2020 五輪代表へのサバイバル!

日本カヌースプリント選手権大会
9月8日~9月13日 / 石川県小松市・木場潟カヌー競技場

兄・環太のレースとインタビュー動画です。
妹・帆夏の記事はこちら ➡ 【カヌー/スプリント】#2 妹の帆夏(比叡山高校)18歳がシニアデビュー!

カヌースプリントの日本選手権が石川県小松市の木場潟カヌー競技場で開催、来年度の海外派遣選考を兼ねた重要な大会です。
コロナ禍で試合が中止となる中、今年最初のレースとなる選手も多く、東京オリンピック代表など有力選手がこぞって参戦。
8月22日にあすリートで放送した琵琶湖のカヌー兄妹、遠藤環太と帆夏が出場しました。
【カヌー/スプリント】世界に挑むカヌーの遠藤兄妹 環太と帆夏 それぞれの2020夏

会場となった石川県小松市の木場潟カヌー競技場

激闘1000m決勝 兄・遠藤環太が銅メダル獲得!

オリンピック代表の追加召集を狙う遠藤環太選手(立命館大学/20)は3年連続で出場。得意の男子カヤック1000メートルにエントリーしました。
去年はギリギリ決勝戦に進めず、悔しい思いをしたこの種目でメダルを狙います。
準決勝をトップで通過し、迎えた決勝戦。
対戦するのは東京オリンピック代表の水本圭治選手や福島のスーパー高校生・青木瑞樹選手などナショナルチームがズラリと顔を揃える過酷な一戦。
3レーンの環太選手はスタートから飛び出すと、前半から勝負を仕掛け、先頭集団に食らいつきます。
残り100メートルあたりで、棚田大志選手(5レーン)が抜け出すと、環太選手(3レーン)と水本選手(9レーン)と青木選手(6レーン)が三つ巴のメダル争いに突入します。
1秒間に3人がひしめき合う接戦は文字通り命を削る漕艇を見せた環太選手が3位となり、見事銅メダルを獲得。
ナショナルチームのメンバーを抑えてのメダル獲得でオリンピック代表選考へ大きなインパクトを残しました。

男子1000m決勝、終盤粘る遠藤環太選手(立命館大学)

遠藤環太インタビュー「前半勝負がうまくハマった感じです」

ーレースを振り返って?

環太:今年初めてのレースで緊張もあったんですけど、上を目指すには勝負仕掛けるしかないかなって自分で考えていて、ただレースするだけじゃなくてどこかで仕掛けようって考えていて、いつもは後半に勝負を持ってくるんですけど、今回は一回前半で勝負決めてみたいって思ってたんで、そこで勝負仕掛けて上手くハマった感じですね。
今までは後半のために余力を残していた部分もあったんで、それを前半に持ってきたことで上手くいったんで、これかのレース展開、レース運びはちょっとずつ変えていった方が良いかなと思いました。

ーオリンピック代表選考への手応えは?

環太:今回は結果を残すことが大事だったんで、メダルを獲得できたっていうのは自分でも自信になったところですし、来週にはインカレもあるんですけど、それに繋げていきたいなと思っています。

シニアの日本選手権で堂々の表彰台です。右が遠藤環太選手


男子カヤック シングル 1000m決勝 結果

優勝 棚田大志 (3分41秒310) ナショナルB代表
2位 水本圭治 (3分45秒222)東京オリンピック代表
3位 遠藤環太 (3分45秒647)
4位 青木瑞樹 (3分45秒878) ナショナルB代表

遠藤環太 日本選手権 全成績

男子カヤック シングル 1000m 3位
男子カヤック シングル 500m 6位

五輪代表内定のK4(カヤック フォア)日本代表が“独走”披露

今大会で最も注目を集めたのが男子カヤックフォア(4人乗りでした。
500メートルで東京オリンピック代表に内定している水本圭治(チョープロ)、松下桃太郎(自衛隊)、宮田悠佑(和歌山県教育センター学びの丘)、藤嶋大規(自衛隊)の4人乗りチームが“独走”を披露しました。
非公式なタイムトライアルとして1艇レースとなりましたが、横風を受けながらも1分23秒881をマーク。
4人揃っては今年最初で最後のレースとなりましたが貫録の漕艇を披露しました。

男子カヤック フォア 500m決勝 結果(1艇レース)
水本圭治・松下桃太郎・宮田悠佑・藤嶋大規(1分23秒881)

オリンピック代表フォアの力強いパドリング



取材 青木芳人(読売テレビ)

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