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気温も29℃を超え、すっかり初夏な気候の中行われたJFL第9節 高知ユナイテッドSCとの一戦。Jリーグ昇格を狙うFC大阪はライバルとなるJリーグ百年構想クラブとの直接対決3連戦の2試合目となる。
特にこの2節は、ホームでの試合となり、昇格のためにも、またスタジアムに詰めかけたファン・サポーターのためにも、負けられない戦い。
FC大阪は先週のV三重戦でデビューを果たしたMFガブリエル・ピレスがスタメンに名を連ね、MF吉馴空矢がリーグ戦では加入後初めてベンチ入りとなった。
前半開始から激しい球際の攻防で進むが、次第にFC大阪がボールを拾って攻め上がる時間が増える。しかしシュートは枠を捉えきれず、結局前半6本のシュートを放ちながらも、0-0のスコアレスで試合を折り返す。
FC大阪はハーフタイムでMFガブリエル・ピレスに替え、MF町田蘭次郎を投入。一方、高知もFC大阪戦4試合で3得点を挙げているFW赤星魁麻を投入すると、その赤星を中心に攻撃を仕掛けてくる。
すると58分、FC大阪のディフェンスラインからのパスをインターセプトされると、最後はFW岡田大介に決められてしまい先制点を許してしまう。
しかしこの失点で目を覚ましたのか、61分、FC大阪はMF町田が自陣でこぼれ球を拾ってMF久保吏久斗にパスを送ると、ハーフウェーラインからドリブルで相手ゴール前まで持ち込みパス。このボールを受けたのはMF町田。ペナルティエリア内に侵入するとやや角度のないところから左足でシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。
さらにその2分後の63分、今度は相手のパスをインターセプトすると、ワンタッチで素早く前線にパスを送る。最後はMF久保のクロスボールをペナルティエリア内で受けたFW今村優介が胸トラップから強烈なボレーシュートを突き刺し、逆転に成功する。
しかし、その5分後の68分、高知に右サイドからのクロスボールをFW赤星がダイレクトでシュートを決められ2−2。試合は再びふりだしに戻る。
なんとしても勝利を手にしたいFC大阪は、73分、FW木匠貴大に替えてFWルイス・フェルナンド、79分にMF久保、FW今村に替えてMF吉馴空矢、MF上月翔聖と攻撃的な選手を投入する。
ここから立て続けのコーナーキックや、相手GKと1対1の場面を迎えるもチャンスを作るものの、勝ち越しゴールを決めきることができない。
このまま引き分けかと思われた後半アディショナルタイム、FC大阪はGK永井建成からのロングボールを上がっていたDF谷口智紀が頭で繋ぐ。一度相手ディフェンダーが拾うがMF上月がボールを奪い、ドリブルでペナルティエリア内に侵入。相手ディフェンダーを2枚剥がして放ったシュートはゴールに吸い込まれ、土壇場での勝ち越しに成功!
最後はMF前田を投入して試合をクロージング。後半だけで5得点が生まれた非常に熱い試合は、ルーキー上月の劇的な勝ち越し弾で勝利を収め、リーグ戦では4月16日以来3試合ぶりの勝ち点3を積み上げた。
そして、6月4日に行われる2週続けてのホームゲームでは、関西のライバル奈良クラブを迎えての一戦。負けられない試合が続く!
試合後インタビュー
Next HomeGame
2022年6月4日(土)13:00KO 会場:大阪府営服部緑地陸上競技場
FC大阪 vs 奈良クラブ
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