見る夢

カトーエドリン投手(兵庫ブレイバーズ)

今回の主人公は関西独立リーグ、兵庫ブレイバーズ(兵庫・三田市)でプレーするウガンダ出身のカトー投手。強靭なバネをいかした投球フォームから投げ込む直球は、最速141km/hを計測し、球速以上の威力を誇ります。「日本のプロ野球か、メジャーリーグの球団に入ることが目標。

そのためにたくさん練習をして、投球のレベルをもっともっと上げていきたい」とプロのスカウトから注目を集めるサウスポーはひたむきに腕を磨いています。

夢を志すきっかけは…

日本語に苦戦も、前向きに歩み続ける

ジャパンドリームを掴むために、単身で去年来日したカトー投手。三田市国際交流協会が運営する語学教室で日本語を勉強中。「日本語はとっても難しいですね」と苦戦しながらも、活躍への大事なステップととらえています。

JICA(青年海外協力隊)の活動で日本人が野球を教えた影響もあり、8歳のとき野球と出会ったカトー投手。「野球には海外に出てお金を稼ぐチャンスがある」、野球の認知度がまだ高くないウガンダで、そう教えてくれた人物がきっかけでカトー投手さらに野球に打ち込むようになりました。

這い上がり、日本で夢をつかむ

挑戦のきっかけとなったオケロ・ベナードさん

その人物とは、かつて日本に挑戦したウガンダ人野球選手のオケロ・ベナードさん。兵庫ブルーサンダーズ(兵庫ブレイバーズの前身球団)で2014年にプレーしたオケロさんは、帰国後に日本で学んだ野球の技術指導や普及活動を開始。愛弟子であるカトー投手が日本からのオファーを勝ち取り、オケロさんが果たせなかった、日本のプロ野球やメジャーリーグと契約する夢を託しました。

ウガンダ国内の平均年収は10万円。貧困が課題で、野球道具も環境も十分でないところから這い上がってきたカトー投手。「自分の夢を実現させることで、故郷の仲間を支援することが出来る。

自分の才能をいかせば外国に行って、私のようにお金を稼ぐことが出来るんだと示してあげたいんです」と母国で野球に打ち込む仲間の道しるべとなるべく、夢を追い続けます。

カトー・エドリン KATO EDRINE プロフィール

2006年11月24日生まれ 16歳 
ウガンダ出身 投手 左投両打
身長/体重 183㎝/70㎏
好きな食べ物:パスタ、チキン
苦手な食べ物:刺身、みそ汁


(「あすリート」9月16日放送)

LIVE配信

  • 2024 11/2 (土)
    11:00~

    アーカイブ

    【第103回高校サッカー大阪大会】準々決勝(ヤンマーフィールド)

  • 2024 11/2 (土)
    11:00~

    アーカイブ

    【第103回高校サッカー大阪大会】準々決勝(J-GREEN堺)

おすすめ記事

あすリート テレビ番組 毎週土曜ひる11:35~

読売テレビで放送中!※関西圏のみ

第523回 2024年11月23日放送
【アーチェリー】 パリ五輪代表 野田紗月(24=ミキハウス)
〜日本のエースアーチャーが見据える未来〜 
過去の放送内容はこちら