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気温30℃を超す汗ばむ陽気となった東大阪市花園ラグビー場第1グラウンド。
ラグビーの聖地とされるこのスタジアムで、東大阪市をホームタウンとするFC大阪にとっては念願のホームゲーム。そして、サッカー界においても1999年のJ1セレッソ大阪vs名古屋以来の23年ぶりとなるサッカーの公式戦が開催されるという歴史的な日を迎えた。
この一戦の対戦相手は鈴鹿ポイントゲッターズ。今季、サッカー界のレジェンド・キングカズこと三浦知良選手が加入し、リーグで最も注目を浴びるチーム。非常に多くのファン・サポーターの来場が予想される一戦。その試合前には、スタジアムの外にあるイベント広場には37の屋台が立ち並び、会場に向かう観客が足を止めて試合前の時間を楽しんでいた。
会場内でも多くのイベントが行われ、観客が最もどよめいたのは、東大阪出身の吉本新喜劇の未知やすえさん、ラグビー日本代表の大畑大介さん、大西翔太郎さんのトークイベント中。この日はベンチ外で会場には来ないと思われていたカズ選手が突然登場!一人一人と握手を交わし、写真撮影に応じるなどキングらしい丁寧な振る舞いでファンサービスに応えた。
そして、いよいよ歴史的一戦を迎えたFC大阪は、GK永井建成、DF美馬和也、DF舘野俊祐、MF今村優介、MF西矢健人がスタメンに復帰、またキャプテンのDF坂本修佑も5試合ぶりのスタメンに名を連ねた。
試合は前半開始からFC大阪が相手陣内に攻め込む形。6分にはコーナーキックのボールをMF町田蘭次郎が頭で合わせるも惜しくもポストを叩くと、20分には同じくMF町田がミドルシュート狙うが枠を捉えきれない。
逆に25分、FC大阪は自陣ゴール前で相手に直接フリーキックを与えると、フリーキックのボールを受けた相手に前半で唯一となるシュートを放たれるが、FW木匠が頭でクリアし、このピンチを脱する。41分にはDF舘野が相手GKが大きく前に出ているポジションを確認した上で、ロングシュートを放つも、間一髪で止められ、前半はスコアレスで試合を折り返す。
後半に入ってもFC大阪が相手ゴールに攻め込む形が続く。65分、MF久保吏久斗からのクロスにMF今村が頭で合わせるが、ゴールライン上、あと数センチのところで止められてしまう。さらに71分には途中交代で投入されたMF澁谷雅也がシュートを放つも相手GK正面となかなか得点が決まらない。
一方、75分には鈴鹿のコーナーキックからボレーシュートを打たれるも、GK永井建成のファインセーブで得点を許さない。
スコアレスドローの結果が予想された89分、FC大阪は相手ゴールから少し離れた位置で得たフリーキックのチャンス。キッカーは途中交代のMF日髙慶太、ファーを狙ったボールを受けたDF坂本は、わずかなスペースを見逃さず思い切り右足を振り抜く、、このボールが美しい弧を描いてゴールに吸い込まれ先制点を挙げる!そして5分が提示されたアディショナルタイムを全員で守り抜き、試合終了のホイッスル。相手の攻撃をシュートわずか3本に抑え完全にシャットアウトしたFC大阪が、キャプテン坂本の劇的な決勝点で勝利を掴み、順位も3位に浮上させた。
記念すべき東大阪市花園ラグビー場第1グラウンド初戦をスタジアムで観戦したのは、JFL第4位となる12152人。FC大阪がJリーグ昇格を果たすためには、順位はもちろん、観客動員数にも厳しいラインが引かれている。ホーム平均入場者数2000人以上、今季はホーム戦15試合で30000人以上の入場が必要となり、この試合を終えて17395人をカウント。残り8試合で12605人の入場者を確保できるかどうかは、FC大阪の勝利、そしてチームの魅力をどうアピールするかで大きく関わってくるだろう。大阪第3のJリーグクラブ誕生に向け、クラブ一丸となった戦いはここからだ!
試合後インタビュー
Next HomeGame
2022年7月2日(土) 14:00KO 会場:大阪府営服部緑地陸上競技場
FC大阪 vs ラインメール青森
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