梅雨入り直前、快晴の中行われたJFL第11節。アウェイ島根に乗り込んだFC大阪は、混戦となっているリーグ戦で勝利あげて上位争いをキープしたいところ。FC大阪はGK櫻庭立樹、DF齊藤隆成、山崎舜介、MF前田悠斗、禹相皓（ウ・サンホ）、FW澁谷雅也と前節からスタメンを6人入れ替え、フレッシュなメンバーで挑む。

前半、出足よくボールを繋いでいくFC大阪。
6分にはFW澁谷がミドルシュートを放つも相手GKにファインセーブされてしまう。この後もFC大阪は再三、相手陣内で攻撃を繰り広げチャンスを作り出すが、ラストパスの精度や相手ディフェンダーの粘り強い守備で得点を決めることができない。32分にはサイドから切り込んだFW澁谷がシュートを放つもサイドネットに突き刺さり、チャンスを活かしきれない。

すると前半終了間際から相手の攻撃を受ける時間が出てくると、前半アディショナルタイム、前線でボールを失うと、そのボールへチャージするためにDF山崎が不在となったスペースへ、相手にロングボールを入れられ、GK櫻庭と1対1の場面を作られる。この場面は櫻庭がなんとかゴールの外に追いやるが、しまねのMF加倉広海に折り返され、最後は飛び込んだFW堀田佳佑に決められ、先制を許し、リードされて試合を折り返す。

まずは同点にしたいFC大阪だったが、後半開始直後の49分、DF谷口智紀の中途半端なクリアボールを拾った、しまねのMF加倉にドリブルでゴール前まで運ばれると、MF山本蓮に繋がれ、最後はMF川中健太に決められて追加点を許してしまう。

64分、FC大阪は相手ゴール前でのフリーキックのチャンスを得ると、MF禹相皓（ウ・サンホ）が途中出場のFW宇高魁人へパス、宇高がクロスボールをゴール前送ると、それにDF岩本知幸が合わせて1点差に詰め寄る。この後、FW宇高を中心に右サイドからチャンスを演出するも有効的なシュートは放てない。すると78分、相手のカウンターからしまねFW谷昴也に3点目を決められてしまう。

この後もFC大阪はチャンスは作り出し、相手より2本多い、10本のシュートを放つものの、枠を捉えることはできず、そのまま試合終了。リーグ戦としては第2節以来の2敗目を喫した。

試合後、塚原監督は「遠いアウェイの地まで来てくれたサポーターの皆様に勝利を届ける事が出来ず申し訳ありません。前半の入りは風下ながら出足が良くて今週狙っていた形が出ましたが、前半終了間際に失点し追いかける形になりました。後半は得点を奪いに前に前に出る意識は良かったものの相手のカウンターでの追加点を許してしまいました。今節をしっかり分析、検証し次節の花園第一での鈴鹿ポイントゲッターズ戦に向けて準備致します。」とコメント。

次回、6月19日のホームゲームは、FC大阪史上初となる東大阪市花園ラグビー場第１グラウンドでの開催。
サッカーの公式戦が花園ラグビー場第１グラウンドで開催されるのは、1999年のＪ１・セレッソ大阪―名古屋以来の実に23年ぶり。さらに対戦するのは鈴鹿ポイントゲッターズ。今季からサッカー界のレジェンド・キングカズこと三浦知良選手が加入し、今シーズン最注目の一戦となることもあって、チケットの売れ行きは好調。歴史的な一戦での白星勝利が期待される！

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2022年6月19日（日）13:00KO　会場：東大阪市花園ラグビー場 第1グラウンド
FC大阪 vs 鈴鹿ポイントゲッターズ

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