【FC大阪】因縁のV大分に引き分け！J3昇格は次節以降に持ち越し！

2022年10月31日 / サッカー

前節の寒いアウェイ青森で、J3昇格を目指すラインメール青森に勝利したFC大阪。今節は日差しが強く、汗ばむ陽気のアウェイ大分に乗り込んでヴェルスパ大分との一戦となった。

2020年の最終戦。勝っていればJ3昇格という試合で、アウェイV大分との一戦で0−３の惨敗で、悔しい思いをした地であり、その記憶を持って大分に乗り込んできている選手、サポーターの中にも多い。

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J3昇格の昇格条件の一つである「JFL4位以内かつ、百年構想クラブの上位2クラブ」に入るためには、FC大阪は勝てばその時点で確定。引き分けだと同時刻に開催されている5位青森（vs.ホンダロックSC）の試合の結果が引き分け以下に終わると、順位要件が達成する大切な試合。

FC大阪は先週の青森戦からスタメン、ベンチ入りメンバーを入れ替えず、この一戦に挑む。

前半、FC大阪は先制点を狙うべく相手陣地に攻め込むと、27分にはMF町田蘭次郎のシュートがポストに直撃するなど得点の匂いを感じさせる。そして迎えた34分、コーナーキックのチャンス、MF日高慶太のボールをDF坂本修佑が頭でつなぎ、最後はMF禹相皓（ウ・サンホ）がダイレクトで技アリのシュートを決め、待望の先制点を手にする。

このあともチャンスを作るFC大阪だが追加点が奪えず、1点リードのままで前半を終えるかと思われた45分、V大分 FW中野にシュートを決められ同点。前半は1－1で試合を折り返す。

勝ち越しを狙うFC大阪だったが後半開始直後の52分、V大分 MF利根瑠偉にドリブルで持ち込まれると、最後はFW前田央樹にヘディングシュートを決められ逆転を許してしまう。

J3参入が目前に迫り、なんとしても勝利でJ3への扉をこじ開けたいFC大阪は、59分にMF町田蘭次郎、FW今村優介に替えて、前節決勝点を決めたMF清本拓己、またその決勝点に至るドリブルを見せたFW宇高魁人を投入すると、その直後の61分、FC大阪は相手陣内での直接フリーキックのチャンスを得ると、MF日高が蹴ったボールはペナルティエリア内で相手GKの頭上を越え、そのボールをDF谷口智紀が頭でつなぎ、最後はFW木匠貴大が落ち着いて決めて同点に追いつく。

勝利に向けて交代のカードを切りながら相手陣内で積極的に攻撃を仕掛けるが、相手DFも決死のディフェンスでゴールを守り得点を決めることができず、相手の倍のシュートを放ち攻撃的に勝利を目指した試合でしたが、このまま2－2で引き分け。

昇格条件の対象の5位青森が勝利したため、今節でのJ3参入の順位要件を達成することができず。しかし、アウェイで価値ある勝点１をもぎ取ったFC大阪は、次節、ホームでHonda FCを迎えての首位攻防戦。ここで勝利してJFL優勝を引き寄せる、そしてホームの観客の前でJ3参入要件のクリアを目指す。

※次節におけるFC大阪のJ3参入順位要件成立は 11月5日（土） vs.Honda FC（＠大阪府営服部緑地陸上競技場 13:00キックオフ）にて勝利すること。また、引き分けの場合は翌日6日（日）に開催されるラインメール青森 vs 東京武蔵野ユナイテッドFCにおいて、ラインメール青森が引き分け以下の結果となった場合、順位要件が達成する。