【F.C.大阪】ヴェルスパ大分に敗れ、今季初の連敗で4位に後退【FC大阪】

2021年06月05日 / サッカー

昨季、J3昇格を掛けた最終戦でヴェルスパ大分に完敗を喫し、昇格を逃した因縁の地でもある大分に乗り込んだF.C.大阪。前日までの雨も上がり、ややじめっとした曇り空の下で行われました。

F.C.大阪は先週の負けを払拭するため、また3位4位対決、そして百年構想クラブ同士対戦とあって、是が非でも勝ちたいこの試合。ここ数試合欠場していたDF坂本修佑、MF大山武蔵がスタメンに復帰、またMF久保吏久斗がベンチ入りしました。

前半から積極的にボールを前に押し出し、試合の流れを掴んだF.C.大阪ですが、最後の1本がつながらず、相手にボールを奪われる展開。V大分はその奪ったボールからロングカウンターを繰り出すも、F.C.大阪が落ち着いてボールを処理し、相手にチャンスを作らせません。

しかし前半の飲水タイムを契機に、相手にセカンドボールを拾われる回数が増えてくると、徐々にV大分ペースとなります。42分、相手のカウンターから自陣ゴール前で細かくパスを繋がれると、最後はフリーとなっていたV大分のMF中野匠に決められ先制を許してしまいます。

早い時間で同点に追いつきたいF.C.大阪は、前半アディショナルタイム、FW田中直基が相手DFを振り切ってGKと1対1のチャンスを作りますが得点できず1点ビハインドのまま前半を折り返します。

後半、F.C.大阪はスローインのボールを受けたFW高橋佳がFW田中直基とのワンツーで抜け出すと、ドリブルでゴール前までボールを運びシュートを放ちますが、このシュートは惜しくもサイドネット。57分にはDF太田賢吾のクロスにMF町田蘭次郎が頭で合わせますが、相手ディフェンダーに当たってしまい得点ならず。

F.C.大阪はMF澁谷雅也、FW川西誠、FW久保吏久斗と次々に攻撃のカードを切って同点を狙いに行きますが、78分にV大分に追加点を許しリードを広げられてしまいます。

最後まで戦う姿を見せたものの、ゴールネットを揺らすことができず、今季初の連敗。順位がV大分と入れ替わり4位に転落するとともに、J3昇格のために必要な百年構想クラブ上位2クラブからも落脱する痛い敗戦となってしまいました。

リーグ戦としては1週休みをはさみ、次は20日（日）にアウェイで5位のソニー仙台FCとの対戦。J3入りを目指すF.C.大阪にとって、前半戦の大きな正念場となります。