梅雨入り目前の快晴。アウェイ都田に乗り込んで、首位のHondaFCとの首位攻防戦となります。
F.C.大阪にとって、強敵HondaFCとの対戦成績は1勝2分8敗とJFLでは唯一大きく負け越している相手。特にこれまでアウェイのHonda都田サッカー場では1分4敗と勝てておらず、アウェイ都田での初勝利、そして首位奪取を狙います。
先週の大阪サッカー選手権大会決勝で良いプレーを見せたDF附木雄也、MF和田幸之佑がリーグ戦では今季初めてスタメンに名を連ね、またサブにはDF美馬和也、DF岩本知幸が初めてリーグ戦のメンバー入りを果たしました。
前半から攻守の入れ替わりが速く、激しいボールの奪い合いという、首位攻防戦にふさわしい試合展開。8分、ピッチ中央でボールを受けたMF大山武蔵がドリブルでゴール前に侵入するとDF太田賢吾へパス。これがMF久保吏久斗へとつながると、久保はダイレクトでペナルティエリア内にボールを送ります。そこで相手ディフェンダーの裏へ抜け出した大山がGKと1対1になると、大山はゴールを狙いすましてシュート。しかし相手GKのファインセーブされ、決定的なチャンスを逃してしまいます。
この後、Hondaの強度の強い攻撃で攻め込まれますが、チーム全体でHondaの攻撃をブロック。決定的なシーンは作らせません。
徐々に試合の流れを引き寄せたF.C.大阪は27分、相手ゴール前でフリーキックのチャンス。ここはDF附木が頭で合わせたものの惜しくも枠を捉えきれません。
39分にはMF久保がドリブルで駆け上がると、MF大山にグラウンダーのクロスを送ります。大山は相手DFを振り切ってシュートを放ちますが、これも惜しくも枠を捉えきれません。このまま0−0で前半を終えるかと思われた43分、ピッチ中央付近でインターセプトした久保がドリブルで駆け上がると、FW田中直基とともにゴール前で2対2の局面を作ります。久保はそのままドリブルでペナルティエリア内に侵入すると、シュートフェイントで相手ディフェンダーを剥がしてシュート体制に入りますが、相手ディフェンダーが見えた久保はとっさにパスに変更し、田中直基へパス。このボールを受けた田中直基が落ち着いてゴールに流し込み、先制点!固かったHondaゴールをこじ開け、1−0で前半を試合を折り返します。
後半に入っても球際での攻防が非常に激しく、白熱した展開の中、試合の主導権を握ったのはF.C.大阪。相手ゴール前でチャンスを作りますが、相手ディフェンダーの体を張った守備でシュートまでは持ち込むことができません。
70分、コーナーキックのチャンスを得ると、キッカーのDF舘野俊祐が低く速い弾道のボールを送ります。これをDF附木がドンピシャで合わせ、得意のセットプレーから追加点を奪い2−0とリードを広げます。
この後、76分にMF木匠貴大、FW川西誠を投入し、コンスタントにチャンスを作り出します。
83分には、相手にペナルティエリア内まで切り込まれシュートを放たれるがGK田中大が好セーブ、ピンチを切り抜けます。90分にもピンチの場面を迎えますが、全員で体を張ってシュートを打たせず、最後はF.C.大阪にしては珍しく相手コーナー付近で体を張って試合をクローズさせ、2−0のまま試合終了。
後半はF.C.大阪が強豪Hondaをスコア以上に圧倒し、首位Hondaから勝点3、そしてアウェイ都田での初勝利を掴み取りました。
次回のホームゲーム
JFL第10節 F.C.大阪 vs 松江シティFC @服部緑地陸上競技場
5月29日(土)13時キックオフ
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